SOUND FINDER RADIO 2009年11月14日放送分 ゲストはミュージックマガジン矢川君
今週は、ライ・クーダー&ニック・ロウ来日を記念して、前半は個人的にライ・クーダー特集をお送りしました。私は10日のオーチャードホールに行って来ました。
1.Crazy ‘bout An Automobile / Ry Cooder
80年のアルバム「Borderline」より。
エルヴィスプレスリーもカヴァーしたSUN RECORDSのBilly the kid Emersonがヒットさせた曲のカヴァー。「どんな女も車にゃ弱い。」という能天気な歌詞を歌っています。来日公演でも早めに披露され、盛り上がりました。
2.FDR In Trinidad / Ry Cooder
初期の代表作「Into The Purple Valley」より。
カリプソの最初期のスター、アッティラ・ザ・フンの曲でヴァン・ダイク・パークスも「ディスカヴァーアメリカ」でカヴァーしていますが、アコギのアレンジがとにかく素晴らしい。これらアコースティック・ギターの曲は来日公演では数曲しか聴けませんでした。
3.Dark End Of The Street / Ry Cooder
71年の「Boomer's Story」より。
ダン・ペンとチップス・モーマンが書いてジェイムズ・カーが歌ったサザンソウルの名曲
パーシー・スレッジや、パット・ケリーのジャマイカン・カヴァー、フライング・ブリトウ・ブラザーズなど、数多くのカヴァーがあります。ライのバラードでの最高峰のスライド・ギターが聞けます。こちらも来日公演では聴けず・・。
4.Big Bad Bill Is Sweet William Now / Ry Cooder
78年の「JAZZ」より。
ジャズは変化を遂げて今はフリージャズやエレクトロなど本当に多様化しましたが、もしジャズの原始のままだったらというライ・クーダーの願望が混じった架空のジャズという解釈も出来るのではないでしょうか。
5.He’ll Have to go / Ry Cooder
最も有名なアルバムでしょうか。76年の「チキン・スキン・ミュージック」より。
カントリー歌手Jim Reevesのカヴァーですが、フラーコ・ヒメネスのアコーディオンが印象的で、来日公演ではライがアコギを美しく響かせ、本編終盤のハイライトとなりました。
ミュージック・マガジン12月号
【追悼特集】 加藤和彦
1960年代から日本のポップ/ロックの最先端を切り開いてきた才人=加藤和彦が、10月16日にこの世を去った。
67年にフォーク・クルセダーズのデビュー曲「帰って来たヨッパライ」の大ヒットで鮮烈にシーンに登場、71年に結成したサディスティック・ミカ・バンドではイギリスに進出し、さらに70年代中盤以降のソロ活動では作詞家=安井かずみと組み、ゴージャスな“ヨーロッパ3部作”などを発表した。よしだたくろうのプロデュースやベッツィ&クリス、竹内まりやらのヒット曲の作曲も手がけ、アーティストとしても作家としても、その功績は絶大なものがある。
長身で、お洒落で、新しいもの好きだった加藤さん。本誌では69年の創刊号から連載で童話を執筆してもいただいた。改めてご冥福をお祈りするとともに、その遺産を未来に伝えるべく、特集をお送りします。
6.帰ってきたヨッパライ / フォーク・クルセダーズ
デビュー曲です。亡くなった当日の夜中に聞くと、当たり前ですが、詞がまったく違う響き方をしました。こんな遊び心満載の曲で大ヒットを飛ばしてデビューしてしまうという「粋」さはデビュー当時からだったのです。
7.塀までひとっとび / サディスティックミカバンド
8.タイムマシンにお願い/ サディスティックミカバンド
クリス・トーマスがプロデュースした傑作、『黒船』よりファンキーで楽しい2曲を。
高中正義のギターも冴えているし、バンドサウンドとしても最高の演奏が聴けます。
この後、加藤ミカはクリス・トーマスと不倫関係になってしまい、加藤和彦と離婚、ミカバンドも解散してしまいます。
9.Old-fashioned / キセル
ユーミン、矢野顕子ほかすごいメンツが揃った『くるり鶏びゅ~と』より。
キセルらしい仕上がりになっています。
10.ベガ / キセル
もう1曲キセルです。二人のハーモニーが美しく溶け合っているオリジナル曲を。
乾いた音のバックトラックも二人の声をさらに引き立てます。
11.宿はなし / 二階堂和美
このトリビュート、若手の起用もツボを得ています。
新進気鋭の女性SSW二階堂和美も、くるりを自分のものにしています。
12.All The Wine / Clare & the Reasons
ジェフ・マルダーの娘、クレア・マルダーのユニットの新作がリリースされます。
少しエレクトロが入った新機軸のサウンドになっています。
最新号で彼女のインタビューも読めます。
レコード・コレクターズ12月号
【特集】ガンズ&ロ-ゼズ
派手なヴィジュアルのバンドがひしめく1980年代半ばのLAで、ブルーズやパンクの影響下にある本物のロック・バンドが誕生します。デビュー・アルバムは、ストリート仕込みの過激なライヴも話題となり、発売から1年後に全米1位を獲得しました。やがてヴォーカルのW・アクセル・ローズがバンドの実権を握ると、メンバー・チェンジが激しくなり、現在はほぼアクセルの個人プロジェクト。88年暮れの初来日公演ではショウの途中でステージを去るなど、大物ぶりを発揮したこともありましたが、この12月の来日公演は無事に終わるでしょうか? 目が離せません。
13.Sweet Child of Mine / Guns&Roses
この曲が入っている「アペタイト・フォー・ディストラクション」はある世代にとっては「すりきれるほど聞いた」1枚なのではないでしょうか。
今年日本公開された「レスラー」という映画で、ミッキー・ロークの最後の登場シーンに使われていて、燃えました。
レコード・コレクターズ12月増刊号『レコード・ダイアリー2010』
レコスケと行く2010年 名盤の旅!
レコード好き、音楽好きなら、毎日が楽しくなる手帳“レコード・ダイアリー”の2010年版。
こんな手帳も出しております。
音楽好きの方はぜひ使ってみてください。年内は書店にあると思います。
Text&selected by 矢川俊介
11月 14日, 2009 Event, Live and Broadcast | Permalink
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