P-VINE RECORDS Monthly Pick Up - Color Green / Roman Andrén
"Juanita & Beyond - Live Studio Sessions"は僕にとって永遠の名作だ。このアルバムに出会えたことは本当に幸せなことだった。とても好きなアルバムで一生をともにするだろうこのアルバムを制作した本人に昨年の夏に会い、直接話を聞けたというのは僕にとっては夢見心地な気分だった。会ったときに彼は今回発売になるニューアルバムのColor Greenについて語ってくれたが、ようやく2月3日にその全貌が明らかになる。発売に先駆け、今の心境を聞いてみた。
ニューアルバム”Color Green”が2月に発売されますね。アルバムのコンセプトを教えてください。このアルバムは70年代のソウルミュージックにインスパイアされているんじゃないかと感じました。
僕の4枚目のアルバムとなる"Color Green"では、これまでやったことがない何か新しいことをやりたかったと同時に、ファーストアルバムの"Ambessa's Dream"にある意味回帰したいとも思ったんだ。この一年、僕はいくつかのことにインスパイアされて、多かれ少なかれその影響がアルバム制作の過程に顕れたんだと思ってる。僕は常に物語にインスパイアされてきた。特に、「地底旅行」などのジュール・ベルヌの作品のような、失われた世界や、冒険の物語にね。ジョゼフ・コンラッドの「闇の奥」は今回また読み直したりして、再び興味を持った。そして偶然にも、1900年代の学者で、私たちは一つの球体の中に住んでいて、太陽も、月も、星も、全てその球の中で私たちと共存している、という思想を信じてる人物を発見したんだ。彼は、私たちの太陽は物凄く遠くにあるという考え方は、実際は球体の中心に浮かぶとても小さな天体だからそうなんだと説明した。しかし、その学者は、彼の生涯をかけて、その考え方を証明しようとしたんだ。とてもスリリングだったから、僕はこの話をベースに物語を書き始めた。そこには、新しい世界、”外の世界”へと続いているゲートがあるはずだ、ということも書き加えて。そして物語が広がっていき、"Color Green"のアルバムの曲が展開をみせ始めたとき、逆の発想も生じたりした。また、僕は音楽的に様々な種類のスタイルを取り入れたいとも思ったんだ。より多くのアフリカンビートを加え、一方でブラジリアンの要素はキープし、そしてミックスではソウルの要素も加えた。更に70年代のサウンドも取り入れたかったんだ。そうすることによってリアルな感じを保てる。以前と同じように、本物の楽器のみを使った作品に仕上げているんだ。このアルバムを作るにあたっては、日本で行ったツアーからもとてもインスパイアされているんだ。日本に滞在した、密度の濃い数日間の中で得られた全ての愛と喜び。僕がやっていることは正しいんだということに、より強い自信が生まれた。"Color Green"の中のいくつかの曲は、もともとコットンクラブで初めて演奏されたんだよ。まだロウな状態なものもあれば、ほぼ完成形のものもあった。大変だったときには、みんなからの反響がとても励みになった。一生忘れないよ。そしてもちろんデオダート、バリー・ホワイト、バンダ・ブラック・リオ、マーヴィン・ゲイ、メイナード・ファーガソン、クインシー・ジョーンズ、それにマルコス・ヴァーリといった僕の音楽的なヒーローたちは、常に僕をインスパイアし続けているよ。アルバムの背景となっているのは、新たな世界に踏み込むこと。音楽的にもそのほかの部分でも。そして僕にファンクをもたらすってことなんだ!
前作のライヴ・スタジオセッションのアルバムは、ずいぶん短期間で制作されましたよね。新作の制作期間はどのくらいだったんでしょうか?制作中に大変だったことは何だったでしょうか?
"Juanita & Beyond - Live Studio Sessions"は、僕にとってとても健全な教訓になった作品なんだよ。アルバムを作るのに、自分が求めているものに仕上げるために、僕のセカンドアルバム"Juanita"のときの様に3年間も時間を費やす必要はないんだということを、自分で証明出来たんだ。実際、"Live Studio Sessions"で聴かれるサウンドの多くを、自分自身誇らしく思っているんだ。"Color Green"はスタジオアルバムだから、ある意味要求が多くなるし、全ての楽器を同時に録音は出来なかった。ホーンセクション、ヴォーカル、そしてストリングスやその他の楽器を後から加えたけど、僕はこうやって制作するのも好きなんだ。メロディやパーツが旅(ジャーニー)の過程で僕の頭の中に現れてくるんだよ。だいたい最初のアイデアは決まってとても漠然としていて、ただグルーヴと曲のコードだけなんだ。メロディの大半は、曲作りを進めていく内に頭の中に浮かんでくるんだよ。"Color Green"では、終わりの部分を除いては、これまでで一番楽しいジャーニーだったと言わなきゃならないね。しかし、アルバムを作るという行為は、苦しみ(痛み)も伴うものなんだということを否定できない。ライティング、ミキシング、そしてプロデューシングには、たくさんの時間と努力を要する。それに家族に助けてもらうのに頼らないとならないし、それは家族にとっては要求が多い結果になるよね。今はアルバムが完成して、すごく幸せだと感じているよ。僕のファンのみんなも同じように感じてくれればと願っているんだ。"Juanita"とは少し異なる作品に仕上がったけど、"Color Green"はもしかしたら僕が求めているものにより近い作品になったかもしれないよ。
あなたが前回来日したときに、ベースのジョニーとパーカッションのホセロが今回のアルバムに参加していると話していました。その他のメンバーについても教えてください。
ホセロ・オレリャーナとジョニー・オーマンは、まさにミックスでジャムしてるよ!彼らがいないとムリだったよ。とてもパワフルなエナジーと喜びをもたらしてくれるんだ。そしてソルタン・チョース・ジュニアがドラムで戻ってきてくれ、マグナス・リンデルバーグはギターを、スサンネ・オッテブリング、コンスエロ・デル・ピラル(彼はファーストアルバム"Ambessa's Dream"に参加してくれています)、ハロルド・ロレ、オビ "C" アゴール、そして僕がヴォーカルを、あとはホーンセクションに5人の奏者がいるんだ。中でも素晴らしいインゲ・パターソン・リンドバックはサックスを演奏して、卓越したソロを披露しているよ。また、フルート奏者のスタファン・ハルグレンも参加しているんだ。僕は彼のスタイルを何年も研究していたから、彼がアルバムに参加してくれることになって本当にゾクゾクした。僕の作品にいつも参加してくれてる古くからの友人マッツ・ノルデンボルグもフルートを吹いてるよ。そして僕の妹(姉?)のダイアナとイングリッド・チューリンがヴィオラを演奏しています。
アルバムが発売後のツアーは予定されていますか?
現段階ではスウェーデンでのツアーがアルバム発売から間もなく予定されているよ。あと北ヨーロッパでいくつかライヴがあるかもしれないです。そしてもちろん日本にはまた行きたい。昨年のツアーは僕にとってもバンドにとってもほんとにアメージングなものだったからね。
日本のファンにメッセージをお願いします。
まず、僕を愛しサポートし続けてくれて本当にありがとう。みんなの考えや物語をこれからも僕に送り続けてね。それは僕を頑張り続けさせてくれ、辛いときには助けてくれ、そしてもっともっと作品を作るよう促してくれるんだ。みんなにこたえることを約束するよ。そして、僕は常に新しいインスピレーションを探しているから、僕のアルバムを聴いているときにみんながどんなCDをミックスしてるのか気になるね。僕のMyspaceからいつでも気軽にメッセージを送ったりEメールをちょうだいね。心の底から、みんなを愛しています!
ROMAN ANDRÉN
COLOR GREEN
ロマン・アンドレン/カラー・グリーン
PCD-93317
定価\2,415(税抜価格\2,300)
2010.2.3 in stores
日本先行発売
http://www.myspace.com/romanandren
01. BIRTH OF ESHU [4:56]
02. PIRANHA (THE BUFFALO HUNT) [8:16]
03. CAPTAIN'S SWORD [4:27]
04. ALWAYS ON THE RUN (TO LOVE YOU) [5:21]
05. INSIDE LIFE [4:31]
06. COLOR GREEN (PART. I & PART. II)
[12:47]
07. MY TEN ZILLION DREAM [4:32]
08. SKY RIDE [5:42]
09. LET IT OUT! [4:32]
10. PEOPLE MAKE THE WORLD GO 'ROUND [7:37]
11. LOVE IS STILL EVERYTHING (WITH YOU)
[11:08]
Total Playing Time: 73:55
1月 13日, 2010 リリースインフォメーション | Permalink
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