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2009/10/28

SOUND FINDER Interview With COLDFEET

Coldfeet_mj_the_tour_3 「MJ THE TOUR」と名付けられたMichael Jacksonの曲だけで構成されたカバーアルバムをCOLDFEETがいよいよリリースする。この企画はあの事件が起こった後にスタートしたわけではなく、今年の夏に、彼らにインタビューをしたときには、すでにこのプロジェクトは完了していたということは本文を読んでもらえればわかると思う。このアルバムは決して感傷的な追悼盤ではない。ぜひ皆さんの耳でこの作品を確かめてもらいたいと思う。

今回インタビューするにあたり、事前に作品を聴いたが、Beat itとRock with youは何度も聴き返すほどお気に入りになった。

プロジェクトの仕掛かりはLoriさんがMichaelなら歌うよって言ったということが発端になっているようですが?
Lori:まさか、ホントに実現するとは思っていなくて、気軽な気持ちで言ったんですよね(笑)その日はライブで札幌に行っていて、ライブ前のサウンドチェックが終わり、食事をするために外出したのですが、その途中での会話でした。

プロジェクトが具体的に動き始めた時はどのように思われましたか?
Lori:OKが出たよ!って言われたのは昨年の終わり頃だったのですが、最初に思ったのは「えっ!?まだ、あの話はまだ生きていたの?」(笑)。話が進んでいることすら知らなかったので、びっくりして、うれしくて、そして、ひょっとしたらこれはやっちゃいけないことなのでは?と思いました(笑)。
私の体はすごい乗り気でやる気がみなぎっていたけど、脳は絶対それはやっちゃだめ!って言っていて、すごくうれしいけど、すごく危ないなあと興奮していたのを覚えています。

Watusi:ホントは触っちゃいけない人だよね(笑)。

6月26日のことを振り返ってみたいと思います。当日は何をされていたんですか?
Coldfeet_lori2_2 Lori:私は鮮明に覚えていて、前日の深夜はアレンジの作業をしていたのですが、煮詰まってしまって、BADのアレンジがどうしてもうまくいかず、アル・ヤンコビックのFAT(BADのパロディ)を見て、笑ってたんですよ。
気持ちをリフレッシュして、BADのアレンジをして、だいぶ納得のいく形になってきたので、4時ごろベッドに入ったのですが、なかなか寝付くことができず、メールのチェックをしようとPCを開いたところ、友達からMichaelが亡くなったというメールが飛び込んできました。
最初は全然理解することができず、信じられなかったです。

Watusi:僕も前日は深夜までスタジオで作業をしていたのですが、作業が終わってから帰宅して、寝て起きたのが昼過ぎでした。起きるといつもメールのチェックをするのですが、そこにはたくさんの友人からMichael訃報の知らせが届いていました。
寝ぼけていたこともあるんだけど、現実的なこととして理解できませんでした。

Lori:これが本当のことなんだって理解するまでものすごく時間がかかりました。あんなに元気だった人が、突然いなくなるなんて信じられなかった。

Watusi:飛行機事故とか交通事故ならまだわかるけど、自宅で亡くなった??どういうこと?これからツアーに出るんじゃないの?って感じでしたね。
僕たちのプロジェクトもそのころにはデモも作り終えて、いよいよ録音だというときだったので、びっくりでした。
追悼アルバムとかっていうタイプじゃないんで、実はこの訃報にプロジェクトを辞めようかと話し合ったんです。

ただ、Michael含め、Michaelサイドから全曲Michaelのカバーアルバムをリリースしてかまわないという承諾が出たということは、とても名誉なことだと改めて感じていましたし、もうすでに彼は存在しないし、これから先こういうプロジェクトができるかどうかわからないなと思ったら、ここで止めずにこのプロジェクトを進めることが僕たちのやるべき事かなと思い直しました。

追悼アルバムではないということでしたが、リスナーからすると、そういう側面もあるのではないでしょうか?DAISHIさんがリミックスしたROCK  WITH  YOUは特にそんな印象を持ちました。
Watusi:DAISHI君はROCK  WITH  YOUが彼の曲の中で一番好きだって話してた。
Frankie KnuclesがリミックスしたROCK WITH YOUを彼はDJでちょうどプレイしていた世代だと思うし、Frankieのミックスも意識して、さらに自分の気持ちを伝えたかったんだと思います。
僕たちが自覚しているいないにかかわらず、リスナーによっては当然追悼的なイメージでこのアルバムを聴く人もいると思いますが、それも覚悟して制作をリスタートさせました。

参加しているアーティストが多彩です。意外だったのは、冨田ラボですね。
とっても好きなアーティストなんで、一番最初にフィーチャーされているのがうれしかったです。

全員:爆笑
Watusi:そういうファンに向けても今回のアルバムはいいね!

冨田ラボさんはどういういきさつで?
Watusi:知り合い(含み笑い)

知り合い?ですか?
Coldfeet_watusi2 Watusi:彼とは学生時代からの付き合いで、彼は同じ大学の後輩だったんです。こういうときでも先輩と後輩っていうこの関係は崩れないんだな(笑)こういうプロジェクトやるからギター弾いて!って頼んだんです。冨田ラボのアルバムもあって忙しいだろうから、データ送ってくれればいいよ。って言ったんだけど、いろいろと確認したいし、ギター持って行くよって言って、スタジオまで彼が来たんですよ。あれこれ試しながら、「これ、オリジナル、そのまんまがいいよね?1番と2番で空ピックの回数が違うんだけど、それも合わせたほうがいいよね?」って言うから、「それは必要ない」って(爆笑)

今でこそやっている音楽は違いますが、昔は一緒にバンドをやっていたこともあるし、サポートミュージシャンやアレンジ/プロデュースの仕事を一緒にやっていたこともあるんですよ。だから相当長い付き合いですね。

その辺も僕ららしいラインナップになったと思います。冨田ラボとi-depが同じ曲に参加していたり、SOIL&“PIMP”SESSIONSの丈青とMJQのLew Soloffが同じ曲を演奏していたり、今回は随分前からこうした古くからの仲間に声をかけていたんですが、Michaelがあの日に亡くなったことで、ある意味Michaelという重荷を一緒に背負ってもらうことになってしまった。世間では追悼とか便乗しているとネガティブとらえる人もいるだろうから、改めて参加してもらうことに躊躇しました。もし、プロジェクトに参加することを辞めたいのではあれば、遠慮なく言ってくださいということを参加アーティスト20人に対して連絡したのですが、すべての人がこのプロジェクトに前向きに参加してくれることを改めて表明し応援してくれたことはとてもうれしかったです。

選曲について教えてください。
Watusi:カバーということもあって、R&B的なものやアコースティック的なものも入れていいのかなと思ったんですが、元々のテーマはいかにアレンジするかではなく、マイケルをコピーすることでした。Michaelの曲を中途半端にアレンジしても、それはちょっと違うなと思いました。
またこんな曲知っている?っていうマニアックな曲を選曲するより、誰もが知っている曲を選ぶことに徹しました。そのままのマイケルの名曲達のフレーズをコピーしていき、それでも最終的にはCOLDFEETらしいサウンドだねって言われるような仕上がりを模索していました。

アレンジについては原曲に忠実にというお話でしたが、Beat itのアレンジは面白かったです。
Watusi:これはね、今話した最初に決めたゲームルールとから外れてしまったんですよ。

Lori:このカバーアルバムを制作するに当たり、実は一番最初にこの曲から手掛けたんですが、満足できるデモが全然作ることができずにとても悩んだ曲でした。1カ月かかって、まったく方向さえ見えず、結局この曲はやめようと思いました。

Watusi:最初に始めたこの曲ができないために、アルバムができないんじゃないかと思いました(笑)。あとBADも当初うまくできませんでしたね。
いろんなアプローチしたんですが、自分たちの、COLDFEETらしいカラーにならなかったんです。そうこうしているうちにMichaelが亡くなってしまい、あきらめかけていたんですが、やらないわけにはいかないだろうということで、再度チャレンジしたんですが、やはり満足できず、どうしてもうまくいかない。そんな中でLoriが「これ、スウィングしたらいけるんじゃないのかしら?」って言い出して。やってみたら、初めて満足する感じになった。Beat itという原曲を知っていると、ちょっと意外だと思いますし、最初に決めた「アレンジをせず、忠実にコピーをする」というゲームルールは破ることにも結果なってしまった。サウンドも当初は無条件にみんなが楽しめるハウスビート基本で制作しようと思っていたんだけど、最終的には自分たちが持っているすべてのモノを出して向かわないと仕上がらないと感じましたね。

Lori:このプロジェクトのおかげで、自分のやっていることへのジャッジも変わった感じがします。今回はいつもよりものすごく練習をし、歌の録音に臨みました。さらに録音した、様々なテイクを聴きながら、かなり厳しくジャッジしました。このような経験は今までにはなかったことです。やっぱり色んな意味でMichaelは特別ですよ。

お二人にとってMichaelとは?
Lori:ピュアな人。生まれながらにして、音楽そのものだった気がします。

Watusi:最初から音楽そのものだった。他に誰も存在しないOne & Onlyな人だと思います。死後このような語られ方をするアーティストはこれから出てくることはないような気がします。John Lennonが亡くなって以来の衝撃だったような気がします。
MTVで黒人ミュージシャンのビデオが流れるきっかけをつくり、Beat ItではEddie Van Halenをゲストミュージシャンに迎えたりと、興奮する異文化交流を沢山なし得た人でした。普通では考えられなかったことを沢山やり遂げてきた偉大なるミュージシャンです。

Watusiさんからの心のこもったメッセージ

COLDFEET presents MJ THE TOUR trailer(告知映像)

リリースインフォメーション
Michael_jackson タイトル:COLDFEET presents MJ THE TOUR
発売日:11月4日
価格:¥2,800(税込)
レーベル:ROTH PROJECT
規格番号:XNAE-10025

ソングリスト
01. Billie Jean
02. Working Day And Night
03. Rock With You
04. Beat It
05. Thriller
06. The Girl Is Mine
07. Shake Your Body "Down To The Ground"
08. Bad
09. Off The Wall
10. You Rock My World
11. Billie Jean (☆Taku Takahashi Remix)
12. Rock With You (DAISHI DANCE Remix)
13. Shake Your Body "Down To The Ground" (SUGIURUMN Remix)
14. Bad (World Sketch Remix)

10月 28日, 2009 Interview | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/10/26

魅惑のサウンドトラック "He's just not that into you", The Human League, R.E.M.など

 He's just not that into you, 邦題「そんな彼なら捨てちゃえば?」

 映画です。遅まきながら、観てきました!

 電話が来ない、結婚しない、浮気してる・・・「そんな彼なら捨てちゃえば?」
 という超ガールズトークの映画です。最近、女子友達が落ち着いてきているの
 で、ガールズトーク代わりに、見て来ました。

 しかし・・・この手の映画の女王だったドリュー・バリモア(本作の製作総指
 揮もしている)が、めちゃくちゃ老け顔で出てきたことには本当にショックを
 受けました。ドリュー・バリモアは、1975年生まれですから。年齢が近すぎて、
 もうちょっと夢を見させて欲しいと思ってしまった。今回は女優というよりも、
 製作で忙しかったから、調整してなかったのでしょうか?さすがに、こんな冴
 えない顔で出てこられると、ショックは隠しきれない。スッピンでもまだいけ
 るわよ、ぐらいの30代女子パワーをドリューに期待してたけど、これが現実か
 と、ちょっと元気なくなりました。

 女の子が恋愛で暴走するのは、子供のときに男に苛められたときに「あの子は
 あなたに気があるからよ」と大人に言われてきたのが原因だという冒頭のシー
 ンに、あぁ!なるほど!!!ととても合点がいった。男に振り回されたり、冷
 たい態度を取られたりしても、「これが男なんだ、我慢しろ、私」と勝手に思
 い込んでいたよねぇ!!って。それが、「He's just not that into you」あ
 んたに気がないだけというとってもわかりやすいメッセージだなんて、思いも
 よらなかったです。

 キャストも豪華?だったけど、サントラも豪華です。これを聞いて女子頑張れ。

 1. Corinne Bailey Rae - I'd Like To
 2. My Morning Jacket - I'm Amazed
 3. The Human League - Don't You Want Me
 4. R.E.M. - Supernatural Superserious 
 6. Talking Heads - This Must Be The Place (Naive Melody) 
 8. Wilco - I Must Be High
 10. Maroon 5 - If I Never See Your Face Again
 12. The Ting Tings - Fruit Machine
 14. Keane - Somewhere Only We Know
 16. The Cure - Friday I'm In Love
 17. Scarlett Johansson - Last Goodbye 
 (しゃちこ)


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10月 26日, 2009 SOUND FINDER talks | | トラックバック (0)

2009/10/19

魅惑のサウンドトラック "My Blueberry Nights" Norah Jones, Otis Redding, Ry Cooder

My Blueberry Nights, 邦題:マイ・ブルーベリー・ナイツ

ウォン・カーウァイ監督作で、初の英語映画です。DVDで気軽に借りれるようになったので、借りてきました。  これは・・・ウォンさん、Good Job!!です。ウォン・カーウァイ作品は、日本で 見られるものはほとんど見ていますが、「恋する惑星」以来の興奮でした。もっともわかりやすいストーリーってことで、トガった感はないのですが、でも よかった。

今回も、すごいキャスティングです。ヒロインは、ノラ・ジョーンズ。 思わず、歌手のノラ・ジョーンズと同姓同名か?と疑いましたが、本人です。 私も歌は聴きますが、顔はジャケ写しか見覚えがないので、こんなにインド顔 だったっけ??とちょっとビックリ。LOSTのアナ・ルシア役のミシェル・ロド リゲス(こちらはラティーナですが)にちょっと似てる。

そして、共演はジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズ です。 失恋して、ジュード・ロウが彼氏になるなら、積極的かつ前向きに失恋したい と思った一作です。失恋して、ジュード・ロウがオーナーのカフェで酔いつぶ れたい。  ウォンさんの映像美も、相変わらずで、よかったです。必見。

サントラ参加メンバーはこちら。

Norah Jones、Cat Power、Otis ReddingRuth BrownRy Cooder、 Mavis Staples、続木 力、Cassandra Wilson、Hello Stranger、 Gustavo Santaolalla、Cat Power

トラックリストはこちら。

1. THE STORY - Norah Jones

2. LIVING PROOF - Cat Power

3. ELY NEVADA - Ry Cooder

4. TRY A LITTLE TENDERNESS - Otis Redding

5. LOOKING BACK - Ruth Brown  

6. LONG RIDE - Ry Cooder  

7. EYES ON PRIDE - Mavis Staples  

8. 夢二のテーマ - 続木 力 

9. SKIPPING STONE - Amos Lee  

10. BUSRIDE - Ry Cooder  

11. HARVEST MOON - Cassandra Wilson  

12. DEVIL'S HIGHWAY - Hello Stranger  

13. PAJAROS - Gustavo Santaolalla  

14. THE GRATEST - Cat Power

 (しゃちこ)

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10月 19日, 2009 SOUND FINDER talks | | トラックバック (0)

2009/10/17

SOUND FINDER RADIO 2009年10月17日放送分 今週のゲストはミュージックマガジンの矢川君です!

レコード・コレクターズ2009年11月号 定価700円

Record_collectors 【特集】 70年代のモータウン

6月に亡くなったマイケル・ジャクソンがジャクソン5の一員としてモータウンからでデビューしたのは1969年のことでした。70年代に入りデトロイトからロサンジェルスに本拠地を移したモータウンはいろいろな意味で変わっていきます。それまでのファミリー的なレコード会社の色は薄れていきますが、マーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダーが自身でプロデュースを手掛けるようになり、革新的な名盤が次々と生まれたのもこの時代でした。マイケル追悼の意味も込めて、70年代のモータウンを振り返ってみたいと思います。

1.Let's get it on / Marvin Gaye
新川さんが放送で「モータウンの1曲といえば」というお話されてましたが、私の中ではこの曲です。
マーヴィンの歌が素晴らしいことは言うまでもなく、デヴィッド・T・ウォーカーのギターとポール・ハンフリーのドラムも神がかり的なプレイをしております。

2.I want you back / Jackson 5
いきなり大有名曲を連続で。こちらもデヴィッド・T・ウォーカーのギターが光る、デビュー曲にしてジャクソン5のすべてが詰まった最高のモータウン・サウンドのひとつです。

3.I Will Find A Way/ Jackson 5
この曲はマイケルがメインヴォーカルでもなければヒット曲でもありませんが、キャッチーなメロディを持ったジャクソン5らしい1曲になっています。

4.ドアをノックするのは誰だ?/ 小沢健二
その「I Will Find A Way」を元ネタにしたのが小沢健二。すごいところからネタを引っ張ってきます。
この曲や「今夜はブギーバック」を収録したアルバム『LIFE』は本当によく聞いたアルバムです。

5.Come with me / Eric Kaz
「ドアをノックするのは誰だ?」の元ネタにはもう1曲この曲があります。
メロディの部分がジャクソン5で、リフがエリック・カズになっています。
そのことに自分で気づいた時はうれしかったですね。思わずかけてしまいました。

6.Neither one of Us / Gladys Knight & The Pips
モータウンに戻ります。
グラディス・ナイトが歌った大ヒットナンバーです。
この曲を作曲したジム・ウィザーリーは、ブッダに移籍した彼女らにさらなる名曲「夜汽車よジョージアへ」を作ります。

7.Another Star / Stevie Wonder
新川さんの「モータウンの1曲」は、もしかしてこの曲かも、とおっしゃっておりました。
スティーヴィーの輝かしい音楽人生の中でももしかしたら最盛期、ピークと言える時期ではないでしょうか。
全米14週連続1位というアルバム「キー・オブ・ライフ」の中から。
この時のスティーヴィーがまだ26歳だということです。

ミュージック・マガジン2009年11月号 定価700円

Music_magazine 【特集】 What's R&B?

R&Bはここ数年、音楽のトレンドを先導し続けている。カニエ・ウェストやビヨンセ、Tペインなど、“売れてて、ポップで、しかも過激で最先端”な音が、R&Bのワクを超えて世界中に影響を与えているのだ! しかしそんな音楽がR&Bならば、映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』がまもなく公開されることで話題のマイケルや、9月に7年ぶりの来日を果たしたPファンク軍団の音楽だって、大きな意味でR&B。と、その振幅の大きさたるや…。そこで、この音楽の魅力をあちこちから考える特集が出来上がった。で、R&Bとは──

8. What you Do / Chrisette Michele
NE-YOがプロデュースしたこのセカンド・アルバムが初登場全米1位を記録したのですが、それがビルボード史上最低枚数での1位だったということです(8万枚程度)。
日本でもオリコンのシングル・チャート20位が史上初の3000枚割れというニュースがありました。

9.Smile / The Ray Mann Three
ディアンジェロの影響を強く感じるオーストラリアの3人組ですが、曲も演奏もいやらしいほどR&B的なツボをついてきます。
今年の発見のひとつでした。

10.1000 Ways / Zapp Mama
ベルギー出身のマリー・ドルヌのプロジェクト。1枚前のアルバムから。
ベースがウィル・リーだったり、ドラムがトニー・アレンだったりしますが、ザップ・ママもR&B的な要素を強く持った魅力的な音楽です。

11.Roforofo Fight  / Gilles Peterson Presents Havana Culutura Band
特集以外では、ジャイルス・ピーターゾンがキューバの今を切り取った最新コンピレーションを紹介しています。
この中でこのフェラ・クティのカヴァーをみつけた時はうれしかったです。
ディレクター木山さんも「コレ、ヤバイ」と即座に反応、その場で音源を剥奪されました。
ピアノはロベルト・フォンセカ、ヴォーカルはマイラ・カリダ・バルデースというチーチョ・バルデスの妹さんです。

12.Angelica / Devendra Banhart
81年生まれの、次世代を担うシンガー・ソングライター。
ワーナーへ移籍しての第一弾アルバムですが、元々持っている素晴らしいポップ感覚が素直に出て、ぐっと聞きやすくなりました。

ミュージック・マガジン11月増刊号『ロック・オブ・エージズ』小倉エージ・インタヴュー&トーク集 定価1700円

Rock_of_ages 1969年のミュージック・マガジン創刊以来、小倉エージが執筆してきた数多くの記事から34本をセレクトし、掲載当時の誌面のまま収録。深い洞察力と気転のきく会話で大物ミュージシャンたちの本音と素顔を引き出したインタヴュー、ロックの最新動向を鋭く察知してきた筆者の着眼点が光る対談、鼎談やコンサート・ルポなど、新しい音楽との出会いにワクワクした時代の記録がここに蘇る!

表紙イラストは矢吹申彦さんがボブ・ディランとザ・バンドを。
まるで『NEW MUSIC MAGAZINE』がよみがえったような表紙です。

13.Life is a Carnival / The Band
というわけで、アルバム『Cahoots』から、アラン・トゥーサンがホーン・アレンジ、ニューオーリンズ・ファンクの要素も入った楽しい曲です。最近ではノラ・ジョーンズがライブでカヴァーしていました。彼女はザ・バンドの大ファンらしいですね。

Text & Song seletcted by 矢川 俊介(ミュージックマガジン)

10月 17日, 2009 SOUND FINDER talks | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/10/12

魅惑のサウンドトラック "Paris, je t'aime" Feist, GONZALES

 Paris, je t'aime, 邦題)パリ・ジュテーム

 先週に引き続き映画サントラご紹介です。ここのところDVD三昧でした。

 パリ20区でそれぞれいろいろな国の名だたる監督たちが、パリの愛について5
 分で語るオムニバス。オムニバスとしては、パリ20区のうち、11区と15区を除
 いた18話構成。

 グリンダ・チャーダ監督(英/印)のセーヌ河岸(5区) Quais de Seine
 コーエン兄弟(米)のチュイルリー(1区) Tuileries
 アルフォンソ・キュアロン監督(墨)のモンソー公園(17区) Parc Monceau:
 オリヴァー・シュミッツ監督(南ア)のお祭り広場(19区) Place des Fetes
 フレデリック・オービュルタン、ジェラール・ドパルデュー監督(仏)の
                  カルチェラタン(6区) Quartier Latin
 イザベル・コイシェ監督(西)のバスティーユ(12区) Bastille

 が気に入りました。
 選んでみたけど、フランス人監督の作品は、ドパルデューチームのだけでした。

 巨匠たちの5分で語る、パリと愛は、スゴイ。

 コーエン兄弟は、お馴染みのスティーブ・ブシェミを使ってたった5分でコー
 エンワールドに持っていくか!!!という感じだし、アルフォンソ・キュアロ
 ンは、5分の中にハラハラドキドキとオチがしっかりある。ドパルデューチー
 ムは、フランス人だったらそうなのかも??という素晴らしい展開だし、
 イザベル・コイシェも、「あ・・・やばい・・・」と思ってからあれよあれよ、
 と一人の男の人生が変わっていきます。見ていて、恐れ入ります。

 どのストーリーも、よその国の人が見た、典型的なフランス人、典型的なアメ
 リカ人、典型的なイギリス人、典型的な中国人などのキャラクターが登場する
 ので、パリがなんだかよくわからなくても、それなりに楽しめます。

 日本人で参加した諏訪敦彦監督は、ジュリエット・ビノシュ、ウィレム・デフ
 ォーの大御所を起用しての作品でしたが、もっと日本風に行っちゃっても面白
 かったかも。せっかく2区担当だったし。日本人監督の作品です、という感じ
 は全く受けなかったのは、それを狙ったからなのか、クリストファー・ドイル
 氏が13区担当で思いっきりチャイナをやっちゃったから、やめたのかしら。

 サントラ参加メンバーはこちら。
 FeistGONZALES、Seydou Boro、Pierre Adenotらが参加。


 

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10月 12日, 2009 SOUND FINDER talks | | トラックバック (0)

2009/10/11

クラブイベント情報:2009年10月31日(土)MALIBU  presents  TOKYO MUSIC NETWORK Vol.2開催!

1 昨年第1回を開催し、大成功に終わったハロウィーンイベントが今年も開催されます。

10月31日(土)は東京がハロウィン・パーティーの会場に大変身!!
25以上のクラブが繋がり、街に音楽が溢れ出すマジカルな一夜!

渋谷・青山・原宿・中目黒・代官山エリアに点在する25以上のクラブを繋ぎ、街を1つの大きな会場に見立て、様々なイベントを一晩で楽しめるように考えられた都市型回遊フェスティバルの第二弾が10月31日(土)、ハロウィンに開催! 来場者は、1軒目の会場でリストバンドを手首に巻き、2軒目以降の会場に訪れる時は、T.M.Nディスカウント・プライス(1000yen~1500yen Off)でリーズナブルに入場できるようになります。

出演者は元ピチカートファイブの小西康陽、沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)、ケツメイシのKOHNO、レコード番長こと須永辰緒、KO KIMURAなど、国内トップアーティストが出演!ハウス、テクノ、ヒップホップ、レゲエなどなど、各会場とも、特色を打ち出した極上のラインナップでハロウィンの夜を盛り上げます!
*ハロウィンコスチュームで来場された方はフリーになる店舗もあります!

Band 今回はどこのクラブからも回遊がスタートできるT.M.Nのリストバンドを2組4名までプレゼント!!。ご希望の方は件名に「リストバンド希望」と書いてこちらからお送りください。応募者多数の場合、抽選でプレゼントいたします。   

 

概要
タイトル:MALIBU presents TOKYO MUSIC NETWORK(T.M.N.) #2
日時:  2009年10月31日(土)
DJ:小西康陽、沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)、KOHNO(ケツメイシ)、須永辰緒、KO KIMURA And、more… *順不同

ENTRANCE FEE DOOR:2000yen~3500yen
*会場によってことなります。

■10/31(Fri)T.M.N.参加店舗(順不同) 
Axxcis、LA FABRIQUE、fai aoyama、AMRAX(amate raxy)、LOOP、The Room、SECO、MODULE、organ bar、27 Destiny、solfa、club bar FAMILLY、Ucess the lounge、KOARA、ROCK WEST、UNDERBAR、NO STYLE、BALL、青山 蜂、ovo、Club Rooty、UNDER DEAR LOUNGE、ROOTS、bar SHIFTY、ever、EFFECT…more!

■お問い合わせ:   
T.M.N広報事務局 フロンティア・エンタープライズ 担当:三橋
TEL:03-5770-5670 FAX:03-3796-0430 Email:
オフィシャルサイト

10月 11日, 2009 クラブ・イベント情報 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/10/09

魅惑のサウンドトラック "10 Items or Less" CYPRESS HILL, DELINQUENT HABITS

 10 Items or Less 邦題:素敵な人生のはじめ方

 モーガン・フリーマンとパス・ヴェガのハートフルドラマです。

 ヒスパニック系の町を舞台に、役作りのために町を訪れた「昔売れてた」俳優が、町
 のスーパーマーケットのレジ係の女性に、生きていくパワーを与えるお話。

 サントラはHIP HOP系でした。CYPRESS HILLのLatin Thugs、DELINQUENT HABITSのEn Este Varrio、Let The Horn Blowなど。

 地味だけど、じんわりくる映画です。(しゃちこ)

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10月 9日, 2009 SOUND FINDER talks | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/10/07

クラブイベント情報:2009年10月24日(土)~30時間ロングセットに挑むDJ NORI!

Nori30_poster 1979年の秋、DJを開始したDJ NORIが10/24(SAT)23:00~の30時間をDJ歴30周年を記念して、前代未聞のLONGSETに挑む。

DJとして生きてきたDJ NORIの日本はもとよりNEW YORKを始めとする海外での計り知れない経験に裏打ちされたこの日のセットは、誰にも想像できないが、素晴らしいもとなる事は間違いないだろう。
30時間という長い時間を、たった1人のDJが作り出す世界の先にはいったい何が見えるのだろうか?
HOUSE界の至宝DJ NORIは果たしてどうこの時間を作り出すのか?
DJにとっても参加者にとっても辿り着く先は見えない。共に体感し、共有し、共感しよう!
DANCE MUSICの歴史に刻まれることとなるこのPARTYを・・・


日時 :10/24(SAT)22:00~10/26(MON)05:00
場所:LOOP@SHIBUYA 
   渋谷区渋谷2-1-13-B1
   青山通りこどもの城の向い側のビルの地下。
   赤い照明が目印です
   TEL:03-3797-9933
料金:3000YEN/1D (W/F)2500YEN/1D
   *外出は一度のみ可能。フロントにてリストバンドをお渡します
   サウンドファインダーブログ読者特典:サウンドファインダーブログを見た!で先着2名様を無料、以降もW/Fと同額にてご優待させて頂きます。
D  J :DJ NORI(30hours set!!!!!!)

*LOOPでは20歳未満の方のご入場をお断りしております。写真付き身分証明書をご持参下さい

プロフィール
Dj_nori NORI(GALLERY / SMOKER)
30年にも及ぶキャリアを持ち、現在に至るまで常にシーンのトップで活躍、今尚その影響力が絶大なDJ、DJ NORI。
79年DJ活動をスタートさせ、86年に渡米。NYに拠点を移し、いまや伝説となったクラブ、PARADISE GARAGEでプレイするラリー・レヴァンと出会い、彼とともに数々の人気クラブにて共にDJプレイをする。ラリーとの交流を通じて親交を深めたアーティストには、ロフト創始者デヴィッド・マンキューゾ、ウォルター・ギボンズ、ダニー・クリヴィット、ティミー・レジスフォード、リトル・ルイ・ヴェガ、ニック・ジョーンズ、フランソワK等が名を連ねられる。
89年東京芝浦に伝説のクラブGOLDがオープンしたことをきっかけに帰国。
01年『NORI's E.P』をリリース。"Nomad"は、リリース前からダニー・クリヴィットにより、Body&SOULlでヘヴィー・プレイされ、世界6ヶ所においてライセンスされ大ヒットを記録。また、井出靖がプロデュースのヴァイオリニスト、金原千恵子の楽曲“La Vie En Rose”をリミックス。さらに、自身が手がける名コンピ『STIMULATION』シリーズも、名コンパイラーぶりを遺憾なく発揮、数多くのミュージック・ラヴァーを唸らせている。2006年12月22日には、その長いキャリアにおいて初となるミックスCD『DJ NORI LIQUID LOFT MIX1』をリリース。

2009年2月7日、新木場ageHaにてDJ NORIのキャリア“30周年”を記念したイベントが開催。JOCELYN BROWNを始め、本人と縁の深い仲間たちが駆けつけ盛大に祝った。

79年に始まった彼の音楽に対する愛情、選曲に対する取り組み方、新旧織り交ぜた時間の隔たりを感じさせない独特の選曲とそこから生まれるグルーヴ感は、今も尚世界中の世代を超えたオーディエンスを魅了し、多大なリスペクトと絶大な人気を誇っている。


DJ NORIの友人達から送られた様々なコメント・・・

Dear NORI DJ 30周年 本当におめでとう!!!!!
NORIと出会ってから既に30年近くなるということだね!
あっという間な気もするけど、思い起こせばやっぱり、いろいろ遭って、俺たち長い道のりを歩いて来たなって・・・
何か不思議な幸せな感覚があるけど、ニューヨーク以来NORIの選曲もダンスミュージックだけににとらわれない音楽センスには、いつも注目させられたし、勉強させてもらって本当に感謝してます。これからもずっと良きライバルとして期待してますよ!
<高橋透>

のりさん30周年おめでとうございます。そしてお疲れ様です。
そしてありがとう。
あなたは最高です。出会えて本当によかった。
ホームでの30周年30時間、人間NORI、愛の人、この存在の奇跡、みんなで一緒にお祝いしましょう!
<DJ FUKUBA>

90年代初期、初めてNORIさんのDJを聴いた時の衝撃、感動は未だ忘れられません。DJ NORIは永遠に不滅です。
<DJ U.G>

初めて聴いた時も、今もこれからも、唯一無二のDJです。心から、おめでとうございます。
<Nagi>

NORIさん、DJ30周年!おめでとうございます!
気が付けば、LOOPではその約半数の年月を注ぎ込んで頂いているんですね。。。本当にありがとうございます。
NORIさんの30時間セット!未体験ゾーンなので、今から楽しみです。
<DJ MOCHIZUKI>

30年で30時間なんて・・・
NORIしか出来ないな。がんばろうネ。
同級生だし、おめでと!
<T.Ishihara>

「DJプレイ自体がNORIさんそのもの」であり、NORIさん自身が音楽の「愛」そのものを体現している、本当に希有な存在だと思います。
DJ30周年おめでとうございます。少なくともあと20年は続けていただいきたいと思います。
<福富幸宏>

NORIさん30周年おめでとうございます!
これからも最高のDJでいてください。
<DJ EMMA ( TEAL INC. / NITELIST MUSIC)>

30周年おめでとうございます。次は40周年で!
<五十嵐慎太郎(DJ Hakka-K/Luv&Dub Paradise主宰)>

NORIさん、DJ30周年おめでとうございます。
DJプレイを通して時代を繋ぎ、文化を繋ぎ、人と人を繋いできたNORIさんの30時間に及ぶDJセット。
展開される様々なストーリーを楽しみにしています。
<長谷川賢司 (gallery)>

10月 7日, 2009 クラブ・イベント情報 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2009/10/06

クラブイベント情報:John Davis in association with brand new made inc. presents Body&SOUL Live in Tokyo 2009

Flyer_omotejpg Body & SOULが今回はじめて新木場のageHaで開催されます。
圧倒的なサウンドシステムで3人のプレイを堪能できることは夢のよう。屋内ということもあり、Arielのライティングもオープニングから期待大!

今回はJoe ClaussellとのコラボレーションでもおなじみJoiのライブがあります。
祝前日ということもあり、じっくりと楽しみたいですね。いつもと時間が違いますので、ご注意ください。今回のパーティにためにJoiからスペシャルメッセージをもらいました。   

 

Joiからのスペシャルメッセージ

32514273_3535426636_1 Body&SOULはファンのみなさんにとってそうであるように、僕にとっても特別な場です。
僕がハウス・ミュージックを聴くようになったのは偶然耳にしたBody&SOULのCDがきっかけだったし、ハウス・ミュージックを作り歌うようになったのはJoe Claussellの作品との出会いからでした。
Body&SOULというパーティが持つピースフルでオーガニックなヴァイブ。踊り楽しみ続けるファンと、それをさらに高みへと連れていくようなJoe、Danny、Francoisの3人のDJプレイ。そしてそれを鮮やかに彩るArielのライティング。そのどれもが美しく生命力に溢れています。
このステージに立てることをとても光栄に感じつつ、僕もまた楽しんでパフォーマンスしたいと思います。
Body&SOULではすでにおなじみの"How Beautiful" "Gentle Rain"などをスペシャル・バージョンのバンド編成でお届けします。

Body&SOULで会いましょう!
Joi
2009.10.6.

Joiのインタビュー記事はこちら

 

 

イベント概要

日時:2009年11月2日(月)開場・開演- 21:00      
会場:ageHa(新木場)
D J :Joaquin“Joe”Claussell、Danny Krivit、Francois K  LIVE:Joi
LIGHTING :Ariel  

料金:当日:¥6,500-  前売:¥5,500-
        Tシャツ付チケット/¥8,500- (限定100枚)
        2F GALLERY SEAT付きチケット/¥8,500- (限定100枚)
        プレミアムTシャツ+ 2F GALLERY SEAT付きチケット/ ¥10,500- (限定50枚)

前売りチケット取扱い店舗
【プレイガイド/インターネット】
ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:72949) 

ぴあ 0570-02-9999(Pコード:336-808)

e+(イープラス)       

j-wave チケットオンライン

  
TOWER RECORDS 渋谷 03-3496-3661 DISK UNION SHIBUYA CLUB MUSIC SHOP 03-3476-2627
TOWER RECORDS 新宿 03-5360-7811   Rhythm cafe 03-3770-0244

お問合わせ:ブランニューメイド (03)5410-1470

オフィシャルサイト

10月 6日, 2009 クラブ・イベント情報 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/10/05

SOUND FINDER interview with Manami Morita

Manami01_2 今回のインタビューはアメリカに拠点を置き、活躍する若干(今年で)25歳のピアニスト、Manami Moritaさんです。昨年アメリカで自主制作発売されたアルバムColorsが1年の時を経て、いよいよ日本でもランブリングレコーズから国内盤として発売になりました。
ピアノトリオで演奏される彼女の音楽はしっとりと成熟した質感ではなく、飛び出す音はどこまでも素直で瑞々しく、聴く人を元気にしてくれる、そんな若々しいジャズです。まだ本格的にピアノを始めて10年、好きなアーティストは椎名林檎と話す彼女。日本を旅立つ直前に話を聞くことができました。

日本でライブをやるというのは初めての経験だったのですか?どんな感想を持ちましたか?
日本に帰ってきて、日本にいたころの友人とライブをやるということはありましたが、自分のバンドで演奏するということは初めてでした。
とても新鮮な気持ちで演奏することができました。  

 

先日のライブはとても良かったですね。
どうもありがとうございます。

Goin' Homeはとってもいい曲です。素朴な味わいがあって、アルバムの中で一番好きな曲です。アンコールでこの曲を演奏している時に涙している人がいて、僕はその人をみて目頭が熱くなりました。
えっ!そんなことがあったんですか!それはとてもうれしいです!
あの曲は聴く人によって、印象が全然違うようで、とてもウキウキしている気持ちを表現しているととらえる人がいるんですよ。

そうなんですか?僕は遠く離れた異国の地で郷愁を誘うような印象を受けましたが。
私もそのようなイメージであの曲を作ったんです。
ちなみに、曲の最後に入っているフレーズは、実家は引き戸でその戸を開けて「ただいま!」って言っている感じなんですよ(笑)。

作曲について教えていただけませんか?
ピアノの練習をしながら、こういうメロディがいい!というのが浮かんでくることが多いですね。その時に感じた音楽と自分の頭の中にある何かしらの情景が一致するということがあります。曲名があって、こういう曲を作ろうとすることはないですね。日常の出来事を形にしたいと思っています。
アルバムに収録されている曲はいろいろなバリーエーションがありますが、人の持つ多面的な部分を表現できればいいなと思っています。そういった意味も込めてアルバムタイトルはColorsになっています。あと、私は曲を色になぞらえたりするんですよ。

ジャズの後ろにロックを感じたんですが、音楽的な志向はどこにあるのでしょうか?切ない感じの曲もあれば、豪快な感じの曲もあって、ひょっとしたらピアノトリオじゃなく、ロックバンドやりたいと思っているのでは?と感じたんですが。
中学、高校のころは洋楽が好きで聞いていたというわけではなく、J-POPが好きでモーニング娘。とかをカラオケで歌っているような子でした。
そもそもロックというものがどういう音楽をさしているか?ということが分からないので、自分としては意識していないと思います。
中学のころはビッグバンド部に所属してベースを担当していました。このころにジャズって面白いなと思いました。
高校に入ってもビッグバンド部に入部するのですが、ここでピアノを弾き始めるようになりました。子供のころクラシックピアノは弾いていたのですが、高校でピアノを真剣にやるようになりました。
今一番聴いている音楽はラベル。クラシックに興味があります。
あと、椎名林檎はとても好きですね。

最近になってようやくインプロビゼーション(即興演奏)が楽しくできるようになりました。バークリー時代、インプロビゼーションの時間は苦痛でしたねぇ(笑)
やっと、自分のやりたいことをインプロビゼーションで表現できるようになった感じです。

上智大学を中退してまで、バークリーに行こうというモチベーションの源はなんだったんでしょう?
一生懸命勉強して入学したものの、入学後は勉強もしないで遊んでばっかり。私が入学したのは外国語学部英語学科だったのですが、入学当初はおぼろげながら、英語の教師かキャビンアテンダントの仕事に就きたいと思っていました。でも、果たしてそういう人生を自分は求めているのか?ということが疑問でした。授業も出席しなくなり、このままではいけないなという気持ちなったんですが、そのような中で小曽根真さんがバークリー出身だということを知り、行くしかないなと(笑)
奨学金の制度に応募したら、合格したので、思い切って行くことに決めました。

どうしてそこまで音楽を信じることができたんですか?
音楽をやっている時の感覚が違うんですよね。音楽に対しての真剣度合いが全然違ったんです。同じように英語に対して、真剣になれるかというと、シェイクスピアも素晴らしいし、映画も見たし、本も読みましたが、音楽ほど、のめりこんでまで追求しようとはどうしても思えないんですよね。

元々アメリカに行きたいという気持ちがあり、留学制度が充実していることもあり上智大学への進学も決めたにも関わらず、わだかまっている状態が続くのであれば、自分のやりたいことを追求しようと思って、大学を辞めました。

バークリーでは授業がとても忙しくって、ずっと勉強ばかりしていました。日本の生活とは全く違う。ずっと音楽をやっていましたね。課題もたくさんあって、ものすごく勉強をしました。

どうしてこういう決断ができたかということは自分でもよくわからないのですが、今になって思うのは、人と真逆の人生を歩みたかったということと、人生を急ぎたくないという気持ちがあったんだと思います。

人生を急ぎたくないというのは?
会社に勤めて、毎月お給料をもらって、家を建ててというような人生設計を自分が思い描けないんです。
女の子なので、きれいな洋服をきたいな、とかそういうことは思いますが、著名なブランドのカバンがほしいとかそういうことは思わないです。もし、そういうお金があるんだったら、グランドピアノを買いますね。
今、婚活とか流行っていますが、私には全然それがわからない。まだまだ自分にはやりたいことがあるんです。
ミュージシャンは60歳、70歳になっても仕事があるんですよね。好きな演奏をずっと続けることができればと思っています。

日本を拠点に活動することは考えていらっしゃるのですか?
今のところ、考えていません。アメリカは刺激が多い国なので、アメリカを拠点に活動していきたいと思います。ふらっとライブハウスに有名なミュージシャンが現れる、そんな環境に身を置いていたいです。

Manami Moritaからサウンドファインダーの皆さんへのメッセージ

僕がアルバムの中で一番好きな曲、Going home

リリースインフォメーション

Jacket_2 アーティスト : Manami Morita
タイトル : Colors
レーベル:Rambling Records
価格 :¥1,998(tax in)

収録曲
01. My Little Blue Sweetie
02. Jungle Book
03. Sleeping Tiger
04. My Favorite Things
05. Esp.
06. Interlude
07. Goodbye at 12:00 AM
08. Goin’ Home
【国内盤限定ボーナス・トラック】
09. SUMMERTIME

CDの購入はこちらから

10月 5日, 2009 Interview | | コメント (0) | トラックバック (0)

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