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2010/02/05

SOUND FINDER Interview with MOUNTAIN MOCHA KILIMANJARO

Mmk

今回のインタビューはマウンテン・モカ・キリマンジャロ(以下MMK)のギタリスト、BobsanとトランペッターのTemjinだ。イギリスでも1stアルバムはJazzmanからリリースされていて、(ちなみに日本盤には未収録のツェッペリン「移民の歌」をカヴァー収録!)年末にはオーストラリアツアーも敢行し、ワールドワイドに活躍するマウンテン・モカ・キリマンジャロの近況をお伝えします。

・今回のアルバムタイトルはどういう意味でつけられたのですか?

Temjin:キリマンジャロの頂上がウフル・ピークというんですが、2作目で、ついに頂上に来たなと(爆笑)

Bobsan:次は深海か、地球か、宇宙かって感じですね(笑)

・A woman changed my lifeはアルバムの中でも異色だと思うのですが。

Bobsan:セッションで1時間くらいで仕上げた曲です。ベースのGingerが弾き始めたラインにメロディを乗せていきました。僕らの今までのカラーにはなかったものなんですが、メンバー全員こういう曲も好きなんですよね。アルバムに収録したいと思って、一気に仕上げました。僕らは他のバンドと違って、メンバーの音楽的な趣味が似ていると思います。なので、曲を作る時にも、イメージが違うとかそういうことはあまりないですね。

Temjin:普段からいいなって思う曲ってメンバーみんな好きなんですよね。

・唯一日本語のタイトルがついている曲がありますが。

Bobsan:元々はOkano Beatって呼んでいたんです。ドラムの岡野が「俺にしか叩けないビートを開発した」って言っていたので、仮タイトルでOkano Beatってつけていたんですが、収録するに当たっては、曲調そのものを表す豪快なイメージで乱暴というタイトルにしました。他の曲はすべての英語のタイトルなので、日本語のタイトルがあってもいいかなと思っています。

・Red hot chill peppersが好きだったとお聞きしましたが。

Bobsan:そうですね。好きでした。Temjinはボーカルやってたんですよ。

Temjin:JBみたいに歌っていたことがあるんですが、うまくハマらなくて、だんだん歌わなくなって、トランペットを吹く割合が増えてきましたね。あと、MCが苦手でした(苦笑)

Bobsan:マウンテン・モカ・キリマンジャロではボーカルをフィーチャーした曲はやらないと思うんですが、STAXやMOTOWNのように、ボーカルを誰か立てて、そのバックバンドで演奏するということもしていきたいと思います。そういう形態でバンドをやっているところが今はないので、いいですね。バンドとは別にゆくゆくはプロダクションやレーベルなども手掛けていきたいですね。

・全曲オリジナルで収録されていますが、作曲はどのようにされているのでしょうか?

Bobsan:スタジオに入ると、自然とセッションが始まるんですが、その様子を全部録音しておいて、後から使えそうな部分を曲として完成させていくという感じでやっています。誰かが持ってきたものを作り込むということもありますね。

Temjin:リズムから作っていって、最後にホーンセクションを仕上げるという感じで進めていきますね。Indicationという曲では僕のソロがあるんですが、どうしても自分が納得できるものが中々できなかったんですよね。結構時間がかかりました。

Bobsan:スタジオは1度に3時間くらい入るんですが、1曲仕上がる時もあれば、全然でき上がらないこともある。スタジオ代もばかにならないので、お金がかからないようにできればいいんですけどね。今でこそあんまりやらなくなりましたが、月に1度は合宿をしたりしていたこともあります。アルバムのレコーディング前にはちょこちょこやったりしていましたね。

・録音はどのようにされているのでしょうか?

Bobsan:前作もそうだったんですが、アナログのオープンリールテープを使っています。
最後のマスタリングだけPCで行っています。リズムトラックだけテープでとって、うわものはデジタルというバンドもありますね。ファンクバンドはアナログのテープにこだわっている人が多いかもしれない。今回は24トラックのリールテープを使ったので、編集しようと思えば、編集できるんですが、そこをあえてやらずライブな感じを大切にしています。

・アナログのテープって入手困難じゃないんですか?

Bobsan:難しいですね。在庫を抱えている業者にお願いして、あるだけ取り寄せてます。

Temjin:仕方なくデジタルでとったのが、最後に収録されているLove Spectrumです。
これはテープで録音していたのですが、最後にテープ切れてしまって、、、
ただ、すごくいいテイクだったので、同時にProtoolsで録っていた方で収録しました。聴き返してみると、デジタルでも意外といい感じだったような気がしますね。

Bobsan:でもできれば、テープを使っていきたいですね。

・年末にオーストラリアツアーをされたようですが。

Bobsan:年末から3週間ほど行ってきました。最初のうちは少し緊張していた感じですが、だんだんいい演奏ができるようになりました。日本と違って反応がストレートなんで、うれしかったですね。

Temjin:1週間同じフェスでずっとライブをやっていたんですが、日に日にオーディエンスが増えていって嬉しかったですね。最終日にはものすごいことになってました。

Bobsan:ステージによってオーディエンスの数も違うんですけど、1万人とかいて、そんな大人数の前で演奏したことが今までなかったので、逆に冷静になってしまいました。

Temjin:僕は緊張しているつもりではなかったんですが、演奏していて、「あっ、今日力んでるな」ってわかるんですよね。その時のステージはいつもより15分くらい短いステージだったんですが、終わった時に疲れきってましたね。

Bobsan:おととしのFUJI ROCKに出た時も緊張しましたね。昨年はリリースがなかったんで、出演することがなかったんですが、今年は是非、FUJI ROCKの大きなステージでまた演奏したい。今年はフェスや海外を含めていろいろなライブをやって行きたいと思っています。

・音楽フォーマットについてどういうことを考えていらっしゃいますか?

Bobsan:僕自身はパッケージにこだわっていきたいですね。音楽鑑賞はジャケットやライナーノーツを見ながら、音を楽しむことが一番いいと思っています。

Temjin:Bobsanほどこだわりはないのですが、やっぱり、パッケージとして所有する喜びってあると思うんです。僕らの音楽が広まるんであれば、配信もいいと思いますが、それだけにはしたくないですね。

・ファンの方へメッセージを

Bobsan:長く聴くとじんわりと味わい深いものになっていると思っています。CDを聴いて楽しんでもらって、是非ライブ会場に足を運んでください。

Temjin:前作以上にバリエーションがあるものに仕上がっていると思うので、1stアルバムと今回のアルバムを聴き比べてほしいと思います。ずっと長く聴いてほしいと思います。

マウンテン・モカ・キリマンジャロからサウンドファインダーのみなさんへ

MOUNTAIN MOCHA KILIMANJARO “UHURU PEAK” Release Tour 2010

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2月11日(木)仙台CLUB SHAFT
2月12日(金)山形Sandinista
2月13日(土)登米CAFÉ GATI
2月14日(日)盛岡ni-ju@sakuragaoka
2月28日(日)静岡Boom Boom Bash
3月12日(金)熊本Felicia
3月13日(土)福岡Eary Believers
3月26日(金)岡山CRAZYMAMA KINGDOM
3月27日(土)神戸VARIT
4月2日(金)名古屋APOLLOTHEATER
4月10日(土)渋谷club asia【Tour Final】※チケット先行予約割引あり。
全国ツアー順次決定中!詳細はウェブへ!(http://www.kilimanjaro.jp)

ツアーファイナル先行予約のお知らせ!
4月10日(土)開催の東京公演につきまして、早割を実施します!
2月7日 23:59までに「ウフル・ピーク」に封入されているフライヤー記載のURLにてお申し込みいただいたお客様に限り早割価格2800円となります。お見逃しなく。

ディスコグラフィー

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2008年リリース 1stアルバム絶賛好評発売中

サウンドファインダーではシングル盤含めて絶賛発売中

2月 5日, 2010 Interview | | コメント (0) | トラックバック (0)

SOUND FINDER Interview with The New Master Sounds

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2008年のFUJI ROCK FESTIVAL出演以来、日本での知名度が急激にあがったというThe New Master Sounds(ニュー・マスターサウンズ)。DJケブ・ダージに現世で間違いなく最高のファンクバンドと称された彼らのライブパフォーマンスは折り紙つきだ。インタビュー前日にはclub asiaで開催された<in business>にライブ終了後ゲスト出演、ステージでオーサカ=モノレールと“Tighten up”を披露し、集まったファンを狂喜させた。
彼らのサウンドを聴いていて感じることは、質感がざらっとしていて、生々しいことだ。小奇麗にまとまった感じではなく、飛び出す音は強靭なファンクの塊。この秘密を今回は探ります。

・世界各地でツアーをやっていますが、アルバム発売後のツアーということもあり、今までと何か違った印象などはありますか?

Simon:アルバムから多くの曲が演奏できるので楽しいし、お客さんもCDをよく聴いているのか、反応も良くて満足しているよ。沢山のお客さんが来てくれるのがうれしいね。

Eddie:ツアーをやっている中で曲をブラッシュアップしている感じで、日に日によくなっているのもいいことだと思うよ。

・日本の印象はどうでしょうか?

Simon & Eddie:明日帰るからさびしいねえ。

Eddie:ようやく時差ボケも治ったんだけどなー(笑)1週間くらい滞在できれば、もっと楽しめたかも知れないね。

Simon:今回のツアーはSmash(プロモーター)の仕切りが良くて、すべてに満足しているよ。

Eddie:時間があったらスキーとかしてみたかったな。

Simon:僕は京都に行ってゆっくりしたかったな。今回のツアーで大阪も行ったので、途中京都通ったんだけどね。昔一度ライブで京都に行ったことがあるんだけど、ライブが終わったのが夜中だったから、周りが真っ暗で何も見えなかったんだよね。いつかはゆっくりと巡ってみたいね。

・録音技術が発達した結果、生々しい音楽が失われている感じがするのですが、The New Master Soundsのサウンドについてはそのような印象はなく、どのように録音しているかということが気になったんですが。

Simon: Eddieがパソコン使って一人で作ってんだよ

Eddie:そうそう!
(一同爆笑)

Simon:ホントは、僕らの住んでいるリーズに古いスタジオがあって、そこで録音しているんだけど、そのスタジオでは、メンバー全員がスタジオに一緒に入って一発録りなんだ。お互いの顔が見えるくらいの高さのパーテーションで仕切られていて、お互いの様子を見ながら演奏する。録音はパソコンではなくて、テープにしているんだよ。

Eddie:ライブのフィーリングを大切にしていて、1時間くらい練習して録音するようにしている。そうしないと音がフラットになって、面白くなくなっちゃうんだ。2、3テイク録音してダメだったら、こだわらず次の曲を演奏することにしている。

Siomon:大切なことはリズムを一定に保つようなクイックトラックは使わないようにしてるよ。演奏していて、興奮してきてリズムが揺れたりするのはそのまま表現することで、バンドとしての一体感が生まれ、生々しい音楽になると思うんだ。

Eddie:収録終わったものはパソコンに取り込んで、僕が自宅でミックスダウンして、でき上がったものをスタジオでレビューするんだけど、これが一番効率的作業ができるね。

(ここで、Eddieがセットリストを考えるために退席)

・この録音技術の進歩は音楽にとって非常に大きな問題で、ある程度の作品はどうにかなるというと思うんですが、『Live in San Francisco』(ライブ盤)は手の込んだ編集をしているという印象がなく説得力があります。

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Simon:サンフランシスコという街は特別な街で、そこで暮らす人たちの音楽に対する想いとかが大きいと思うんだ。演奏もオーディエンスによって変わってくるから、ライブ盤を出すにあたって、あえてサンフランシスコを選んだというのもある。

アメリカでのライブアルバムのニーズというのは実は、それほどないんだけれども、日本ではライブ盤も売れる。僕たちが関わっているマーケットの中ではCDセールスについては日本が一番大きいと思うよ。
今回のツアー、特に東京でのライブは最高の演奏ができていると思っているんだ。それは東京のオーディエンスはライブ中に飲み物を買いに行ったり、お喋りしたりしている人っていないし、音楽に集中しているのがわかる。

音楽に集中しているエネルギーを凝縮したような東京でのライブレコーディングもしてみたいな。あえて東京らしいとか、エキゾチックなとか、そういうものではなく、純粋に良い演奏を聴いてもらうというところでアルバムを作ったら、アメリカでリリースしてみたいし、反応を見てみたい。

・70年代には沢山のファンクバンドがいて、どのバンドも演奏力がありましたが、現在のファンクバンドではあなた方のような編成で、これほどまで厚みのある演奏ができるバンドは聞いたことがない。これは何が違うんでしょうか?躍動感が全然違います。

答えになっていないかもしれないけど、今ではいろんな音楽が沢山あって、昔のように一つのジャンルにバンドが集中するようなことがなくなったんだと思う。昔はファンクがメジャーだったから、多くのバンドはファンクを演奏したけど、今ではそういうことがなくなったんだと思うよ。いろんな音楽があるからね。
僕はイーグルスやピンク・フロイドなどのロックも好きだけど、70年代のファンクやロックには共通する何か特別な雰囲気みたいなものがあったような気がする。ところが80年代に入ると、録音技術や機材が発展したおかげで、音楽そのものがつまらなくなってしまったような気がするし、音楽にもいろいろなものが登場してきたよね。こんな状況で、ファンクバンドも僕たちを含めていろいろあるけれど、一時代を築くような名声を得られるということがイメージできないから、バンドをやるというモチベーションが低くなってしまっているんじゃないかな。

・音楽産業は大きな転換点を迎えています。今までと違った音楽の楽しみ方が出てくる中で、CDやレコードなどのパッケージ商品はどのようになると思いますか?また、そのような時代の中であなたはどのようなことを今考えられていますか?

Simon:僕らは元々CDのセールスに頼っていたわけではなく、ライブ中心に収益を上げてきた。これは古いやり方なのかもしれないけど、今になって考えてみると、これが一番正しいやり方だったのではないかと思ってるよ。
日本は特別で、元々CDが売れていて、リスナーにとってCDはアーティストと自分をつなぐものというイメージがあるようだし、所有するということにこだわる人種なのかなって気がする。アメリカのような大きな国で自分たちのCDを販売しようとすると、流通に乗せることも大変で、大都市以外の小さな町でCDを販売するということはとても難しいことなんだ。
ところがiTunesが登場以来、僕らの音楽はいろんな人に聴いてもらう機会が増えた。アメリカではツアーで小さな町とかにも行くんだけど、ライブが終わって、リスナーが家に帰ると、そこでiTunesを使ってアルバムを購入できるってことだよね。これってすごいことだよね。

ここにきてiTunesの売上もどんどん上がってきていているんだ。僕はバンドの他にレーベル運営をしているけれども、このiTunesのおかげで大きな収益を上げることができるようになっていて、自分たちのような小さなバンドが大きなアメリカのマーケットで知ってもらうためには、デジタル配信というのはとてもありがたい仕組みだよ。

しかし、困った問題なのは、ファイルシェアリングのような形で、全世界に広がってしまうことなんだ。実は新しいアルバムの『Ten years on』は日本でしかリリースしていないんだよね。リスナーが、いい音楽だからシェアしたいという気持ちはわかるんだけど、日本以外でCDがリリースされていないので、このようなことになると、他の国でリリースすることができなくなってしまうかもしれない。

・でも、ライブの動員は増えているのではないでしょうか?

Simon:うん。増えたね。アメリカの大都市では600人位のクラブでもソールドアウトにできるようになってきたけど、まだすべての都市でそんな感じではないんだよね。
ただiTunesをきっかけにライブに足を運んでくれるお客さんが増えて、初めて僕たちの演奏をライブで聴いたお客さんがiTunesで僕たちの音楽を買ってくれたりすることで、どんどんライブの動員が増えている感じだけど、日本ではCDの売上が高いので、これからどうなるか気になるところではあるんだ。

・ダウンロードの音質って気になりませんか?

Simon:アメリカでは、iTunesで僕たちの曲を聴いている人がほとんどだけれども、その多くのリスナーはライブ会場でCDを購入してくれるんだよね。僕たちの音楽に興味があるファンは、本当はどういう音がするか?ということが気になる人が多いんじゃないかな。

Message from The New Master Sounds

時間がなくて聞けなかったんだけど、僕は彼らに「アメリカって最近Funkしてないんじゃないか」ってことが聞きたかった。次回はそのあたりも話を聞いてみたい。
印象に残ったのは、録音はテープにしているということ。しかも演奏は一発録音。これだ、彼らのサウンドの生々しさのカギはここにある。

インタビュー終了後、ライブをみた。常にツアーで世界各地を回る彼らのパフォーマンスには、その実績と自信が音になって表れている、そんな印象を持った。

途中休憩をはさんで3時間半のライブを立ったままで見るというのは、オジサンの僕にとっては厳しいけど、音楽に飢えている若いオーディエンスは忘れられない夜になったんじゃないかな。そいえば、「神がかっている!」と興奮して、踊り狂っている若者がいたんだけど、なんかとってもほほえましかった。音楽が目の前で呼吸している瞬間だったような気がする。

2008年来日した時にライブの模様はこちら。みんな若い!

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The New Master Sounds6枚目のアルバム「Ten Years On」絶賛発売中! 

オフィシャルサイト

myspace

サウンドファインダーではシングル盤含めて絶賛発売中です。

2月 5日, 2010 Interview | | コメント (0) | トラックバック (0)