LAVAプロフィール shape

東京のクラブシーン、ラテン音楽シーンの貴公子。ブラジル、ラテンテイストをモ チーフに世界の音楽シーンで活躍するDJ&サウンドプロデューサー。 90年代後半からロンドンにてDJのキャリアをスタート。1st Album "Aile Alegria"を皮切りに数々のアルバムをリリース。ブラジリアン・ヴォーカリスト Gladston Galliza、スミノフアイスなどとのコラボレーションでアルバムをリリース。イタリ ア、アメリカ、韓国、などグローバルな音楽市場でリリースされ チャートをにぎわせている。 2007年12月にはIncognitoによる"Aile Alegria"のカバーも収録した待望のベストア ルバムをリリース。

shape

2012年4月 4日 (水)

LAVAブログ / "4Vida 全曲解説"

Photo_2みなさん、久しぶりのブログです。おそらく僕はブログという言葉を分かってないような気もしますが、またお付きあいください。
8年振りの新作"4Vida"を4月11日にリリースします。全12曲の曲解説を書いてみました。是非ご覧下さい。絶対欲しくなります。

001: Time To Fly feat.Miriam Aida&Roman Andren

Photo_32008年に偶然にも買った1枚のアルバム、"Juanita"。アーティストはRoman Andrenというスウェーデン人のピアニストでした。僕はこの男のソングライターとしての才能、音作りのユニークさ、そしてアルバム全体を通したストーリーの演出力、全てに魅了されたのです。その後Romanが2009年に来日した際、勝手に彼に曲を作り、僕の得意技のひとつでもある「直談判」をしにコットンクラブまで向かいます。
そこから僕の4枚目のアルバムへの闘志に火がついたと言えます。僕が作った曲を気に入ってくれたRomanはPhoto_4「スウェーデンにおいで」とのこと。出来立ての2曲のデモを持って真冬のスウェーデンで録音した1曲がこの"Time To Fly"です。シンガーは北欧でも第一線で活躍しているMiriam Aida。彼女の起用は僕がRomanに頼みました。
作曲家として、特に今は「爽快感」や「躍動感」を含む曲、それも文句なしに気持ちの良い音楽を作ろうという使命感に包まれています。そんな想いにさせてくれた、今では大切な友人にもなったRoman Andrenに僕は心から感謝と尊敬の念を抱きつつ、みなさんにとっての"Time To Fly"がこの曲と共に訪れることを願っております。
Roman Andrenオフィシャルサイト
Miriam Aidaオフィシャルサイト


002 : Brazilian Waver feat.Frances Maya

Photo_5友人でもあり弟のような男だったNujabesことセバジュン。彼のアルバム "Modal Soul"に収録された"Ordinary Joe"を実は僕がリミックスを手掛けていて、その最中にジュンは亡くなりました。僕が使っていたのはTerry Callierの歌のデータだけだったので、トラックは全てリミックスというよりも作曲と言えるものでした。作りかけたリミックスを彼の死後、さらにアレンジを加えて全くのLAVA流ブラジリアンハウスに変えたのがこの" Brazilian Waver"。シンガーにはFrances Mayaを起用。この太さとこの素材感、そして匂いがこれからやって来ると予感される南米ブームに繋がっていければと思っています(タイトルもまさに!)。
そしてジュン、君をきっかけに出来た曲です。キックでかめ、トラックのインパクト、音のレイヤー、全てが天高く、鳴り響いていると思うよ。
さあ、みんなで体をブラジル風に揺らしましょう!
Frances Mayaオフィシャルブログ

003 : Sentimentos feat.Wilma de Oliveira

Photo_6直談判もそうなんですが、僕が神様からもらった最高の得意技、それは空から降ってきたメロディーをキャッチして曲を作るという作曲方法。2012年4月のリリース日も決まり、残りの作曲について頭を悩ませていた今年の初め、何気なくいた自宅のベランダでこの曲の全てが降ってきました。その瞬間僕はブラジル人女性シンガーのWilmeに電話をしました(彼女の声まで空から聞こえててきたので)。ブラジルに帰っていたWilmaに歌詞と歌を依頼し、サンパウロの広大な自然の中で彼女は"Sentimentos"を書き上げます。
アルバム中唯一のボサノヴァであり、甘く切ないメロディーが風に乗ります。やはり空からやって来た音楽は、空に戻っていくんでしょうね。
Wilma de Oliveiraオフィシャルサイト


004 : Sharing Love feat.boheminanvoodoo&Frances Maya

Photo_7僕が4年程前から続けている"LAVA Lounge"というライブイベントがあります。お薦めのアーティストのライブを毎月1回、六本木ミッドタウンのA971というレストランで紹介するのが"LAVA Lounge"なんですが、アルバムの制作を始めた頃から、このイベントに出演したアーティストを起用して曲を作ろうと思っていたのです。 bohemianvoodooは横浜出身の若きジャズバンド。彼等のメロディーセレクトはキラリと光るものがあると感じた僕はこの曲を作り、さあ録音するぞとスタジオをとったら2011年、3月11日に東北地方太平洋沖地震が起こりました。スタジオを予約した日は3月12日だったのです。それから何ヶ月後に録音し直したかも今や覚えていないのですが、同じく"LAVA Lounge"にも出演し、この曲で歌詞を書き、歌とリーディングを担当するはずだったシンガーのMedbyがめでたく妊娠し、参加が不可能となり、ピンチヒッターとしてFrances Mayaが語り、歌ってくれました。それは今年に入ってからでした。いやいや、色々起きます。。
"Sharing Love"は僕の曲でもよく登場する打ち込みと生演奏の融合を目指したもの。上手くいかない場合はとことんミックスされないのですが、Medbyの書いたピースフルな言葉の数々と、bohemianvoodooのパフォーマンスへのパッションが、何かそういったアレンジのきめ細やかな部分さえもぶっ飛ばし、大きな「愛」でまとまった気がします。自然の猛威で延期された音楽が、自然の素晴らしさを歌っています。これも "Sharing Love。
boheminanvoodooオフィシャルサイト


005 : 4Vida

アルバムタイトル曲です。この"4Vida"の意味を説明すると、4は4枚目のオリジナルアルバム。"Vida"はスペイン語で"Life"。すなわち"4(For) Life"となるわけですが、音の響きと雰囲気を重視した感が強いですね。もちろんアルバム自体は自信作ですから、みなさんの生活のお共になっていただければという想いは強いのですが。
「音の響きと雰囲気」、まさに僕がトラックを作る時のテーマでもあります。アルバム中唯一のインストナンバーであり、まさに雰囲気重視。時間がなく、デモを作れなかったので、参加してくれたミュージシャン達に僕の「歌声」で全てのアレンジをスタジオで伝えました。このメロディーも確かベランダだったような気が。


006 : What Of My Heart feat.Miriam Aida&Roman Andren

Photo_81曲目の"Time To Fly"と、この" What Of My Heart"がスウェーデンのマイナス16度の中でレコーディングしてきた曲です。僕がサウンドプロデュースを手掛ける東京のヘアサロン、ACQUAのためのコンピレーションCD(2010年リリース)の1曲目に収録されています。ユニークなメロディーラインをMiriamが実に見事に歌ってくれていますが、途中スタジオで彼女とディレクションをめぐり気まずくなり、衝突し、(海外ではよくあるんです)Miriamは出て行ってしまったんですが、なにせ外は極寒。すぐに帰ってきましたよ(笑)。生演奏の質感とMiriamのボーカルスタイルが「LAVA的」に結ばれた1曲と言えます。
Roman Andrenオフィシャルサイト
Miriam Aidaオフィシャルサイト



007 : 闇夜に放て feat.Saigenji

Photo_9実はサイゲンジとはデビューした年が同じで(僕の場合はデビューって感じではないですけど)、当時は一緒に地方プロモーションに行ったり、僕がDJをしている現場に彼に演奏しに来てもらったりと、よく顔を合わせていました。でもこの8年ぐらいはSaigenjiとは会っていませんでしたが、3月11日の震災後に 「闇夜に放て」のメロディーと歌詞は生まれ、気が付いたらサイゲンジに電話していました。「君以外は歌えない」と。
僕がLAVAとして日本語で音楽を作るのは始めてなんですが、ここに至る経緯はあくまでもナチュラルで、アルバPhoto_10ムに日本語を入れてバランスがとれるのかな?といった迷いも一切ありありませんでした。それぐらいこの曲は作るというよりも、届けるといった意識の方が強かったのでしょう。トラックに個性と独特のメッセージを加えたかったので、以前僕のアルバム"Mundo Novo"にも参加してくれたセネガル出身のLatyr Syが、ジャンベと歌を録音してくれました。これは彼流の「祈り」だそうです。
「星を頼りに、この情熱を武器に」、サイゲンジが爪弾く愛の歌が闇にささります。
Saigenjiオフィシャルサイト







008 : Loco Babe feat.Mina Martinez

Photo_11キューバ人と日本人のハーフでもあるMina Martinezと知り合ったのはもう10年前も前のことで、当時彼女はまだ20歳になったばかりでした。ある企画のアルバムで僕が彼女のために3曲新曲を作ったんです。実は今でも僕はその"Jamzz"というアルバムが好きでよく聴いているんですよ。その後僕のコンピレーションや企画もののアルバムで何度かMinaに歌ってもらいましたが、彼女の個性でもある「声」が変わってしまったと感じました。なんだか「大人っぽく」なっちゃったんです。
このラテンとは全く言えない曲。実は2年以上前からトラックを作り出していて、アルバムを作るというイメージがない頃からProtoolsをこねくり回していた記憶があります。仮歌を自分で入れていた時、「Minaがいいんじゃないかな?」と思い電話。久しぶりに会ってみたら彼女はもっと大人にはなっていましたが、声が元に戻ったんでは?と感じさせてくれました。この曲だけは唯一我が家で全て録音しました。その質感とMinaの独特な浮遊感がたまらない存在感を生み出しています。
Mina Martinezオフィシャルサイト


009 : Between The Shadow And The Sun feat.Roman Andren

Photo_12今回のアルバム中、最後に出来たのがこの曲です。"Between The Shadow And The Sun"という言葉とメロディーは同時に降ってきました。確か歩道橋を歩いている時だったと思います(ジムに行く前かな?)。曲が男性のイメージだったので、始まりがRoman Andrenだったんだから、終わりも彼にしようと思い、すかさずコンタクト。もうスウェーデンに行っている時間はないので、データのやりとりで完成させました。このナンバーに関しては彼は歌だけの参加です。もしRomanを日本に呼ぶ機会があれば、是非一緒にライブでやってみたい1曲でもありますね。
Roman Andrenオフィシャルサイト


010 : Trance Human feat.XS

Photo_13"4Vida"のもうひとつのテーマに「音を太く仕上げる」というのがありました。これはキックやベースを大きくするとか、マスタリングでLowを強調するとか、そいういったことではなく、音楽そのものが持っている「太さ」を大切にすることにあります。簡単に言えば「太い曲を作る」ということ。現代の圧縮された音に慣れてしまった人達に、良質でがっちりとした音を提供したいという、音楽家+DJとしての念があります。
元エスカレーターズであり、現XSの「音にこだわる」アーティスト兼キーボーディスト、堀越あきひろさんと共作でクリエイトしたトラック、それが"Trance Human"。ブリブリしてますよー!今回堀越さんは他の曲でも素晴らしいピアノやエレピを披露してくれていますが、1曲だけ、彼の、彼らしいトラックを作りたく、まず最初に出来た堀越さんのエレピフレーズに僕がスキャットのメロディーラインを作り、ドラムトラックをプログラミングして、その後ベースや上もののキーボードパートを堀越さんが録音していくというLAVA流の流れ作業で制作しました。ちなみにタイトルの"Trance Human"。僕が好きなフランスの経済学者、思想家のジャック・アタリ氏が「世界に愛を届ける人物達」をそう呼んでいるんです。この「太い」ダンスビートとジャック氏の提示する論が、僕の中では間違いなく一致しています。
堀越あきひろオフィシャルサイト


011 : We Suffer We Struggle We Survive We Celerbrate feat.Olivia Burrell

Photo_14おそらくこの曲が録音されたのは8年程前なんですが、どういういきさつで、どういうつもりでこの曲を制作、録音したのかを全く覚えていないんです。ただ、僕のPCのフォルダの中には"Latin Disco"というタイトル(ひどいタイトル!)で、ずっといるんです。時々引っ張り出しては、何かを追加したり、消したり、構成変えたり。そして最終的にカナダ出身の、僕の作品でもよく歌で参加してくれているOlivia Burrellに力強い言葉の詩を書いてもらい、彼女のリーディングを載せて完成させました。そんなわけで、足掛け8年で出来た曲、それが、"We Suffer We Struggle We Survive We Celerbrate"です。ドラムはソイルのみどりん、キーボードには45 a.k.a. SWING-O、ギターにはFlying Kidsの丸山さんと、錚々たるメンバーが参加しているにも関わらず、なんで僕は覚えていないんでしょうね。でもま、かっこいいですよ、この感じ。オリビアの淡々とした「愛のメッセージ」も、今の世界のテンションにはちょうどいいお湯加減です。
Olivia Burrellオフィシャルサイト


(Bonus Track)
012 : Dive feat.Frances Maya (Extended Version for DJ Use)

Photo_15昨年の11月にリリースした企画盤、"AGOYSTA"に収録した人気ナンバー "Dive"を、DJ用に曲の前後にドラムトラックを付け加え、よりフロアー映えするようトラックダウンとマスタリングをやり直し、ボーナストラックとしてラストに入れました。久しぶりにDJのみなさんにはがんがんとプレイしていただきたい曲を作れたと思います。もちろん踊り子達にもなおいっそうのパワーと激しさを!

Live 4 Love

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2011年1月26日 (水)

新作への道1

みなさま、明けましておめでとうございます。
すっかりご無沙汰のブログになってしまいましたが、お元気でしたか?
2011年は7年振りのニューアルバムのリリースイヤーであり、LAVA10周年のアニバーサリーイヤーでもあります。
振り返ることはぜずに、次の10年を考え始める10周年にしようと思っています。
まずはこのブログにて新作の進行状況をどんどんとお知らせしようと思います。 随時色々動いたら書いていきます(珍しくちゃんとブログやります/言い切り)。

アルバムタイトル:未定
リリース予定日;おそらく7月か8月。
値段:言い値(嘘ですよ。おそらく2000~2400円ぐらい。
内容:まさにLAVA。14曲程収録予定。

いくつか出来つつある曲もあるので、ざっと見えているトラックリストを。

001:Time To Fly feat.Miriam Aida&Roman Andren

記念すべき新作の1曲目はこれにしようかと。昨年訪れたスウェーデンでレコーディングしたもので、ロマン・アンドレンとの作業をイメージして作った曲です。決まるか決まらないか分かりませんでしたが、ボーカリストもミリアム・アイーダを想像して書いたので、決まってホッとしました。曲に関してはBPM125のブラジリアンビートで、サビはみんなで大合唱出来るでしょう。なのでフロアー向けのリミックスも作ろうと思っています。テーマは「昇天」です。
僕にとってロマン・アンドレンは尊敬するソングラーターでもあり大切な友人でもあります。彼を日本に招待して、一緒にこの曲をプレイすることを日々イメージしています。

002:What Of My Heart feat.Miriam Aida&Roman Andren

これも"Time To Fly"と同じく、スウェーデン録音の為に書いたもの。2010年11月にリリースしたコンピ、"ACQUA×LAVA"の1曲目に先行で収録しました。&現在の僕のHPにアクセスすれば聴けます。イメージしたのはLAVA流"Back To Sergio Mendes"。サビのメロディーラインがコードと共に変わっていく構成と、ミリアムとロマンのデュエットが僕にとっては新鮮でした(作って言うのもなんですが)。Jilty Soulのドラマー、久保まさひこ君のドラムを思った通りの音で録音出来たのもグッド。

003:タイトル未定 feat.Wilma de Oliveira

僕のアルバムでは常に参加してくれています、日本在住のブラジリアン女性シンガー、Wilma(ヴューマ)をフィーチャリングした新曲。曲のことで彼女に会うと、「あー、また新作を作るんだな」という気になります。初めてWilmaに会ったのももう10年以上前なんですよね。
今回は2曲、Wilmaをフィーチャリングしようと思っていますが、その内の1曲は”Blondie Meets Brasilian Electro”といった感じでしょうか。演奏も全て自分で手掛けようと思っています。こういった曲は自然と出来上がるので、やっぱり僕のお里って70年代以降のパンク、ニューウェーブなんだなって照れながらも思います。

004:タイトル未定 feat.bohemianvoodoo

先日のモーションブルーでのライブも大成功だった、横浜発進の若きジャズバンド、bohemianvoodooと一緒に作ってみようと思っています。デモは出来て、彼等にはもう渡していますが、みんな気に入ってくれたようで何より。曲調はBPM118のジャズサンバで、英語でのポエトリーリーディングも入れようと思っています。印象的なピアノのフレーズとサビでの女性コーラスはまさに僕とbohemianvoodooの合体にはふさわしい1曲だと思います。彼等が単独でこの曲をライブでやってくれたら嬉しいですね。

005:タイトル未定

もともとはNujabesの"Ordinary Joe"のリミックスの為に制作していましたが、残念ながらリリリースすることが出来なかったので、メロディー等を変え、再構築&再アレンジしたものです。LAVA流のBrasilian Houseで、フロアーでは特に威力を発揮すると思います。サンプリングも久々に「らしく」使えたかな。BPMは120で、ボトムも意識してファットに作りました。DJにも使い勝手のいい1曲になるでしょう。出来れば"Todo Dia"を歌ったGladston Gallizaに歌って欲しいと思っております。またスペイン録音ですね。

後は断片的にいくつものアイデアやメロディーがありますが、今それを文字にすることは出来ないので、また見え次第、その都度ここに書いていきます。
お待たせした分、間違いなく素晴らしいアルバムをみなさんにはお届けします。
楽しみにしていてください。

Live 4 Love.
LAVA

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2010年8月12日 (木)

竜の声

何年か前まではそんなことを思わなかったが、最近やけに思うのだ。
「学生時代の友人達は元気かな?」
自分がこういった仕事をしているせいで、歳を重ねていることを自覚しづらい。いや、正確に言うと年齢と比例した生き方をしていないので、時間の経過に人よりも少し鈍いところがあるんだと思う。
その分かりやすい時間の経過をより鮮明に分かりやすくしてくれるのが同窓会や、学生時代の友達に会うことなんだろう。それはまさしくノスタルジーの極みである。
このブログでも紹介したが、ひとりの同級生はお笑いの世界に身を投じ、今では長州小力氏と「西口プロレス」を立ち上げ活躍している。
ひとりは、かなり早い頃からインターネットでのショップサイトを立ち上げ、サーフボードやウエットスーツをひたすら販売している。彼等は学生時代から柔なパンクスの僕とは違い(ほんと駄目)、真剣なサーファーだった。
その内のひとりが井口 竜声(いぐち りょうせい)だ。
高校卒業後に料理人の道に進み、海外でのレストラン経験も経て、1年近く前に満を持してお店を持った。彼の個性的でやたらとかっこいいその名前「竜声」にちょいと手を加えた「竜の声」(りゅうのこえ)が店名だ。僕はその「竜の声」が好きである。
その昔、僕は浜松町の居酒屋でアルバイトをしていたが、その店には会社の悪口を言う奴と不倫のカップルしか来なかった。ネガティブオーラに支配された嫌な客層だった。今までの仕事で一番疲れたな、あれは。
そもそも酒の場は、力にみなぎった未来を語る愛の場だ。僕はずっとそう思っていた。
毒を吐きたいなら、誰もいない岩場とかに行けばいい。
竜(りゅう)は自分のお店を渋谷を少し越えた神泉駅の近くに作ってくれた。久しぶりに会えた彼は経験とテクニックとガッツを掲げ、頑張っていた。
彼のご飯は美味しい。それに「いいの?」っていうぐらい多種多様の創作料理をリーズナブルに提供してくれる。この飲食業界マンモス氷河期到来の時代に、いつ行っても楽しく、幸せな空間を僕らに差し出してくれる。
しかし何故僕らは学生時代の友人に会うと、決まっていつもセンチメンタル&ノスタルジーな気分になるんだろうね。安心と甘酸っぱさを足して懐かしさで割る感じ(分かる?)。何ものでもなかった時代に出会えた連中は、何ものかになってから知り合う人達とは違う特別感がある。その特別感が今ちょっと心地よいのかもしれない。
神泉ですが、渋谷に行っても立ちよってみてください。ちなみに彼はUFOとか宇宙人のことにやたら詳しいです(笑。
Live 4 Love.
P1010054 「竜の声」
18:00~24:00(23時ラストオーダー)
東京都渋谷区円山町13-9
03-3770-7537(小さなお店なので電話してから行った方がよい)

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2010年7月30日 (金)

LAVA FACTORY

Lavafactory_icon_640x480_2 僕の番組が来たる8月2日(月)、USTREAMで22時に開始します。
名付けて"LAVA FACTORY"。
僕が前から起したかったアクション、それは音楽を通したリレーションです。この情報が飛び交って、聞きたくもないことまで耳にしてしまう世の中で、自らを信じ、必死に自分から手を伸ばしていく行動が今、必要だと感じます。そしてそういう時代がやって来たと確信しています。
まわりに惑わせられることなく、ひたすら夢を追う。そんな独自の目標を持った人達へメッセージを送り、実践、実現への架け橋となってくれればいいと思い、この番組を始めることにしました。それは僕からみなさんへの、
「情熱リレーションシップ」
です。

毎月第一月曜日の21時からUSTREAMにて放送します(第一回目の8月2日だけ22時からです)。
やることは、ひたすら話す(笑)。そしてその情熱を持って生きている様々な人々をゲストに呼び、どうやって生きてきたかを聞いてみます。僕らの生き方には教科書や参考書がありません。そこにはかなりのオリジナルな生き方がある。それを聞き、話すだけです。どんなに連呼される表面的な情報よりも、人力を持った人々の言葉は何よりも胸に響きます。放送とは本来そういった「熱」を飛ばすものです。
プラス、いくつかの関連会社、レコードレーベルとも連携を持ち、ショップサイトの運営も行い、これから活動していきたい人々へのサポートを始めます(これからなので、ちょっとまだ時間がかかると思いますが)。「LAVAブランド」を構築し、そこに集うアーティストの作品を独自のルートで発信していこうと思います。要は僕らが工場を作り、プレイ出来るグラウンドを作るんです。

そのベースとなる番組が"LAVA FACTORY"です。下記にアカウント等の情報を載せましたので、まずはご覧ください。ちなみに8月2日の記念すべき第一回目の放送はゲストは出ません。僕だけでやります。ムーブメントを作るのは「人力」だと信じてまずは始めてみます。
実は先週、予告編(PREVIEW)を撮影してアップしておいたのでご覧ください。
では2日の月曜日22時、"LAVA FACTORY”でお会いしましょう!

*ゲストで出たい、何かを伝えたい、発表しに行きたい、音楽聴いて!等。
なんでもTwitterのLAVAFACTORYまでどうぞ。

LAVA

ーLAVAFACTORYー
『LAVAによる情熱リレーションシップ』

USTREAM番組名:LAVAFACTORY
Twitterアカウント:@LAVAFACTORY

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2010年7月 3日 (土)

お薦めアルバム

51cmy9laopl_ss500_こんにちは。またまた久しぶりになりますが僕はとっても元気です。みなさんも暑さに負けず熱く生きていることと思います。

久しぶりに胸躍る傑作アルバムを聴いたのでお薦めしましょう。
"Late Night Tales" というミックスCDのシリーズもので、今までにナイトメアズ・オン・ワックス、ジャミロクアイ、グルーブ・アルマダ、ファットボーイ・スリム等、名高いアーティストによる「夜向け」の選曲とミックスを聴けた僕もお気に入りのシリーズだったんですが、なんとそのシリーズ最新作にマイフェイバリットでもある、 The Cinematic Orchestraが登場しました。僕も自身のコンピレーションに彼等の曲をコンパイルしたとがありますが(”London Collection”というコンピレーションです)、英国という場所らしい実験の要素と、独自の感覚とセンスがソリッドであり、同時にウオーミングな音をかもし出す、まさにシネマティックかつドラマティックなバンドなんです(分かる?)。僕もただものではないなと前から思っていたバンドのリーダーであるジェイソン・スウインスコーが自ら選曲とミックスを担当しています。
そして、やはりただものではなかった。。
息を飲むほどに美しいミックCDでした。ため息が出ますよ、本当に(いい意味のね)。
僕は現在医療関係の音楽のプロデュースもしていて、いわゆるフロアー向けではない選曲とミックスを日々研究しているのですが、やられましたね。これですよ、これ。
セクシーであり、ストーリーがある。そして同時に音楽の素晴らしさを選曲とミックスの技でしっかりと聴くものに伝えていく&体はどんどんとリラックスしていく。
ジェイソンはプレーヤーであり、プロデューサーでもあり、映画音楽にも携わっているスーパーブレインの持ち主です。彼がこよなく愛した音楽が19曲の「物語」として綴られていきますが、いきなり1曲目の最近大ブレイク中のフライング・ロータスからニック・ドレイクにつながる瞬間、僕のハートはノックアウト。 BPMでつないでいくのではなく、音と音をつないでいく、いわゆる「コードアタック」です(僕はそう呼んでいる)。そのうち曲が何処で変わったなんて全く気にならなくなります。みなさんも御存じのトム・ヨーク(レディオヘッド)やビヨークが全く新しい形でこのストーリーには参加していますし、全編を通して、ここまで徹底されたミックスはもしかした始めて僕は聴いたかもしれません。めちゃくちゃ凝ってます(かなりジェイソンは時間をかけたと見た)。選曲家としても強烈に印象に残る、そして勉強になるアルバムですし、リスニング用としても一生重宝するミックスCDであります。

お買い求めあれ!

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2010年5月 9日 (日)

LAVA 43rd Birthday&"ACQUA ×LAVA"Release Party

Cake 正確には5月4日が誕生日なんですが、7日の金曜日に僕がサウンドプロデュースを手掛ける丸の内P.C.M.にて、盛大に自身の43回目のバースデイパーティーを行いました。
この日はもうひとつお祝いすることがありました。日本を代表するヘアサロン、ACQUA(アクア)のCDを作ったんです。そのリリースパーティーも兼ねたダブルセレブレートパーティーとなったこの夜。エネルギーに満ちあふれた、そして、美しい人々に囲まれた、それはそれは素晴らしいパーティーとなりました。

この場を借りてみなさんにはお礼を申し上げます。

Djs よくぞ場を考えた選曲でみなさんをおもてなししてくれたDJの南部さんと誠一郎君。
やはり良質な音楽に囲まれていると人々は元気になっていきますね。この夜は僕が訪れてくれたゲストへの対応で殆どDJが出来なかった中、長い時間プレイしてくれてありがとう!VJの足立さんも最後まで店内を飾ってくれてありがとうございました。

サンバダンサーのRINA、TAKAE、SATO-MARI。もう君達なしではパーティーは盛り上がりませんね。悪天候の中、店内を見事にリオに変えてくれました。訪れたブラジル人の友人も喜んでいました。そして驚きのプレゼント(スカイダイビングSky Dancers をプレゼントされた!)。その費用に協力してくれたみなさんもありがとうございます。
次は真夏にやろうね。

今や見るものを完全に虜にしてしまうラテンビューティーのダンサー、MOMOKO。
P5070243 あなたのファンは確実に増えているね。訪れた誰もが口にするよ。
「モモちゃん最高」って。
彼女は天からオーダーを受けたダンサーだと僕は思っています。それは目標とかではなく、やり遂げなければならない、むしろ使命に近い。さりげなく踊っているようにも見えるが、実は毎回しっかりコンセプトを考え(僕の抽象的な意見をもとに)、たっぷりと練習をしている。踊れば踊る程成長していくね。お祝いの踊り、忘れないよ。
ありがとう。

あの混雑した状況でプロとしてしっかりと仕事をしてくれたP.C.M.スタッフのみなさん、そして場を作ってくれ、巨大で愛の詰まったケーキを用意してくれた三好コーポレーションの方々。パーティーを実現させてくれて心から感謝いたします。ありがとうございます。

Digipak_1 そしてAQCUA CDを僕のコンセプトを元にゼロから作っていってくれたP-VINEレコードのディレクター、塚本謙君。そして僕のパートナーの佐々木恵一郎君。アルバム用の写真を撮影してくれた偉大なるフォトグラファーの馬場道浩さん。グッドデザインを手掛けてくれたOrbitの鈴木ミチ君とゆうすけ君。ありがとうございました。CDも持っていった50枚、全て完売しましたね!
(1曲目は新曲入っているからみなさん、買いですよ)。

アンドッ!
ACQUAのスタッフのみなさん、仕事明けの後、多数集まってくれて本当にありがとうございました。お花もメッセージ入りの色紙も嬉しかった!特に原宿店の角かおるさん。彼女がいなければこのアルバム、このパーティーは実現しませんでした。無理も色々言いましたが、結果最高のものが出来ましたね。心から嬉しく思います。
ちなみにこの"ACQUA×LAVA"はACQUA全店(原宿、表参道、青山、渋谷)で販売されています。11月まではCDショップ等での販売はありません。ACQUAに行かないと買えません。なんでもすぐに手に入ってはいけません。欲しいものの先、ちょっと大変なその先に面白いものが隠れています。サロンは言うまでもなく最高ですから、ちょっと気分を変えて行ってみてください。色んな出会いがあるはずです。それと今回はACQUAのご協力で、アルバムの中にヘアエステの無料チケットが入っています!ご利用ください。
http://acqua.co.jp/

P5070176 P5070230   

   

   

最後に、たくさんの花束、プレゼントを持って来てくれた方々。元気に訪れてくれた友人、仲間、ファンのみんな。
最高の瞬間を演出してくれるのは、いつでもゲストのみんなです。たくさんの方々にお集りいただきました。大きな、心地の良いオーラがお店中にありましたね。美しかった!今度はLAVAの4枚目のアルバムリリースを楽しみにお待ちください。それと来年は実はLAVA10周年なんですよ(10年前は確か担々麺屋で働いていたな。。)。
みなさんにはとびきりの音楽とエネルギーをお持ちし、お返しします。
本当にありがとうございました。

ギリシャの暴動が元で、世界的に、記録的に株価が下落したと報道のあったこの夜。
不安なことを上げればきりがない今。僕の周りでも未だに這い上がれない人がいます。
人間はなんでも出来るとは思わないけど、なんでも出来ると思うことは出来る(それを根拠のない自信と言う)。でも、たったひとりでは実現出来ないことは確かです。だからこそ僕は周りの人達を大切に思います。僕がこれから何を実現させられるかは分かりませんが、何かをしてやろうとは常に思っています。そこには必ず誰かのサポートがあり、誰かの嬉しい顔があります。
7日のパーティーはその集大成でした。
もしかしたら世界は変わっていくかもしれません。「情熱、健康、アイデア」、
この3つのキーワードが、新しい旅路の道しるべとなり、険しい山道を切り開いて行く武器となっていくでしょう。コツコツと音を立てて、もうその足音はすぐそこまで来ています。

Live 4 Love.

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2010年3月28日 (日)

Akasaka Beauty Circus

Akasaka_beauty_circus_1 告知です。
4/9(金)に僕がサウンドプロデュースを手掛ける赤坂P.C.A.で面白いパーティーを開催しますので、ご案内します。
今をときめく美容界のカリスマ、afloatのミヤムーこと宮村 浩気氏と、都内に5つの歯科医院を持つKU歯科のドクター、梅田 和徳氏の両名を迎え、僕の音楽とのコラボレーションで、徹底的に女性の「美」にこだわったパーティーを行います。
宮村氏によるライブでのヘアーショー(これは見ものです)や、梅田先生によるトークショーやカウンセリングも行います。
ラウンジパーティーとしては画期的な内容と言えるもので、僕も最近、美容院や歯科医院のサウンドプロデュースをしているので、自身も楽しみなパーティーです。
チャージはありませんので(太っ腹!)、みなさん、この機会に「美のトップランナー達」による世界に触れにいらしてください。
お待ちしております。

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"Akasaka Beauty Circus"
4.09(fri)@P.C.A. in Akasaka Sakasu
20:00-Late
Entrance Free
http://www.miyoshi-grp.com/cardinal/pca/index.html

出演者:Akasaka_beauty_circus_2
・梅田 和徳(KU Dental Clinic)
・吉野 綾(KU Dental Clinic)
他、KUスタッフ
http://www.keiwa-kai.com/

・宮村 浩気(Afloat)
・西 一治(Afloat)
他、Afloatスタッフ
http://www.afloat.co.jp/

・LAVA(DJ&MC)
http://www.lava.jp/
・足立(VJ)
・南部(DJ)

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2010年3月19日 (金)

Nujabes

”Nujabes”ことセバジュンが亡くなった。それも交通事故だ。
実は3日前にジュンに電話していた。相変わらず出ないので留守電にメッセージを残した。たわいもない話だ。最近会っていなかったので元気かどうか。僕が新曲を久しぶりに作ったので聴いて欲しいなとか。そんなメッセージだ。
大体何時間かするとかけてくる男だったが、今回はかかってこなかった。
それで今日、知り合いからの電話で彼が亡くなったことを知った。それも先月には亡くなっていたと。事故が起きたのは僕がスウェーデンから帰国した夜だ。

実は僕にはプロと言われるDJの友人はあまりいない。知ってはいるが飲みにいったりはしない。でもジュンだけは別だった。彼はそうは思っていなかったかもしれないが、僕にとっては可愛い弟のような男だった。
いつでも会うと、僕が今後どうやって活動していきたいかを真顔で聞いてくる。
「LAVAさんは仕事しすぎだよ。もっといい曲をじっくり作って、本当のミュージックリスナーを満足させてよ。LAVAさんがやらなきゃ駄目だよ」

お互いにリミックスもし合っていた。彼が"Vem Para Ficar"を、僕が"Ordinary Joe"を。
でもどっちも世に出てないね。お互い調子いいことばっかり言ってさぼったな。
でも僕は"Ordinary Joe"をちゃんと仕上げようと心に決めたよ。
彼が最近鎌倉に作った念願のスタジオにも遊びに行った。こんなの作ってるんだって照れながら新曲を聴かせてくれたのを昨日のように感じる。でももうジュンはいないんだね。

君が言ってくれたように、じっくり作ったよ。その新曲を聴かせたかった。
君の数々の言葉は僕の胸にしっかりと刻まれている。君の素晴らしい音楽もそうだ。
正直に言うと、胸が苦しくてたまらない。これを書いているのもつらいが、僕ら音楽家はジュンが残してくれた魂をしっかり受け止めて、前を向く以外はない。

ジュン、どうか安らかにお眠りください。

LAVA

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2010年3月 3日 (水)

P.C.A.2nd Anniversary

スウェーデンから無事に帰国しました。着いたとたんのDJと、連日の宴で(なんでこんなに用事が多いのか?)、すっかりもう東京な日々に戻っています。でも、なんだか寒さが違うよね。スウェーデンの方がむしろ我慢出来る。東京のこの寒さはなんなんでしょ。
ということで、久々の告知です。

2nd_anniversary_partypca 僕がサウンドプロデュースを手掛ける赤坂のラウンジレストラン P.C.A.が2周年を迎えます。サウンドファインダーの新川社長もここでDJしてもらってるんだけど、自分としてはもう10年ぐらいやっているような気分なんですが、まだ2年なんだね。DJもスタッフのみなさんもよくやってくれています。そして、何よりもお客さんに感謝です。

その2周年パーティーは、3/5(金)にP.C.A.にて20時から始めます。この夜はサンバダンサーズのYUKO,YUMI,YASUの3人娘に加え、湯川さんという僕の信頼する男がコンガを叩きにきます。彼は南米音楽の知識がとても高い男で(ま、本人自体も心も体もラテン野郎ですが)、僕の曲、"Morena"のシンガーでもあるGema(ヘマ)の存在は湯川さんが教えてくれたんです。

   

そんな湯川さんMap_akasaka、サンバダンサーズに加え、DJはここのレジ デンツでもある南部さんと、鎌倉のクリーナーガイ 誠 一郎とわたくしもプレイいたします。チャージはありませんので、みなさん、お気軽に乾杯にいらしてください。

Live 4 Love.






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2010年2月25日 (木)

スウエーデン録音その3

スウエーデンで大好きになった街、マルメ最終日の今日はロマンの家で彼が2曲中の1曲をエディットしたというので、早速ロマンの家に聴きに行った。

今回録音したのは"But What Of My Heart"と"Time To Fly"。"Time To Fly"の方はまさにLAVAそのものと言っていい、昇天ブラジリアンソングだが、"But What Of My Heart"は僕の新しい試みとも言える曲。前回のブログでも書いたが、ミリアムとロマンによるデュエットナンバー。テンポはミディアムだが、自分では必殺のメロディーラインを構築出来たと思える自信作。ロマンも大好きになった曲だ。

彼による編集後の"But What Of My Heart"が流れた瞬間、「これはいける」と胸を張れた。思えばこの6年間、いくつかの企画盤で新曲を作ったが、ここまで仕込んだものはない。僕は 3rdアルバムの"Conexion"をリリースしてからの6年間、ずっと新曲のイメージを描いていた。前回までのやり方と違う点は、出来たらすぐにリリースしようというのではなく、本当にいいと自分が思えるまでリリースしないということ。今思うと、これは誰がディレクションするわけではなく、自分の感性のみを頼りにした孤独な作業であった。

実は今までの作業の進め方にも疑問を持っていた。レコード会社と契約をして、いついつまでにリリースをするというディールとデッドラインを決め、予算をもらい制作に入る。これが本来のやり方なんだが、僕はここをまず変えたかった。何年かかろうと自分が飛び上がるほど興奮する曲が出来てから、レコード会社を決める。これから音楽を作っていこうと思っている人がいたら参考にして欲しいが、会社が先ではなく、音楽が先。それを忘れかけていた僕は本来の音楽家の姿に戻ろうとしていたと思う。

日々、たくさんの音楽業界の人々に出会うが、今の現状を嘆く人が多い。「CDが売れない」、「これから何を売ればいいんだ?」等。
僕は言い切れる。CDが売れないのではなく、つまらない音楽が増えたのでリスナーは飽きたのだ。良質で愛の詰まった音楽は絶対に支持される。ましてやそれが世の中から消えてしまったら、太陽や月が宇宙から消えてしまうのと同じこと。人々は路頭に迷ってしまう。ダウンロードでみんなが1曲1曲を単品で買うのは、1、2曲のヒットチューンしか含まない、退屈はアルバムを作り続けてしまった我々プロフェッショナル側の大きな責任であり、これはリスナーからの「逆襲」だと思う。だから僕は時間をかけたい。そして遠くへも来た。データのやりとりをインターネット上で行うのではなく、ライブでぶつかり、才能と愛情を直接交わしたかった。

僕は今だからこそ、人々が手を伸ばしてつかみたいと思えるものを作りたい。簡単な言い方が「ちゃんとしている作品」をこの時代は待っている。業界の悪態は聞き飽きた。「遂にやった!」という言葉がいい。

P2250068_2 と、ちょっ長くなったが、ロマン・アンドレンとの出会いは必然だったと思える。彼も僕と作業をして勉強になったと言ってくれた。心の目が開いたそうだ。この言葉は嬉しかったな。そして作業も終わりが近づいた頃、オービーという名の、ロマンの最新作"Color Green"の1曲目に収録されている、"Birth Of Eshu"で最高にスピリチュアルなリーディングを聴かせてくれるアフリカンアーティストがやって来た。彼はわざわざ僕に会いに来てくれたのだ。オービーとは色々な話をしたが、奇麗な心の人だった。みるみるうちに僕は元気になった。きっとオービーとも僕は作業をするなと思った。何もかもがビューティフルな日々だった。さすがに体は疲れたが、心はさらに磨かれた。この出会いと充実感は何ものにも勝る。
さあ、後は新曲をさらに書き上げ、極上のアルバムに仕上げるのみ。
ご期待ください。

Live 4 Love.

P2250067 *子供の写真は、ロマンの子供のファニータちゃん。まるで何処かから舞い降りた天使のような可愛さ。僕がお土産で買って来たパンダの耳当て(って言うのかな?)を変な風にかぶっています。








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