SOUND FINDER Interview with Misa Sugiyama & Silent Jazz Case(島裕介 from Shima & Shikou DUO)
quasimodeやFlat threeでゲストボーカルを務めるMisa Sugiyamaが3月3日にソロデビューアルバムをリリースした。プロデューサーはSilent Jazz Caseの島裕介が担当。今回のアルバム制作にかける想いを二人にインタビューした。
どういういきさつでお二人はアルバム制作をされたんですか?
島:Flat thereのライブが1年半くらい前にあって、僕がゲストで呼ばれたときに、彼女はボーカルだったというのがちゃんとした一番初めの出会いですね。その打ち上げの時、こんなことをやっているんだという話をしたところ、こういう曲を自分もやってみたいという話がMisaさんからありました。自主制作でもいいから作りたいと。 それであれば、先に音源を作ってレーベルに売り込もうということになったんです。
曲作りも島さん参加されているのですか?
島:一部やってますが、ほとんどの曲を彼女が作曲しています。僕はプロデュースやミックスを中心に制作にかかわっています。
Misaさんはいつ頃から音楽活動をしているのですか?
Misa:16歳くらいのころから歌い始めていますが、元々は親の影響で音楽を聴き始めました。小さいころから音楽に親しんでいましたね。バド・パウエルとかスティーヴィ・ワンダーとか5歳くらいのころから聴いていました。ミッシェル・カミーロもソロが追えるくらい好きでした。高校生のころにはライヴハウスに出入りするようになって、学生時代はジャズ研でバンドもやっていました。最初から歌を歌っていたわけではなく、子供のころはクラシックピアノを習っていました。 音楽はとても好きで、いろいろな音楽に触れていたいし、挑戦もしたい。そんな気持ちから音楽と真剣に向き合うようになりました。16歳のころからライヴハウスで歌を歌ったり、このような積極性がうまれたのも、子供のころアメリカで過ごしたというのが影響しているかもしれません。
アルバムタイトルはどのようにきめられたのですか?
Misa:元々はOLをやっていたんですが、音楽活動に専念するにあたって、自分の気持ちそのものを表現する言葉として「Fly high」というタイトルにしました。 不安はあったのですが、やりたいことをやろうと。後悔するくらいなら飛び出そうと思いました。
制作にあたり意見の食い違いとかありませんでしたか?
島:特にそういうことはありませんでした。制作に関してはアーティスト主導で行うので、アーティストが望むものに沿う形でプロデュースしています。オーバープロデュースにならないように心がけ、アーティストがやりたい方向性で作業を進めていきますが、極端な話、音楽もよくわからないような歌手をプロデュースすることになったら、曲も自分で作って、すべてお膳立てして歌ってもらう感じにすると思います(笑) Misaさんの場合は、音楽知識もあるし、曲も自分で作れるし。全て彼女に任せた感じです。
収録しているカバー曲について教えてください。
Misa:4曲収録されていて、All you need is love、There must be an angel、Autumn leaves、I’ve got just about everythingです。 I’ve~はBOB DOROUGHというジャズボーカリストの曲で、今回のアルバムにはどうしても入れたかった曲です。この人が好きでジャズを聴くようになったところもあります。
島:調べてみると、このBOB DOROUGHは渋谷系のミュージシャンにもカバーされていて、小沢健二さんも演奏してるんですよ。
オリジナルの曲についてはどのような時に作られているんですか?
Misa:朝起きたときとか寝る前とかによいメロディが浮かびますね。
島:僕も最初はメロディから作っていたんですが、最近はかっこいいリフを考えてから作曲をすることも多くなりました。今、Silent jazz caseのオリジナルアルバムを作っていますが、その中にもリフから作った曲も入っています。
歌を歌いたいという欲求はどこにあるのでしょうか?
Misa:いろいろあるんですが・・・。音楽は世界共通で、どんな人にも伝わるものだと思っているということと、私は今25歳なんですが、同世代でもやりたいことが見つからず、やりたいけど、なんとかなく抜け出せないという人が多くて、歌を歌うということはそういう人たちに対するメッセージでもあるんです。 決して安定している環境ではないけど、小さくても自分の作品を残すことができて、とても幸せです。自分の力で事を成し遂げる勇気を持ってほしいというメッセージを込められています。
今回アルバムがこのような形としてリリースされたことはとてもうれしいことです。今音楽業界は変革期だと思うんですが。パッケージがあることによって、ビジュアル的にイメージを作りやすいと思います。データだけになると、アーティストのイメージをつけにくく、どれだけダウンロードされたかとかそういうことで音楽が測れるようになることには違和感を覚えますね。確かにネットを通じて世界中の人に届くといういいところもあると思うんですが。
島:ネットに情報を出したところで、積極的に情報を取りに行かなければ気づくことないから、結局は宣伝しないと埋もれてしまうと思います。 音楽ビジネスというのは時代に流されるしかないと思うんです。配信でもいいんですが、そのような環境でも音楽がビジネスとして成立する仕組みが出来上がればといいなと。あと3年くらいで変わるんじゃないかなと思っています。
サウンドファインダーをご覧になっている方にメッセージをお願いします。
Misa:今回参加してくれたアーティストと4月9日(土)にJ’Z Bratでリリースパーティを予定していますので、是非遊びに来てください。 Fly highは歌モノのポップなアルバムなのでジャズを聴いたことがない人にも楽しんでいただけると思います。
島:今かっこいい音楽がチャートを賑わせていないじゃないですか。それがもどかしい。僕は歌モノのかっこいいジャズテイストの音楽を発信していきたいと思っています。音が豊かな作品を残していきたいですね。
Misa Sugiyama & Silent Jazz Case(Yusuke Shima)からメッセージ
リリースインフォメーション
タイトル:FLY HIGH
アーティスト:Misa Sugiyama
プロデュース:Silent Jazz Case(島裕介from Shima & Shikou DUO)
価格:2300Yen now on sale
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