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2009/07/16

SOUND FINDER Interview with Flat Three

_e8o9701__1 9月9日にいよいよ2ndアルバムRose en Bleuを発売するFlat Three。今回のアルバムには様々なタイプの音楽が収められていますが、彼らの音楽性の源となるのはどういうものなのか?ということにとても興味がありました。

今回のインタビューではどのような音楽に影響されたのか?また一つのジャンル、言葉では表現できない音楽性をどのようにリスナーに届けようとしているのか?ということをインタビューしてみました。

・Flat Threeのお二人は大学のジャズ研究会で知り合ったという事ですが、9月9日にリリースされる2ndアルバムの音を早速聴かせてもらいまして、すごくいろいろなタイプの音楽があるなと感じました。今までにどんな音楽に影響をされてきたのでしょうか?自己紹介を兼ねてお話いただけませんか?

五十嵐:ピアノ、キーボード、プログラミングを担当しています五十嵐です。
僕は母親がピアノの先生をしていたので、4歳くらいからピアノを始めました。中学生くらいになると作曲に興味を持ち始めたんですが、その理由は中学1年生のころ、坂本龍一の戦場のメリークリスマスを聞いたことがきっかけでした。
このころから、スティーヴ・ライヒを聞いたり、映画音楽を聞いたり、コンテンポラリーな音楽を聴いていました。
大学生になったころは、音楽的な趣味が広がっていて、ソウルやR&Bはもちろん打ち込み系の音楽も聴いていましたし、ジャズにも興味を持ち始めた頃でした。今一番興味があるのは音響系の音楽です。シンセサイザーの使い方や音の使い方がとても参考になります。

岩田:ギターとプログラミングを担当しています岩田です。
子供のころは、友達のお兄さんがギターを弾いていて、純粋にカッコイイなと。それで自分もやってみたいと思って弾き始めました。
高校生の頃はジョー・サトリアーニとかスティーヴ・ヴァイが好きでした。彼らはギタリストですが、自分たちで打ち込みをやっていて、かつギタリストでもあるというところに興味がありました。打ち込みに興味を持ち始めると、自然にダンスミュージックなども聴きはじめ、DJにも興味をいただくようになりました。
僕が一番好きな曲で、影響を受けた曲がIncognitoのGet Into Your GrooveのJazzanovaのリミックスです。自分自身もこういうものを作りたいと思っています。

五十嵐:僕は大学生のころに打ち込みに興味を持ち始めたんですが、その頃はほとんど引きこもりでしたね(笑)。来る日も、来る日も、家でずっと作業をしていました。

・岩田さんは大学時代ベースを弾いていたそうですね。

岩田:そうなんです。そのままギターを弾きたかったんですけど、けっこう弾いてる人が多くて、やっぱり少しでも多くのセッションに参加したかったですし、うまくなりたかったというのもあって、どうしたものかと考えた時にウッドベースがカッコイイなと。あとは単純な理由です。モテたかったんですね(爆笑)でも、今Flat Threeでライブをやるときはギターを担当しています。

・では、2ndアルバム『Rose en Bleu』について教えてください。

1_f3 五十嵐:僕たちはそれぞれが曲を作ってきて、それぞれで作り込んでいく感じで作っています。今、岩田は関西の方に住んでいる事もあって、基本的にやり取りはメールと電話ですが、音を言葉で表現することはすごく難しいので、今回のアルバム作りで感じたのは、コミュニケーションがホントに大切だという事です。当たり前と言えば当たり前なんですが、前作を作っていたときは意見が割れたりすることはそれほどなかったんです。でも、今回はイメージがなかなか統一できないというような産みの苦しみがありました。曲は20曲くらい用意したんですが、その中から、スタッフ含めて試聴会を開いて、ライブの時にこういうのが演奏できたらいいんじゃないかとか、いろんな方向で考えて話し合いをしながら収録されている10曲に絞り込んでいきました。

岩田:Everyday Lifeはメロディより歌詞が先にあって、それにメロディを載せる感じで作曲しましたが、5曲目のSoul Dignityとか6曲目のSand Castleは構成が先にあがってきました。こういうビートの曲が作りたいとか、ピアノがメインの曲を作りたいとか、そんなことを考えて作る感じでした。
いろんな曲が収録されていますが、うわもののコード感とかはジャズからの影響が多分にあると思います。
ソロについてはこういう風に弾いてほしいということはなくて、ある程度お互いに任せている感じですね。

五十嵐:基本的には任せているんですが、やはり自分なりにこだわりがあるので、自分が思い描くイメージに極力近づけていくことで、作品のクオリティが高まっていくと思います。

・今回参加されているアーティストの人選はどのようにされたんですか?

岩田:曲のフィーリングにあうアーティストを探したんですが、Sweet Feelin’という曲はなかなかボーカルが決まらくて。締切だけが近づく中で、焦っていたんですが、高宮さん(フラワーレコーズ主宰高宮永徹)から提案をしてもらった美香(有坂美香)さんにお願いしたところ、想像もしていなかったくらいいい感じの曲になりました。
また、matzz(quasimodeの松岡”matzz”高廣)さんは丁度quasimodeのライブの前にDJをやらせてもらった事があって、その時に相談をしたところmatzzさんからも「是非!」と言ってくださったので参加してもらいました。

五十嵐:今回のアルバムに参加してもらったアーティストはライブで一緒に演奏した経験がある人と、音源を過去に聞いたことがあるという人が半々ですね。

・どんな人に聴いてもらいたいと思っていますか?

岩田:今回のアルバムは僕たちが意図的にハウスだけとか、ジャズだけのような感じで楽曲を作ろうと思ったわけではなく、良いと思った曲を収録しています。店頭ではクラブミュージックとして僕たちの音楽は扱われると思うんですが、決してそのようなリスナーだけのための音楽ではなく、いろんな人に楽しんでもらいたいと思います。最近ではダウンロードとかで単曲単位で曲を購入することができますが、アルバムを通していろんなタイプの音楽を楽しんでほしいと思っています。

五十嵐:今回に限らず、一つの色にこだわらず、常にバリエーションを考えながら、作品を手掛けていきたいですね。アルバムにはいろいろな要素の曲が収録されているので、そこを楽しんでほしいと思います。前作を発表したとき、周りの友人たちに感想を尋ねたんですが、誰一人として同じ意見を言う人がいなかったんですね。今回のアルバムについても、聴いた人がそれぞれ違った感想を持つんじゃないかなと思っています。

・ そのアルバムの先行という形で、7月14日にアナログ『Sesso Blillante E.P.』がリリースになりましたね。

Flrs099 岩田:はい。僕はDJもやっていますし、Flat Threeとしての初めてのアナログなので、とても嬉しいです!!A面の1曲目は前作『Sky Is The Limit』に収録した”Sesso Brillante”を高宮さんにリミックスしてもらったMooon Remix。これは、とあるコンピにしか収録されていないレア音源なんですが、ジャイルス・ピーターソンがWORLD WIDEでもかけてくれたみたいで、かなりテンションが上がりました!そしてB面1曲目は先行でお披露目となる2ndアルバムのタイトル曲”Rose en Bleu”。2曲目は前作に収録した”Vernal Growth”を配信用にToshiyuki GotoさんとBEAT PHARMACYのShigeru TanabuさんリミックスしてもらったT.G.S.T.Remixです。今まであこがれだった人たちに自分たちの曲をリミックスしてもらえて、本当に光栄です。

五十嵐:実はこのテスト盤が上がってきた日の夜に丁度高宮さんが渋谷のオルガンバーでレギュラーパーティーがあって早速かけて下さったのですが、そこで音の鳴りが思っていたのとちょっと違う?という部分が出て来てしまって、カッティングをし直したんです。リリースする以上、多くの現場でかけてもらいたいですし、気持ちよく聴いてもらいたい。アルバム作り同様、細部までこだわっています。

Everday Life PV

Flat Threeオフィシャルサイト
Flat Threeマイスペース 

7月 16日, 2009 Interview |

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