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2007/10/26

SOUND FINDER Interview with Ulticut ups! & Matsumoto Hisataakaa

Ulticutups_matsumotohisataa サウンドファインダー今回のDJインタビューは大阪に拠点を置くUlticut ups!(アルチカットアップス)のDJ TAHARAとトラックメーカーのMatsumoto Hisataakaa(マツモトヒサターカー)です。東京都内のセレクトショップ でも黄色のラベルにVINYL 7とプリントされたレコードを見たことがあるリスナーも多いはず。そのレコードリ リースするレーベル運営する傍ら、サウンドファインダーではVINYL7レコードとしてサウンドファインダーオ ープンからずっと出店していただいております。 10月24日にはビクターよりSALSOUL音源のみのミックスCDをリリース。今後の活躍が期待されるUlticut ups!とMatsumoto Hisataakaaにサウンドファインダーでは独占インタビュー!!


SOUND FINDER(以下、SF)まず、お二人の音楽のバックグラウンドについて教えていただけませんか?

Tahara(以下、T):もともと音楽は好きなほうでしたけど高3まで洋楽にはほとんど手を出さなかったですね全 く聞いてませんでした。小さい頃にダンス甲子園を見ててバックでかかってた曲はなんとなく『ノリがよくて踊 れる感じでいいな』ってぼんやり思ってたくらいで敏感に流行を追いかけてたヘッズではなかったですね~。
高 3でターンテーブルを買って初めてHIPHOPを聞かされて。。とにかくSCRATCHがしたかっただけだったから曲はど うでもよかったんですよ~(笑)
その時、練習でよく使ってたのはMETHOD MANの"BRING THE PAIN"とかARTIFACTS"DYNAMITE",GROUP HOME"SUPA STAR"でした。でも、初めて買ったレコードはお恥ずかしいんですけどC+C MUSIC FACTORYの"I'LL BE AROUND"だ ったんですよ(笑)。なんかゴリゴリHIPHOPがカラダに馴染まなくて...。

当時はR&Bよりのほうが分かりやすくてよかったみたいですね。SCRATCHがしたかったから無理やりHIPHOPのレコ ードを買い続けて家で訳がわからないままゴシゴシやってていうの2年くらいか続けてましたね~。
DISCOでDJとして働くようになったんですが、そのDISCOのレコード倉庫の中でERIC B & RAKIM"WHAT'S ON YOUR MIND"と運命的に出会うんですよ。コノ曲でHIPHOPの見方が全て変わりましたねこのときHIPHOP追いかけてて良 かったとホント思いました。

Matsumoto Hisataakaa(以下、M):俺はベストヒットUSA、SONY MUSIC TVなんかの深夜番組が洋楽を聴くきっか けで、RUN D.M.C.、BEASTIES BOYS、PUBLIC ENEMY、LL COOL Jなんかへずぶずぶと…。新しいロックだと勘違い してましたよ、いろんな意味で。
Ulticutups_logo 









SF:なるほど。最近では製作面でも活発に行っていらっしゃいますが、製作する上で音楽以外からのインスピレーシ ョンってありますか?

T:MIXCDを作る時は、まず過去に制作した自分等のMIXCDを聞きますね。あとは今までに聞いたレコードから刺激 されたり、今まで自分の中に貯蓄してきたレコードをアウトプットするといった具合です。ほとんどはレコード からアイデアを頂いてる感じです。ジャンル問わずにいいモノには常に刺激されてます。
制作はカラダを動かして煮詰まって作るというより素材を聞き込んで機材に向かっていない時間にアタマで考え てます。電車に乗ってるときとか運転してるときとか。
ちなみに音楽以外に影響を受けるものは"料理"とかですね~。食べるのが好きで色んなところに良く行きます。 繊細なものとか素材の組み合わせだとか意外性のあるものに影響をうけます。もしかしたらオレの場合、音楽よ り普段の生活から影響されることのほうがおおいかもしれません...ホントDJ,制作なんかと通じるものがあるな と思います。ちょっとおかしいですかね??

Ayb_2







SF:別におかしくありませんよ(笑)。先日インタビューしたTimmy Vegasも同じことを言っていましたよ。松本さんの場合はどんなものにインスピレーションを受けますか?

M:もうあらゆるものから影響受けますよ。音楽も音楽以外のものも。あと昔から日本橋(大阪の電気街)には用事 が無くても行くクセがあるのであそこで受ける影響は強力かもしれないです。

SF:お二人にとって、音楽を製作するで大切なこととはなんですか?

T:MIXCDを制作するときは『計算されたノリ』と『何度も聞けるMIXCDを作る』という2つに重きを置いて制作し ます。自分だけかも知れないですけど、きれいにMIXされているDJ MIXて面白くないじゃないですか?せっかくDJがMIXするのに人間味が出てないのは残念ですよ。別にザックリやるっていうのがイイっていう訳じ ゃないんですけど、展開が予測できるMIXCDは長く聞けないと思います。良い曲ばっかり入った"BEST OF ???"て いう企画なら別ですけど聞いてる側のテンションを上げるのはやっぱり予測のできないMIX,展開だと思うんです よ。例えるならナンパするのと同じで相手に予想されたら負け!!相手が楽しめるように色んな小技を散りばめ て驚かせて飽きさせない!!コレでしょ~(笑)

MIXCDも劇的に展開して予測できない曲が挿入されてきたときは絶対ワクワクしますしテンション上がりますか ら!!だからMIX POINT,選曲には人一倍ストイックになりますね。一切、妥協しません。

M:体が反応してくれたら1番嬉しいですね。俺は緻密に練られたモノを作りたがる傾向があるのでそういう部分 で驚いてもらえたら嬉しいって気持もあるにはありますけど。やっぱり頭より体で反応して欲しいです。

Lesson








SF:製作する上での不安になることはありませんか?

T:制作する上での不安??ん~ストレートに売れないことですね。売れなくなる→出せなくなる→殻に閉じこもる→偏屈になるという黄金の法則ですね(笑)こうなったらおしまい。ただ、逆にやり続けると、いつか迷走してしまいそうで不安です。
迷走かどうかわかんないですけどMYブー ムはここにきてMIAMI BASSで、来年は本気でBASS MIXCDを作ってやろうと意気込んでますよマジで。しかも、売 れてやろうなんて思ってますから!!BASSは個人的な趣味で昔から買い付けに行っては、ちょくちょく買い漁っ てたんで、ある意味今さらって感もあるんですけど、ブームが大阪アメ村の一レコ屋だけに来てるんで、ここぞ とばかりに出してやろうかなっと(笑)

何ををやるにもやり始めは不安ばっかりですけどやってみないと始まらないし、とにかく行動をおこして色んな 人に受け入れられるように自分なりに入念にリサーチします。リサーチていっても結局はレコードを買うってこ とだけなんですよ。全ての不安を解消してくれるのはやっぱり"レコード"ですね。別にサンプリングするってこ とだけじゃなくてそこに詰まってるアイデアを供給してくれるし、オモシロイことも想像させてくれますしね。 しかも気も紛らわしてくれるんで。

M:不安はたくさんありますね。愚痴と紙一重な部分なのでここでいろいろ言うのはやめときます(笑)。

SF:音楽とはどんなものだと思いますか?

T:気楽なものであって欲しいです。アタマで考える難しい音楽もモチロン良いとおもうんですけどダウンテンポ 、アップテンポであるにしろカラダで感じれるものであって欲しい。そうじゃなかったら楽しくないんで。そう いうオモシロイ形で存在していってくれるなら生涯レコード買い続けてるとおもいます。

M:とにかく楽しい娯楽であって欲しいです。

SF:最後に、オールタイムフェイバリットのレコード5枚をピックアップしてください。

*MAGIC DISCO MACHINE/SCRATCHIN
レコードバックの中から出したことがない半永久的に使えるRARE GROOVE CLASSIC!

*STETSASONIC/GO STETSA
コノ曲ほど破壊力のあるHIPHOPはいままで聞いたことありません!!冒頭のドラムロールで秒殺。

*RECREATION-HARMONY/CHILDHOOD FOREVER
これについてはあまり触れたくないので...持ってる人だけの秘密。両サイドともBREAK満載!!ぶっ飛ばされますよ。

*INCREDIBLE BONGO BAND/APACHE 12"
FUNKY DRUMMERかAPACHEか!!おれはAPACHE派。

*CHOCOLATE JAM CO./A CHOCOLATE JAM 12"
→アタマでの2枚使いはあまりにも有名。CHOCOLATE~!!!

今日はどうもありがとうございました。

今回僕が改めてインタビューをお願いしようと考えたのは、DELIC RECORDSからリリースされているCDを某音楽評論家が自身のブログでめちゃくちゃかっこいいと絶賛していて、そこにビデオへのリンクもあったんですよね。何の気なしにそのビデオをぼんやり見てみると、「あれ?これ、どこかで見たことがある人だ・・・。」、よ~く見てみると 、な、なんと、田原さんでした(笑)そのビデオはこちら。


プロフィール
Ulticutups_2 ULTICUT UPS!
フルアルバム「LOST BREAKS」をリリースした謎多き不特定多数の「職人」集団A.Y.B. FORCEのメンバーとして も名を連ねる2人―DJ TAHARAとDJ YU-KIからなるMIX TEAM。
2001年にリリースしたMIX TAPE「LESSON」を皮切りにこれまで数多くのMIX作品をリリース。TAPEやCDと言った 長尺の形態はもちろんの事ながら、GRAND MASTER FLASH、DOUBLE DEE&STEINSKI、COLD CUT、DJ TODD 1、THE LATIN RASCALS、MAJOR FORCE…と言った古今東西のCUT UP、MEGAMIX、EDITと言った表現に対する「京都から の遅すぎた回答」としてアナログ12インチ「CUT UP EP」とそのアルバム「CUT UP CD」(DELIC RECORDS)をリ リースし頭の固い連中の度肝を抜く。
その後も彼らの勢いはとどまる事を知らず、ハイクオリティーなMIX CD、アナログシングルを多数リリース。ま た近年は3ターンテーブルによるライブパフォーマンスにおいて力を発揮し、DJをパフォーマンスとして「見せる」要素とCLUB PLAYとして「踊らせる」要素を見事に両立させ、新境地を開拓しつつある。
その評価は国内、海外を問わず、年々高まる一方ではあるが当の本人達はそんな外部の声には耳を貸さず、日夜 レコードを探し出し、飽きる事無くビートを混ぜ続けている。

Matsumoto2_3 MATSUMOTO HISATAAKAA【EDITER/DJ】
プロデュース、リミックスはもちろん、既存の枠にとらわれないスタイルでの制作活動を多数こなす。A.Y.B. FORCEの一員としても名を連ね、BEATを叩き出しては切り刻む毎日。その眼鏡を通してチョイスするレコードは 、良いビートであればジャンルを問わない。本当の事を勇気を出して言うと、大阪は心斎橋にあるRECORD屋 VINYL7 RECORDSのスタッフ。最近になって『菜っ葉の煮付け』の本当の美味しさに気付いてしまった33歳。遅咲き。http://www.vinyl7.net/





■リリースインフォメーション
Cutupsalsoul_jacket_front ULTICUT UPS!初の公式ミックス・ワーク!!華麗なカットアップ・コラージュの素材は何とSALSOUL音源!! HIP HOPに忠実なPLAY STYLEを軸にしながらもここまでジャンルの壁を鮮やかに飛び越えたダンス・クラシックス・ミックスはハッキリ言って他にありません!!
発売日:2007.10.24
商品番号:VICP-63970
価格:¥1,995


■イベント情報

11月22日にULTICUT UPS!がDOWNTOWN SALSOUL-ULTICUT UPS! RELEASE PARTY-と題して、代官山AIR 唯一のヒップホップイベントに登場です。詳しくはこちら

10月 26日, 2007 Interview |

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