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2010/02/02

P-VINE RECORDS Monthly pick up:ZETROSPECTIVE

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1978年にイギリス人のマイケル・ジルカとフランス人のミシェル・エステバンの二人によりロンドンで設立されたZEレコード。このレーベルからはジェイムズ・チャンスやリジー・メルシェ・デクルー(故人)、ウォズ(ノット・ウォズ)等、ユニークかつエッジのある作品が沢山リリースされておりますが、P-VINEではその中から17枚を厳選し、一部を除き紙ジャケ仕様でリリースしました。タイトルのZETROSPECTIVEというはZEとRetrospectiveの造語です。ZEを知り、昔を振り返り、今の音楽への理解を深めるという意味で、使われているようです。温故知新ですね。

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サウンドファインダーを利用されているリスナーにはアニマル・コレクティヴ、ヴァンパイア・ウィークエンドなどの「ブルックリン発」のロックを聴いていらっしゃる方々も多いと思います。実際サウンドファインダーでもこの手のレコードは軒並み売り切れの状態になっているのですが、これらのバンドの音楽的背景には今回ご紹介するZEレーベルの音があります。

この17枚のCD中から皆さんにご紹介させていただきたいアイテムは『N.Y. New Wave』コンピレーションとジェイムズ・チャンス絡みの作品(「バイ」「オフ・ホワイト」)です。
『N.Y. New Wave』のライナーノーツにはブライアン・イーノの的確に今の音楽産業を示唆する含蓄に富んだコメントがあります。

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「前衛音楽へのより大きな貢献の大半は、熱心なアマチュアや遊び半分のミュージシャンによってなされてきた。」

これって、今の時代の音楽にすごくマッチしている。メガヒット、ミリオンセラーがほとんどなくなった現在、リスナーの音楽的趣味は多岐にわたり、大衆化することはほとんどない中で、このコメントはネット世代の音楽に対するあり方を的確に表現していると思うんです。調子の外れた楽器、ボーカルはある意味理解不能で、インチキくさい。これこそパンクであり、ニューウェーブ、そこがたまらない。人と違った面白いものを探している方は是非。

僕個人としてはダンスミュージック系のファンの方にも聴いていただきたい作品が今回の再発に入っています。

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まずはMutant disco。これは最近のNu disco、Balearicを聞いているようなリスナーにオススメです。Garage saleというコンピにはLarry Levanのミックスが入っているのですが、Larryといえば、Garageの代名詞的存在。僕は若いころ、Garageでどんな音楽がプレイされていたかということを想像しながら、レコードを買ったりしていましたが、その中にはパンクもあれば、ハードロックもあって、一つのジャンルにこだわらず、音楽を楽しむことができたということが非常に大きかった。

僕はBalearicも好きですが、なぜBalearicが好きかというと、Garageと同じように音楽がジャンルでくくられていないから。スペインのバレアレス諸島のIbizaという中心でおそらくプレイされていたであろうとイメージされる音楽全般を指しているからなんです。現在MarK EやDowntown Party Network、Aeroplane、The Revengeの作品、Eskimo Recordingsやmaxi、Under the shadeなどのレーべルを追いかけている人、正体不明のリエディットもの追いかけて、聴いている人は今自分が聴いている音楽の源流を知ることができると思います。
特にDJをしている人にとって、自分のストーリーを完成させる上で、今欠けていると感じているような曲と曲の行間を埋めてくれる作品が沢山でていますので要チェックです。特にWas(Not was)の作品群は今のフロアにマッチするでしょう。

その他リリースされた作品はこちら

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