SOUND FINDER Interview With Joi
Joiのニューアルバムがリリースされた。前作を踏襲するオーガニックなグルーブとトロピカルなムードの作品だか、リードトラック、Purifiedには人気若手トランペッター、島裕介をフィーチャーし、今までにない違った一面を披露している。またマスタリングにはKUNIYUKI氏を起用し、一段と深みをましたサウンドは必聴だ。
・前作に続き、トロピカルな感じの楽曲ですが、前作の延長線上にあると思ってよいのでしょうか?
そうですね。そういったフレイヴァーは僕の中から自然に出てくるもので、それが自然とこのアルバムのムードにもなっていってるっていう感じですね。
環境的に前回と違ったのは、制作期間が短かったことですね。年末〜春先にかけてひたすら曲作りをして、その後レコーディングに入ったんですけど、まぁ当然スムーズなときもあれば煮詰まるときもあって。いつもならちょっと制作から離れてみることで自分をリフレッシュさせたりするんですけど、そうする時間がなかった感じで(笑)
・今回の制作進行について教えてください。
いつも同じなんですけど、曲を制作するときはメロディを大切にしてるので、弾き語りというかギターやピアノを弾きながら口ずさみながら書いていく形がわりと多いです。曲のタイプによってビートから構築していくこともありますけど。
僕はかなり綿密なDemoを最初に作るタイプなので、参加してもらったミュージシャンにはそれを聴いてもらいながらイメージとかムードの共有ができるように丁寧にコミュニケーションします。その上で一旦彼らのイマジネーションに委ねます。数テイク録音してもらって、それを僕がエディットして、各パートの流れを作っていく感じです。イメージの解釈にズレを感じたらリテイクしてもらったりしますけど、気心の知れたメンバーなのでたいがいはスムーズに進みますね。
・制作環境やその過程で苦労した点などを教えていただけませんか?
一人で曲に向き合わなければならない時間がとても長いので、やはり曲を客観視するのがなかなか難しいです。例えばヴォーカル録りにしても自分でPro Toolsを走らせて1テイク歌い終わったら自分でPro Tools止めて、みたいなことを延々と繰り返すので。まぁ慣れましたけど(笑) やっぱりいかに集中力をキープするかということと同時に気持ちの抜きどころをうまく作ることも大切で、そのバランスが重要な気がします。
制作中はこの曲は本当に良い曲なのか、美しいものになっていってるのか、ちゃんと自分らしさが表現できてるかとか色々自問自答を繰り返してしまいますからね。
「綺麗」というのと「美しい」というのは僕の中ではちょっと別物で、聴いてくれた人の中に染み込むようなイメージが「美しい」という言葉にはあって、自分の作品は美しいものであってほしいと思います。
・今回のアルバムコンセプトとアルバムタイトルについて教えてください。
アルバムタイトルはいつもすべての曲が出揃ってから考えます。今回もジャケットの入稿ギリギリまで悩んでました(笑)タイトルってリスナーにとってのイマジネーションの入り口だと思うので。「FEATHER」というタイトルは数年前にとっても感動した、Ashes And Snow(by Gregory Colbert)という展覧会での映像作品からインスピレーションを得ています。あと同時に僕の歌声のもつ浮遊感みたいなものがこの言葉とリンクするようなイメージもあったので「FEATHER」というタイトルに決めました。
楽園のイメージとか癒しの感覚とかそれらはもちろん僕の作品の色ですけど、コンセプトというよりはあくまで僕の中から自然に溢れ出てくるといった感覚で、それよりも聴いてくれた人に「あーこの雰囲気ってJoiならではだよね」とかって言ってもらえるような個性のある作品にすることがもっとも重要かなと。あるSNSの書き込みで「Joiさんの曲はいつも甘い香りがする」って言ってくれた人がいたんですけど、そういうのが僕がいつも目指してるものですね。
・収録曲は10曲と今の時代においてそれほど多くありませんが。
長いアルバム嫌いなんです(笑)
聴き終わって、もう1回聴きたいっていう、イマジネーションの余韻を楽しむような長さっていうのがあると思う。CDの容量一杯に収録されているのは、ちょっと僕には多すぎるかな。 そういう意味で、今回のFEATHERはコンパクトだけど濃い作品になっていて、繰り返し聴きたくなるような感覚になってもらえたら嬉しいですね。
・音のメリハリがあって、DJにとっては前作以上にフロア映えする仕様になっている感じです。
それはたぶんここ1、2年での僕の経験値によるところが大きいような気がします。Body&SoulをはじめとしたLIVEでの経験も大きいし、あと自分の曲がフロアでかかっている場に居合わせたりすると、やはり新鮮に聴こえたり発見することも多いので、そういうちょっとした一つ一つの体感的なものが作品に反映してるんじゃないかなと思います。
・KUNIYUKIさんはどのようないきさつでマスタリング・エンジニアとして参加されることになったのですか?
MySpaceで僕からコンタクトしたのがきっかけです。もともと彼の作品は僕の愛聴盤のひとつだったので。KUNIYUKIさんの音楽が持っている音の深みや、繊細でいて透明感を感じさせるニュアンス、そこに内包されたエネルギーみたいなところにとってもシンパシーを感じていたんです。そこで直接お願いしてみたところ、実に快く引き受けてくれました。
・KUNIYUKIさんのアルバムへの参加がもたらしたものは何だったのでしょうか?
マスタリングというのはある意味その作品の「手触り」を決定するもので、KUNIYUKIさんがもたらしてくれたものは大きかったと思います。ヴォーカルの透明感とか、アンサンブルのもつダイナミクスをとても大切にしながら、とにかくとても丁寧なアプローチで曲に接してくれました。
・今の音楽を取り囲む状況をどのような思っていらっしゃいますか?
今の音楽マーケットの変化について色々感じるところはたしかに多いけど、唯一つ変わらないのは、状況がどう変化しようともアーティストは変わらず作品を作り続けるし表現し続けるってことです。アーティストとして生きるっていうのはそういうことだと思うし。
作品をリリースすること、ライブで伝えていくことはすなわち両輪だし、自分なりの良いバランスで表現していきたいと思ってます。
CD、レコード、配信などリスナーがいろんな方法で音楽を聴く手段があるということは基本的には良いことなんじゃないかなと思う。作品性という意味ではパッケージを楽しんでくれるのがもちろん嬉しいです。ただそれも含めてユーザーにとって選択肢がいろいろあるのはそれだけ音楽に触れて感動するチャンスが多いということでもあるでしょうしね。
Message from Joi
リリースインフォメーション 絶賛発売中!
アーティスト/タイトル FEATHER / Joi
TRACK LIST
01 Feather Intro
02 Purified
03 The Way You Love Me
04 Full Moon -chillout ocean mix
05 Unbreakable
06 You're The One -caribbean mix
07 Coco's Dance
08 Amber Stone -interlude
09 Continuously
10 Plumeria
試聴はこちらから
Purified
How beautiful-original extended vocal mix
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受信: 2010/09/03 15:55:59


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