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2010/09/13

SOUND FINDER Interview with Manami Morita

Manami_morita

今回東京JAZZに出演するために単独で来日をしたManami Morita。昨年会った時よりもずいぶんと力強くなったなぁという印象を持った。10月8日(9月8日タワーレコード先行発売)に発売となる2ndアルバム「For you」は前作に続き、ジャケットデザインも本人が手がける意欲作だ。

アルバムについてお聞かせください。

今回は前回の路線を踏襲するような作品になっています。レコーディングしたのは6月です。前回は時間がない中でつくったのですが、今回は時間がある中で作ったので、演奏自体は落ち着いていると思います。

どんなレコーディングだったのですか?

いいピアノで演奏したいなと思って、いろんな人に聞いたら、今回のスタジオがいいということになって。
コネチカットにあるスタジオなのですが、山の中にあって、Dave BrubeckやChick Coreaなんかもそこでレコーディングしているそうです。
スタジオってものすごく大きなミキシングコンソールがあるじゃないですか?それがないんですよ。セコイヤというソフトが入っているPCがあるだけなんです。

ベースとかはコンプレッサーをかけていないんです。出音のままなんです。エンジニアの方はそのスタジオのオーナーなんですが、HiFiにこだわっている人で、このアルバムは一切コンプをかけないで制作しています。なので、他のアルバムに比べるとずいぶんと音が小さい印象を受けるかもしれませんが、これが楽器のナチュラルな音なんですよ。

マイクもそれぞれの楽器に1本ずつセッティングしています。ドラムもバスドラム以外は1本のマイクで拾っています。

ただ、そのマイクはものすごいいいものを使っている。あと、リヴァーヴも昔の大きなリヴァーヴマシーンを使っているんですよ。今回のレコーディングは昔ながらの手法と最新の録音技術で作られた作品になっています。

マスタリングもこのエンジニアの紹介でマスタリングしてもらっているのですが、共通しているのはアコースティックな音楽しか録らない人たちなんです。

今回のアルバムはそんなところも意識して皆さんに聴いてもらいたいと思います。

昨年Colorsをリリースしてからどんな活動をしていましたか?

昨年の10月にNYに引っ越したんですが、競争が激しいですね。ただマイペースにできるので、それがいいです。日本にいると、結果をすぐに求められるような気がするし、NYには一線で活躍するミュージシャンが沢山いるので、そういうのも刺激になります。それまではボストンに住んでいたのですが、学生が多かったので、そのような環境にいることは良くないのかなと思って、NYに引っ越したんですよね。

おそらくこれからもずっとNYを中心に活動することになります。

収録曲の紹介をしていただけますか?まず1曲目に収録されているM☆GICはなんと読むんですか?

Jacket

今回のアルバムはFor youというタイトルをつけたのですが、誰かのために書いた曲を集めました。

このM☆GICは、私はエムギックって呼んでいるんでけど、MAGICで構わないです。この曲名の由来はMAGICって書いてある石をあるおばあちゃんからもらいまして、その石の真ん中に☆マークが書いてあったんです。それが由来です。そのおばあちゃんが奇想天外な人で、その人のことを考えながら、作ったんで、面白い展開の曲になっています。

アルバムは誰もが1曲目から聴くじゃないですか、だからすごくキャッチーなものを1曲目にしています。

Catch the Panduってどういう意味ですか?

曲自体は前に書いたものなんですが、とある日、コントロールルームにあったメンバーリストの紙に、Randyというギタリストの名前があって、それがすごい殴り書きでPanduに見えた、という面白いエピソードが元ネタです。深い意味はありません(笑)。

Shimaという曲は家で飼っている鳥の名前で、今回のスタジオでも鳴き声をレコーディングしています。最初はスタジオで緊張してなかなか鳴いてくれなかったんだけど、慣れてきたら普段通りピヨピヨ鳴いてくれて、その声が曲の最後に入っています。

ASAPはパーカッションのために作った曲なんですが、同時進行でいろいろと手がけていて、なかなかこの曲ができなくて、急がなきゃ!ってことでASAP(As soon as possible)となりました。

Moanin'やYesterday once moreといったカバーも収録されていますが、独自の解釈ですよね。

そうですか?めちゃくちゃメロディを弾いてますよ(笑)

Moanin'ですが、早い感じの曲はやればやるほど、同じような感じになってしまうので、何度も取り直すことができないんですよね。2テイクくらいしかとらなかったんです。

Sing nightlyは昔好きだった人のことを想って作りました。その頃私には付き合っている人がいて、相手にも彼女がいたんですが、そのことを想って作曲しています。夜にピアノを弾きながら作っていたので、Sing nightlyにしました。ロマンティックですよね。

                                                                                                                         
僕は7曲目のFall forwardが好きです。

私も一押しです。Fall forwardは私はこのアルバムの中で一番好きです。
秋になっていくという意味と前に倒れるという意味で、ベースのザックが名づけてくれて、レコーディングもメンバー全員楽しんだ曲でしたね。

Whereever I goは2日目にレコーディングしたんですが全然うまくできなくて、3日目にやったらすぐにできた曲です。この曲はメトリックモジュレーションというテクニックを使って複雑なリズムでテンポを変えていく曲なんですが、作曲当時Ari Hoenig(アリ・ホニッグ)というドラマーにはまっていて、その人のことを考えて作った曲です。

ラストはカーペンダーズですが。

Yesterday once moreは母が好きでよく聴いていた曲で、私も好きになった曲です。
アルバムもライブも派手な終わり方は好きじゃなくて、あー良かったねえ。いいまとまりだなって思ってもらえたらと思っているので、ラストにこの曲にしました。

今後の活動について教えてください。

12月には日本で全国ツアーを予定していて、12/2(thu) at Mt.Rainer Hall Shibuya Pleasure Pleasureが決まっています。それ以外のスケジュールもそろそろフィックスするので、是非お越しください!今年の3月のツアーでは大阪や岡山でのライヴが印象に残っていますね。今回も良いライヴにしたいです。

長期的な部分では、CDを毎年リリースをするということではなく、長いスパンで作品と向き合うようなものを残していきたいと思っています。

Message from Manami Morita

9月 13日, 2010 Interview | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/09/06

リリースインフォメーション:2010年9月8日発売 SOUL FORTUNE SOCIETY

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かれこれ3,4カ月前だっただろうか、友人のイベントが中野のHeavy sickであって、そこに遊びに行ったときに、偶然SOUL FORTUNE SOCIETYの演奏に出くわした。久々に聴く、Rare grooveで、Rare soulなフィーリング、Al Greenみたい。最初の印象だった。
とびきり威勢のいい音楽を、めちゃくちゃ楽しそうに演奏している彼らに「この人たちは、SOULがほんとに好きなんだな」とうれしくなった。
暑いのにスーツ、これだけでもソウルというフォーマットにかける意気込みが伝わってくるってもんだ。
そんな彼らがいよいよ今月デビューアルバムを発売する。
まだまだ、荒削り。でもいいんだ、ソウルが好きなこと、音楽が好きで演奏する姿は本物。

昔マイルスが言ってた「音楽聴きたきゃ、ライヴ来な。レコードは名刺代わりだ」

9月19日には渋谷のLushでリリースパーティを開催。ゲストDJにはヂャンプで同じみの黒田大介を起用。これからのアーティスト、SOUL FORTUNE SOCIETY。

★リーダのTetsuya'Stormer'Tamaiからのメッセージ★
いよいよ我々Soul Fortune Societyの1st Albumが世に出回る事になる、それにあたり、自身の言葉で作品を紹介しなければならないのだが。そいや、作品へのコメントはマネージャーの牛島君やモカキリのMzoに任せたっきりで、俺は全く触れていないな。

実際レコーディングが終わると、もう次ぎの事を考えていてね。でも、アーティストってのはそんなもんじゃないかなとも思うし、客観的に見れないってのもあるし、第一俺の場合、ただただ恥ずかしいのひと言。ま、そんな事も言ってられないので、UFO誘拐事件被害者が逆行催眠をかけられた如く思い出してみるかい。

先ず、俺がSoulの事を誰かに話す時に、かならず引き合いに出すエピソードがある、それは、昔大阪時代に知り合ったSoulを歌う女性のシンガーがいて、俺が東京に出て来たばかりの頃、丁度彼女のライブが渋谷のどっかであったので観に行った時。”タマイちゃ〜ん、ゴメンな〜、私最近Soul歌って無いね〜ん、Popsばかりやね〜んと彼女。ん、待てよ、なんで謝る?SoulはPopsじゃ無いのか?と疑問を持ったわけで。

俺はSoulを最高のポップミュージックだと思って聞いてきたので、そう言った想いにかられたのだが、SamにしてもJBにしてもMarvinにしても。でも実際みんなどうなんだろね、Popsの定義自体なんだかんだ言っても曖昧で、それぞれ個人に委ねられる場合が多いような気もするし、だけど、俺の中の1つのやり方として、POP=普遍性、POP=存在、ありとあらゆるソウルミュージックから感じ取ったそれを、自らの作品に反映して行く事で、より多くの人がSoulを好きになるきっかけになるんじゃないかと思う

神戸のNude Restaurant、京都Soul Survivers、大阪ManifestoなどのNorthern Soulシーンからの影響は計り知れない、かく言う俺もNight Fox ClubてなNorthern Soul All-Nighterも開催している。簡単に言うと60年代後期から現在まで続くイングランドにおけるレアソウルクラブカルチャーとでも言うか。そこでのダンススタイル、ビートの利いた60'sソウルは勿論なのだが、あまりビート感が表に出ていないミッドスロウな楽曲でも、巧みなステップで踊りまくる。

実際踊れるのではあるが、何故なのだろうかと相当考えた事があった。で、そこで出た一先ずの答えがあるのだが、それは全体に流れる3連のシャッフル感、8であろうが16であろうが、そこにはグルーヴとして、必ずツタタ、ツタタ、と、音の向こうには必ずあるわけだ。今回の作品をレコーディングする際、相当こだわった部分である、が、実際成功してるかはどうだろね、でもこれは本当に生涯かけて追求していきたい宿題。

あと最後に。日本語と言うのはやはり、巧みなコード進行とメロディがあってこそ生きると思っている。少ないコードでは、どうしてもノベルティ感、ダジャレ感、笑かし感、的な印象とでも言うか、昔からSoulやFunkの土俵に上がっているバンドって沢山いるけど、どうして変わらないんだろうと思うバンドが殆ど。ま、それはそれで、確立された日本語Soulの1つ形で良いし、楽しめるとは思うのだが、Soul Fortune Societyがやるべき事はそうでは無い。この作品を通して、それが伝わるのであればとても嬉しい。

さて、色々たらたら書いたな、これが作品のPRになるのか?って多少不安ではありますが(笑)書いていると更に愛情が増して来ます、抱きしめたい!。

あ、ちなみにここだけで、俺のルーツが垣間みれる事をこっそり教える。アルバム曲 Beetle Mania ”ベッドの下に潜り込んだままの・・・”の件は、ロバートゼメキスの1978年の初作品、ビートルマニアを描いた映画 I Wanna Hold Your Hand(抱きしめたい)でのナンシーアレンの事だ!。

プロフィール
SOUL FORTUNE SOCIETY
Rare Soul 45'sを演奏するバンドとして結成、現在に至る。
60's中期~後期までの音に影響を受けながらも、年代を問わず黒人音楽の中にある本質的な”声と”歌、サウンドへのこだわりと踊らな意味ないやろというスタンスの元で、次の若い世代へのアプローチを意識し、永遠に色褪せる事の無い普遍的なPop Music、Dance MusicとしてのSoul Musicを目指す。

現在、偶数月第三土曜日に渋谷Lushにて、自らオーガナイズし力を注いでいる、Soul Funk Dj、バンドやシンガーを主体としたパーティーStormer Underground Black Music Dance Communicationを開催している。

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リリースインフォメーション
泣ける! 踊れる! シビれる!どんな口説き文句よりも色っぽくて困る、たったひとつの愛のソウル。 Mzo (Mountain Mocha Kilimanjaro)

2010年9月8日発売
It's All Right The Soul Fortune Society / Soul Fortune Society
定価\1,680 (税抜価格\1,600)

発売元:Stormvillerecords / BounDEE,Inc 販売元:BounDEE.Inc

Amazonにて予約受付中です。

9月 6日, 2010 リリースインフォメーション | | コメント (0) | トラックバック (1)

2010/09/03

SOUND FINDER Interview With Joi

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Joiのニューアルバムがリリースされた。前作を踏襲するオーガニックなグルーブとトロピカルなムードの作品だか、リードトラック、Purifiedには人気若手トランペッター、島裕介をフィーチャーし、今までにない違った一面を披露している。またマスタリングにはKUNIYUKI氏を起用し、一段と深みをましたサウンドは必聴だ。

・前作に続き、トロピカルな感じの楽曲ですが、前作の延長線上にあると思ってよいのでしょうか?

そうですね。そういったフレイヴァーは僕の中から自然に出てくるもので、それが自然とこのアルバムのムードにもなっていってるっていう感じですね。
環境的に前回と違ったのは、制作期間が短かったことですね。年末〜春先にかけてひたすら曲作りをして、その後レコーディングに入ったんですけど、まぁ当然スムーズなときもあれば煮詰まるときもあって。いつもならちょっと制作から離れてみることで自分をリフレッシュさせたりするんですけど、そうする時間がなかった感じで(笑)

・今回の制作進行について教えてください。

いつも同じなんですけど、曲を制作するときはメロディを大切にしてるので、弾き語りというかギターやピアノを弾きながら口ずさみながら書いていく形がわりと多いです。曲のタイプによってビートから構築していくこともありますけど。
僕はかなり綿密なDemoを最初に作るタイプなので、参加してもらったミュージシャンにはそれを聴いてもらいながらイメージとかムードの共有ができるように丁寧にコミュニケーションします。その上で一旦彼らのイマジネーションに委ねます。数テイク録音してもらって、それを僕がエディットして、各パートの流れを作っていく感じです。イメージの解釈にズレを感じたらリテイクしてもらったりしますけど、気心の知れたメンバーなのでたいがいはスムーズに進みますね。

・制作環境やその過程で苦労した点などを教えていただけませんか?

一人で曲に向き合わなければならない時間がとても長いので、やはり曲を客観視するのがなかなか難しいです。例えばヴォーカル録りにしても自分でPro Toolsを走らせて1テイク歌い終わったら自分でPro Tools止めて、みたいなことを延々と繰り返すので。まぁ慣れましたけど(笑) やっぱりいかに集中力をキープするかということと同時に気持ちの抜きどころをうまく作ることも大切で、そのバランスが重要な気がします。
制作中はこの曲は本当に良い曲なのか、美しいものになっていってるのか、ちゃんと自分らしさが表現できてるかとか色々自問自答を繰り返してしまいますからね。
「綺麗」というのと「美しい」というのは僕の中ではちょっと別物で、聴いてくれた人の中に染み込むようなイメージが「美しい」という言葉にはあって、自分の作品は美しいものであってほしいと思います。

・今回のアルバムコンセプトとアルバムタイトルについて教えてください。

アルバムタイトルはいつもすべての曲が出揃ってから考えます。今回もジャケットの入稿ギリギリまで悩んでました(笑)タイトルってリスナーにとってのイマジネーションの入り口だと思うので。「FEATHER」というタイトルは数年前にとっても感動した、Ashes And Snow(by Gregory Colbert)という展覧会での映像作品からインスピレーションを得ています。あと同時に僕の歌声のもつ浮遊感みたいなものがこの言葉とリンクするようなイメージもあったので「FEATHER」というタイトルに決めました。

楽園のイメージとか癒しの感覚とかそれらはもちろん僕の作品の色ですけど、コンセプトというよりはあくまで僕の中から自然に溢れ出てくるといった感覚で、それよりも聴いてくれた人に「あーこの雰囲気ってJoiならではだよね」とかって言ってもらえるような個性のある作品にすることがもっとも重要かなと。あるSNSの書き込みで「Joiさんの曲はいつも甘い香りがする」って言ってくれた人がいたんですけど、そういうのが僕がいつも目指してるものですね。

・収録曲は10曲と今の時代においてそれほど多くありませんが。

長いアルバム嫌いなんです(笑)
聴き終わって、もう1回聴きたいっていう、イマジネーションの余韻を楽しむような長さっていうのがあると思う。CDの容量一杯に収録されているのは、ちょっと僕には多すぎるかな。 そういう意味で、今回のFEATHERはコンパクトだけど濃い作品になっていて、繰り返し聴きたくなるような感覚になってもらえたら嬉しいですね。

・音のメリハリがあって、DJにとっては前作以上にフロア映えする仕様になっている感じです。

それはたぶんここ1、2年での僕の経験値によるところが大きいような気がします。Body&SoulをはじめとしたLIVEでの経験も大きいし、あと自分の曲がフロアでかかっている場に居合わせたりすると、やはり新鮮に聴こえたり発見することも多いので、そういうちょっとした一つ一つの体感的なものが作品に反映してるんじゃないかなと思います。

・KUNIYUKIさんはどのようないきさつでマスタリング・エンジニアとして参加されることになったのですか?

MySpaceで僕からコンタクトしたのがきっかけです。もともと彼の作品は僕の愛聴盤のひとつだったので。KUNIYUKIさんの音楽が持っている音の深みや、繊細でいて透明感を感じさせるニュアンス、そこに内包されたエネルギーみたいなところにとってもシンパシーを感じていたんです。そこで直接お願いしてみたところ、実に快く引き受けてくれました。

・KUNIYUKIさんのアルバムへの参加がもたらしたものは何だったのでしょうか?

マスタリングというのはある意味その作品の「手触り」を決定するもので、KUNIYUKIさんがもたらしてくれたものは大きかったと思います。ヴォーカルの透明感とか、アンサンブルのもつダイナミクスをとても大切にしながら、とにかくとても丁寧なアプローチで曲に接してくれました。

・今の音楽を取り囲む状況をどのような思っていらっしゃいますか?

今の音楽マーケットの変化について色々感じるところはたしかに多いけど、唯一つ変わらないのは、状況がどう変化しようともアーティストは変わらず作品を作り続けるし表現し続けるってことです。アーティストとして生きるっていうのはそういうことだと思うし。
作品をリリースすること、ライブで伝えていくことはすなわち両輪だし、自分なりの良いバランスで表現していきたいと思ってます。
CD、レコード、配信などリスナーがいろんな方法で音楽を聴く手段があるということは基本的には良いことなんじゃないかなと思う。作品性という意味ではパッケージを楽しんでくれるのがもちろん嬉しいです。ただそれも含めてユーザーにとって選択肢がいろいろあるのはそれだけ音楽に触れて感動するチャンスが多いということでもあるでしょうしね。

Message from Joi

リリースインフォメーション 絶賛発売中!

Jacket_2アーティスト/タイトル FEATHER / Joi
TRACK LIST
 01 Feather Intro
 02 Purified
 03 The Way You Love Me
 04 Full Moon -chillout ocean mix
 05 Unbreakable
 06 You're The One -caribbean mix
 07 Coco's Dance
 08 Amber Stone -interlude
 09 Continuously
 10 Plumeria

試聴はこちらから

Purified

How beautiful-original extended vocal mix

9月 3日, 2010 Interview | | コメント (0) | トラックバック (1)

2010/09/02

SOUND FINDER Interview with DJ KAWASAKI

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僕が初めてDJ KAWASAKIを知ったのは、King streetからKarinをフィーチャーし、リリースされたBlazin'だった。これは彼が海外のレーベルからリリースした唯一のヴァイナルで、今では中古市場でも高値を付けるレアアイテムとなっている。
この中で聴かれる、美しいメロディを伴う浮遊感のあるトラックは2006年に満を持してリリースされた1stアルバム”Beautiful”でも踏襲され、以来DJ KAWASAKIのトレードマークとなった。(僕はここに収録されたShooting starが一番好きだ)
このDJ KAWASAKIらしさは、彼が手がけたリミックス作品の中でも存分に発揮され、DJ KAWASAKIというブランドはクラバーに浸透していったように思われるが、今回届けられたアルバムは今までとは趣がことなるものだ。

デビューアルバムから4年経過し、彼が新たに求めたものは何か?
オリジナル、彼が手がけたリミックスの総販売枚数は30万枚を超え、今やビッグアーティストの仲間入りを果たした、DJ KAWASAKIの新たな挑戦がいまここに。

・2006年にBeautifulのアルバム発売以来、コンスタントに作品をリリースしています。
アルバムそれぞれにテーマがあると思いますが、今回のアルバムのコンセプトとどんなところに特に力を入れたか教えてください。

今回のアルバムのテーマは”ロマンテック”です。”ロマンテック”とは造語で、”ロマンティック”と"テクノ”のこと。
僕がイメージするロマンティックって、往年のディープハウスのメロディアスでソウルフルな部分。テクノというとデトロイトテクノ、それはMoodymanだったりTheo Parrishだったり、Grenn Undergroundだったりの音楽を連想するのですが、これらの音楽の影響が融合したサウンドを作るというコンセプトでした。1stや2ndにもそういう要素は入っていたんですが、アルバム1枚通して作るのは今回初めてでした。

力を入れた部分はアレンジの部分ですね。
今まではピアノやストリングスを使ってサビを華やかに演出するというスタイルだったんですが、3枚目ともなると飽きられてしまうと思い、違うやり方でアプローチしました。制作当初、プロデューサーの沖野修也さんに「ピアノとストリングスを使わずに制作すること」という禁止事項を言われていたこともあったんですが(笑)、結果的にピアノやストリングスを使ってはいるものの、それをメインで制作しているわけではないんです。キーボーディストにもパーツとして演奏してもらったものを編集をしている感じで使っています。

・ギャラクティック・ハウスというものついて説明していただけませんか?

”ロマンテック・ハウス”だと”ロマンティック・ハウス”と間違われるのではないかって思って(笑)。今のジャンル分けって、難しいじゃないですか?このアーティストはジャズで、この作品はソウルで、というような感じでカテゴライズされることが多いと思うのですが、どうせなら自分のジャンルが作ることができればと思って、ギャラクティック・ハウスという言葉を使いました。DJ KAWASAKI=ギャラクティック・ハウスというブランドにしたかったんです。

・1stアルバムにも”Galaxy”という曲が収録されていますが。

昔から銀河というものに対しては意識しているんです。今回のアルバムにはParadiseという曲にCOMA-CHIがボーカルと作詞で参加してくれていますが、歌詞のテーマは、まだ見ぬパラダイスを求めて銀河をさまようというようなストーリーだったんです。COMA-CHIは「パラダイス銀河だ!」って言ってましたけど(笑)

クラブでDJしているとき、ダンスフロアーでみんなで盛り上がって、このダンスフロアーを突き抜けて、銀河に届け!というようなイメージがあって、なんか、一体感から生まれるフィーリングというか、こう、遠くに行ってしまうような感じを常に意識しています。
あと、銀河ってキラキラしたイメージがあって、それがテクノとリンクしているというのもあるかもしれませんね。

・昔みたテレビや映画から影響されているということはないですか?

それはあると思います。Blade runnerとか、近未来感覚って好きなんですよね。作品を作る上では、常にそのようなイメージがあって、それを音楽的なバックボーンにして音楽に反映させていく感じですね。

・ディープ・ハウス、デトロイト・テクノが好きだということですが、どんなアーティストに影響されたのでしょうか?

Theo Parrishには編集のテクニックにはすごく影響されています。古いディスコをループさせることでテクノ感を出すということは参考にしています。あと、Piranhahead。彼のキーボードワーク、アレンジには影響されています。

メジャーシーンのエレクトロはロックな感じで、僕はちょっとかけられないんですが、もっとルーツ的なエレクトロは好きで、Herbie HancockやSylvesterとかPatrick Cowleyなどのエレクトロ感は好きで、これにブギーがプラスされた感じの楽曲、ディスコっていうのかな、ディスコって言っても、ブラックーフィーリングのあるディスコが好きです。

・DJ KAWASAKIというと美メロなピアノを多用した、いなたい曲が多いイメージですが、今回は見事にそれを裏切る出来栄えです(笑)曲作りで苦労された点を教えていただけませんか?

それほど悩んでいないんですよ。テーマを元に制作に入っているので、当初のコンセプトにぶれないように制作しています。実はデモの段階で50曲くらい作っているんです。すごくよい曲もあったのですが、今回のテーマにそぐわないものはあえて収録していないんですよ。

今回収録できなかった曲は自作以降のアルバムで披露していきたいですね。
今のトレンドの音ももちろん意識はしましたが、それだけでなく、自分のルーツとなっているようなディスコ、ブギーを現代的に表現しようと思っているんですよ。

・今回の作品については前2作とは違ったアプローチでリスナーで戸惑う人もいると思いますか?

リリース前にいろんな人に聴いてもらったんですが、違うことをやっていてもKAWASAKIさんの音は分かると言ってくれる人が多くて、うれしかったし、自分も意図したことだったので、狙い通りでしたね。自分らしさをキープしつつ、進化していかないと意味がない。クリエーターとしていつも同じことをやっていては進歩がないので、今回は日本語の曲を入れたり、4つ打ちではない曲を入れたりしています。もちろん昔からのファンももちろん喜んでくれる作品に仕上がったと思っています。これからも新たなどんどんチャレンジをしていきたいと思っています。

・DJ KAWASAKIというと、美メロなウワモノの他、特徴的なトラックがあげられますが、この辺りは何か意識していることはありますか?

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元々MPC3000を使って、曲作りを始めたんですよね。HIP HOP的なアプローチかも知れないです。ただ今回はMPCで作った音もLogicに取り込んで組み上げていますが。やり方は昔から変わらないので、そこが影響しているのかもしれませんね。

・リミックスも数多く手掛けていらっしゃいますが、リミックス作品を制作するうえで、一番気を使うところはどのようなところですか?

どれだけ自分の色にできるか?ということを意識しています。
リミックスだからと言って、機材を変えているわけではないですし。自分が好きなコード感があって、それを使って自分らしい作品に仕上げていくことをいつも考えています。

・リリース後の予定を教えてください。

9/12から全国ツアーが始まります。これからずっと毎週末ツアーに出ることになりますが、現場でインスピレーションを受けることが多いので、自分にとっては大切なことだと思っています。

例えば、「フロアがいっぱいで盛り上がっている曲の後に自分の曲をかけるとしたら何がいいかとか、この曲に打ち勝てる自分の曲を作りたい」ということをよく考えるんですよね。Galactic loveは制作当初からずっとプレイしていましたし、その中で自信をもって送り出した1曲でもあるので、ツアーで全国に行くので、皆さんに楽しんでもらいたいと思います。

・海外での活動を考えたことがありますか?

今までは全然考えていなかったんですが、そろそろ海外に出てもいいかなと考えています。ヨーロッパの国々はツアーしてみたいし、日本に来るミュージシャンやDJにも勧められるので、いつかはチャレンジしてみたい。アジアは頻繁に行ってるのですが、アメリカ、ヨーロッパではまだプレイしたことがないので。

・音楽はノンパッケージ化が進んでいます。アーティストとしてどのように感じていらっしゃいますか?
時代の流れとしては自然な気がします。
自分自身もダウンロードして買いますし、実際ダウンロードじゃなきゃ買えない音源もありますしね。でも、僕自身は地方に行ったときに必ずレコード・ショップを訪れ、ヴァイナルを買います。ほんとに好きなものはダウンロードしたものでも、ヴァイナルを買ったりします。

僕がアルバムをリリースして、認知されたとことはジャケットにインパクトがあったということもあげられると思います。

僕が作っているアンダーグラウンドな音楽とみんなが知っているようなモデルを使うことで、そのモデルを支持するようなファンにも聴いてもらいたかったんです。
HIP HOPの場合はメインストームがJ-POPと垣根がないくらい成熟していると思うのですが、ファッションも音楽とリンクしている。ファッションからも入れるし、音楽からもファッションに入れる。ハウスについてはまだまだそういう感じではないんですよね。
音楽とヴィジュアルがリンクすることによって、ハウスの持つアンダーグラウンドなイメージを払拭したかたった。僕はJAZZも好きなんですが、実はジャケットのコンセプトはBLUE NOTEのアート・ワークをモチーフにしています。ジャズ・ミュージシャンとモデルがコラボレートしているというものの現代版です。
これからもこのコンセプトを変えることなく、音楽とジャケットを楽しんでもらえるような作品を作っていきたいと思います。

Message from DJ KAWASAKI

<INFORMATION>
9/10(金)入場無料!DJ KAWASAKI出演、お月見パーティ開催決定@丸ノ内ハウス
MOON DANCE〜One night luxury party with Soulful & Galactic house music
大都会の夜空を眺めながら、極上のダンス・ミュージックを満喫する特別な夜。一足早い"お月見"を丸の内ハウスにて開催します。ゲストDJは、ニュー・アルバム、『PARADISE』をリリースしたばかりのDJ KAWASAKI。そして、トップ・ブランドのパーティーには欠かせないDJ HICO。2人がプレイするソウルフルでギャラクティックなハウスを心ゆくまでお楽しみ下さい。
東京のナイト・シーンを彩る新しい風物詩が誕生します。

日時:9月10日(金) 20:00-24:00
場所:(marunouchi) HOUSE (新丸ビル7F) http://www.marunouchi-house.com/
出演:DJ KAWASAKI、DJ HICO、MASAKO TSUJII
入場無料
ドレスコード:Silver
英語圏では"SILVER MOON"という表現があるように、月の輝きを銀色に喩えます。月のイメージと丸の内ハウスの巨大ミラー・ボールを重ね合わせるという意味で、今回、このドレス・コードに決定しました。夜の街で光り輝く、銀色アイテムを身に付けてお越し下さい。
お問い合わせ:丸の内ハウス (新丸の内ビルディング7F) 東京都千代田区丸の内1-5-1
03-5218-5100(丸の内コールセンター 受付時間: 11:00〜21:00/日曜・祝日・連休最終日~20:00)

Dj_kawasaki_jk_2

DJ KAWASAKI 3rd Album "PARADISE" Japan Tour他
イベント出演スケジュール
9/10(金) 東京 MOON DANCE@(marunouchi) HOUSE*
9/18(土) 長崎 Relation 2010@Bg Cafe*
9/19(日・祝前) 京都 Metro
9/22(水・祝前) 神戸 Troop Cafe
9/25(土) 盛岡 players cafe
10/2(土) 金沢 MANIER
10/9(土) 沖縄 Club Be Green
10/15(金) 名古屋 CLUB MAGO
10/16(土) 東京 Tokyo Jazz Meeting@The Room*
10/23(土) 札幌 ACID ROOM
10/30(土) 大阪 NOON
11/6(土) 福岡 O/D
11/13(土) 宮崎 Labo_underground
11/20(土) 宇都宮SPACE LAB π
11/22(火・祝前) 岡山 MARS
12/4(土) 仙台 CLUB SHAFT
12/10(金) 東京 eleven
12/11(土) 長野 FAME
and more
*はゲスト出演
More info

「Paradise feat. COMA-CHI」のMusic Videoが公開中

9月 2日, 2010 Interview | | コメント (0) | トラックバック (1)