5年ぶりの新作SACRED DAYSがいよいよ発売になった。Kaoru Inoueが新たに提示したダンスミュージック。そのキーワードを祝祭、祝祭のための音楽-オーガニックで、やわらかな光に包まれようなやさしい音-はすべての人が求めるものだ。
バンドをやっていらっしゃったんですよね?
そうですね。今でも時々ライヴをやったりしているんですよ。
高校時代にイギリスの音楽に触れて、かっこいいなと思って、音楽にのめりこんで行きました。当時はパンクが好きでした。
学生時代にクラブキングでイベント制作の手伝いをやったことで、これからこういう音楽は盛り上がっていくんだろうなって思いました。クラブ文化の黎明期でしたね。ディスコとではなく、サブカルチャーに触れた瞬間で、音楽的にどうこうとかではなく、刺激がすごいと思いました。
元々バンドをやっていたのが、クラブ系の音楽に触れた時の衝撃がすごくて、「バンドなんか、ダサい!」ってこっちの音楽を始めたんですが、シンセサイザー1台でシーケンスを組んで、サンプリングマシンを使って、というような音楽もバンドをやりながらも好きでした。音楽については貪欲になんでも聴いていた感じがします。
何がきっかけでそんなに音楽に没頭していったんですか?
元々はYMOでした。テレビ番組には出演しない、ミステリアスな雰囲気も含めて好きでした。あと、歌謡曲みたいなものもすきでした。
20代のころはいろんな音楽を聴いて、どんどん音楽性が広がっていったんですが、今の時代のように簡単に情報にアクセスできないため、自分から貪欲に音楽を探しました。
これほどまでに貪欲に音楽を追いかけたのは、The SmithsのJohnny Marr(ギタリスト)やXTCのAndy Partridge(ギタリスト)とか好きだったのですが、彼らの音楽を追求していくと、アフリカンなテイストに行き当たったんですよ。好きなアーティストを追いかけるうちにいろんな音楽に出会うことができました。
CHARI CHARI、Aurora Acoustic、Kaoru Inoueという3つの顔がありますが、どのように使い分けてるのでしょうか?
おんなじ人間がやっているので、連続性はあるんだけど。自然に広がっている感じがします。活動を続けていく中で、自然発生的に生まれている感じですね。
今回のアルバムについて教えてください。
去年には8割は完成してましたが、音楽産業全般の転換期ということもあり、少しタイミングを見ていました。すでにアルバムからは12inchシングルとして2枚リリースしました。いろんな要素があるダンスミュージックです。ダンスミュージックは社会構成の中の役割を感じるんですよね。祭りの司祭のような感じ。
機能的にはそれと変わらないのかなと思います。
アルバムタイトルについて教えてください。
祝祭について先ほど少し話しましたが、日本の民俗学で「ハレの日」、「ケの日」、「ケガレの日」というのがあるのですが、「ケの日」は日常を指し、「ケガレの日」は負の非日常、「ハレの日」が正の非日常を指しています。DJをやる者としては祝祭をあらわす「ハレの日」が気になり、いろいろと調べてみたら、Holidayとかという言葉が出てきた。でもこの言葉には休日的な要素が強いので、別の言葉がないかと調べていたらSACRED DAYというのが一番近いということがわかったんですよね。音楽やダンスミュージックは祭りというかお祝いのような事に繋がる感じがいいですよね。
パンクが好きだったという方が作られたとは想像できないほど、今回のアルバムSACRED DAYSはオーガニックな感じのアルバムですね。
今やっている音楽に対してのメンタリティの中にも根底には怒りという感情はどこかにあると思いますが、そういうのがストレートに表現されているわけではないということだけです。過去の作品にはドロッとした感じで、それがオブラートに包まれて出たものもあるんですが、人が聴くと、やさしいという印象を受けることがあるみたいです。でも、自分自身としてはやさしさを表現したいわけではなく、やさしくなりたいだけなんだと思うんですよね。
制作で使った機材について教えてください。
LogicとAbleton Liveを使っています。オーディオインターフェイスはDigidesignの002を使っています。
ソフトはあまり入れていないですね。Logicにインストールされているものを使ってます。
リスナーにメッセージを
ダンスミュージックの消費のサイクルが早くて、そういうものに対しての批判という部分もあるんですが、これから先、アルバムという文化がなくなっていくかもしれません。こういうフォーマットで自分の世界観を伝えることができなくなってしまうかもしれないということも感じている中で、作ったアルバムです。
いろんな人に聴いてほしいんですが、ダンスミュージックが好きな人、ワールドミュージックが好きな人には感じてもらえると思います。
音楽を続けていくうちに本質的に音楽とはなにか?ということに必然的に向かっていく一方で、社会を見たとき、調和が崩れ、社会性が失われつつあると思うんです。音楽は社会に必要なその調和を再生できるのではないかと思っています。
Kaoru Inoueからサウンドファインダーの皆さんへ
■New Album Release Party
groundrhythm Kaoru Inoue's New Album "Sacred Days" Release Party
Venue : AIR
Date : 2010. 08.07 (Sat)
Open : 22:00
Charge : Door 3,000yen W/F 2,500yen AIR MEMBERS 2,500yen
Live : Kaoru Inoue (seeds and ground) + Sinsuke Fujieda (sax)
DJS :
Kaoru Inoue(seeds and ground)
PSYCHEDELIC BUS aka HIROKI MURAI
and more...
VJ : Sakota Haruka
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■DJ Schedule
8月...
13日 Apollo1026(岡山)
20日 Night Time Pool @ Hotel New Otani (東京)
http://www.newotani.co.jp/tokyo/summer/nightpool/index.html
21日 Mother @ ageHa(water bar)(東京)
http://www.ageha.com/
28日 Duckbill(鹿児島)
http://duckbill-live.com/
9月...
3日 Double(金沢)
http://www.w-double.info/home.html
11日 Eccentrip Journey Open Air Party 2010(浜松)
http://www.eccentripjourney.com/
17日 The Beach @ Microcosmos (東京)
http://www.microcosmos-tokyo.com/
18日 Kieth Flack(福岡)
http://www.kiethflack.net/
19日 Megahertz(小倉)
http://www.megahertz.jp/
25日 秋田
26日 ShinKooeN Fes 2010(茅ヶ崎)
http://ameblo.jp/nakameguro-solfa/
10月...
2日 groundrhythm @ AIR(東京)
http://www.air-tokyo.com/
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