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2011/05/17

これぞ、レコードフェチの極み!?
愛するレコードを再利用した雑貨の商品化に挑む
サウンドファインダーの熱い心意気!
(試作に失敗したのでアイデア募集)

ある日、下町に佇むサウンドファインダー本社にて、
レコードをこよなく愛する新川が何やら企み、丸山と熱く語っていた……。

「実はサウンドファインダーを立ち上げたばかりの頃、我が社の登録ショップのひとつである『サウンドフィードバック』の横山さんと呑んでて、もう傷 だらけで聞けないような値段のつかないレコードをお客さんから頼まれて引き取らないといけないこともあるって話を聞いたんです。考えてみたら、聞けなく なったレコードって、リサイクルの方法ってないんですよね。ただ、捨ててしまうしかない。で、横山さんはどうしたかというと、レコードを熱して変形させて オブジェを作ったらしいんです。オモシロそうだからボクも作ってみますって話をして以来、何かいいアイデアはないかと、ずーっと考えていたんです!」(新 川)

どうやら、何かレコードの再利用方法が閃いたらしい。

「愛するレコードたちが生まれ変われる方法がないかな、と。で、とあるインテリアショップ覗いてたら、レコードで作ったブックエンドや本立てとか、 大学ノートの表紙がレコードになってる雑貨を見つけたんです。何か、そういう雑貨を考案して、あわよくば、家内制手工業で商品化できれば、と(笑)」

具体的には、どんな雑貨に!?

「具体的にって、そんなの、まだ決めてませんよ! とりあえず実行あるのみです!! だって、レコードを愛する人間からすれば、いくら聞けなくなっ たレコードとはいえ、再利用されることもなくただ捨てられちゃうなんて忍びないじゃないですかっ! できることなら、ずーっとそばに置いておきたい。もう ね、愛くるしいんですよ、レコードがっ!! わかります? このボクの想い」と、次第にヒートアップする新川。

「それって、愛犬をはく製にするような感覚なんじゃ!?(笑)」(丸山)

「うはは! それはちょっとキモすぎでしょ(笑)」(新川)

とりあえず、器の形に変形させてみて、それから考えるつもりらしい……。
新川&丸山の2人は鼻息も荒く、まずは試作品に使うレコードを選定するために
本社から徒歩約20秒で到着する新川のDJ部屋、通称〝魔窟〟へと向かった。

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親父のカラオケ専用地下室を占拠したDJ部屋。仲間内では〝魔窟〟と呼ばれる。

〜ヤル気マンマンで試作品にチャレンジ!〜

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おびただしい数のアナログレコードたち……。この中から、最初に犠牲となるレコードをまずは選定しようとするも、なかなか選べず、悩みに悩んで涙目 になるという、レコードフェチぶりを発揮する新川。悩み続けること30分。業を煮やした丸山が勝手にピックアップして、ようやく終了した。

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まずは神棚にレコードをお供えして、雑貨として輪廻転生するハズのレコードの供養、
そしていいアイデアが浮かぶようにと、マジで神頼みする2人。

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2人が用意したのは、小さめのフライパンと鍋。新川は、フライパンを軽く熱して鍋に押しつければクニャっと鍋の形に見事に整形できるハズだ、と強硬に主張する。塩化ビニール、溶けるんじゃないのか……!?

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「横山さんに聞いた方法だから、大丈夫だってば!」と、心配をよそに不敵な笑み……。

Photo_3 熱したフライパンを押しつけたところ、わずかに凹みはできたものの、塩ビが溶けてフライパンに付着。部屋中に有害物質的な悪臭が充満しだした。大丈 夫か……。嫁に叱られたくない新川が、何も言わないでそっと元の位置に戻したのは言うまでもない。悲惨な状況になりつつあるのに、「コレ、灰皿とかにいい かも!」と奇妙なポジティブさを発揮する新川に「タバコの火で溶けちゃうだろ!!」と丸山のツッコミが入る。(*レコードが特定されると、関係者に失礼に なるからとの新川の要望により、モザイク処理させていただきました)

 

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作戦変更して、大きめのフライパンに熱湯を入れた鍋にコンロまで持ち出してみたりして。

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あとはやわらかくなったところで、イッキに2人のチカラ技でグニャグニャとムリヤリ整形。「おっ! けっこう味あるじゃん!!」と、どこまでもポジティブな発言を執拗に繰り返す新川だった……。

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器のボールのようなイメージでチャレンジしたものの、できあがってみれば、かなりいびつなカウボーイハットとでもいうべき〝残念な〟形状に仕上がった。それでもご満悦らしく、どや顔をでポーズをキメる新川&丸山。どうすんだ、コレ……。

〜閃きを求めて近所をタダ、ぶらぶらと〜

「とりあえず、ナンかコレに入れてみようか」と、適当なコトをのたまい、近所をブラブラしはじめる2人。何の閃きもないのは一目瞭然である。

小さな植木はどうかと、公園に向かうもツツジなどの大きなモノしかない。平日の昼間に、いびつに変形させたレコードを持ってウロウロするオッサン2人に対する冷ややかな目があまりにも鋭く突き刺さる。それが世間というものだ。耐えきれず、撤退する。P1130136

100円ショップで買いもしないのに勝手にアレコレ観葉植物を飾ってみたり。





P1130147 近所の馴染みのおばちゃんから、無理矢理拝借した鉢植えを飾ってみたり。

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とりあえず、本社に戻って、ワイン飲みながらチーかま入れてみたりもしたが……。



ランプシェードはどうだろうと、むりやり照明をレコードの穴に突っ込んでみたが、電球の熱で溶けそうで怖い。しかもその照明はひん曲がってしまって使いモノにならなくなってしまった。ひと通り試してみた新川がひと言つぶやいた。

「しまりがねぇ~なぁ~!」

自業自得だ。すっかりアイデアも出尽くして限界を感じてしまう新川&丸山……。
と、その時、2人の視界に、小さなスピーカーが飛び込んできた。

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何か閃いたのか、おもむろにヤスリを取り出し、レコードの穴をゴリゴリ削りだす新川。







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で、できたのがコレ。見た目は明らかにビミョーだが、やっぱり音もビミョーだった……。

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「う~ん、ビックリするくらい、音がよく鳴りませんな。とはいえ、ちょっと味があると言えばある、かも!? オブジェとしては、イイかも しれない! 少し改良して商品化してみたい気もするけど、こんな技術じゃあ、二度と同じ形にできないよなぁ……。とはいえ、世界に2つとないオリジナル商 品です。希望者おりましたら受注生産しますよ(笑)」(*注:スピーカー自体は既製品でオリジナル商品ではありません。念のため)

試作1号機は、捨てられることなく、今もちゃんと本社に置かれている。

しかし、ナゼにそこまでレコードの再利用にこだわるのか!?

「だっ て、丸くて黒いのがくるくる回るんですよ? レーベルの微妙なデザインの違いを楽しみ、書かれている情報を見て萌えることだってできるんですよ? そんな 愛おしいレコードをカンタンに捨てるなんて、ボクにはできないんですよっ! わかります? そもそもレコードってモノは……《以下、長いので省略》」(新 川)

というワケで、最後に新川よりアイデア募集の告知です。

「レコードを愛する人のなか には、聞かなくなったり聞けなくなったレコードを捨てられなくて、どうするか悩んでいるって話も多いと思うんですよ。捨てるには忍びないレコードたちを再 利用して、雑貨として商品化できるアイデアあったらご応募お願いします! ホントにいい案があったら、商品化も検討してみます!! 商品化が実現したあか つきには、何かお礼も考えますので、ドシドシご応募ください!」

                                                         (text by 國尾一樹)

 

5月 17日, 2011 SOUND FINDER talks | | コメント (2) | トラックバック (0)