2011/12/29

Joe claussellからみなさんへのメッセージ

Joeこの間、来日した時に少し話をする時間をもらい、今の音楽業界どう思っているのか?という話を聞いてみました。あなたは20年前とは全然違うところに行ってしまいましたね。と伝えると、同じことをずっとやっていても進歩がないからね。と答えたのが印象的でした。

音楽産業では昔からそうだけど、売れるものを作る傾向にある。これは経済活動だから仕方がないことだと思うけど、僕は音楽は経済活動であると同時に、芸術であるということも忘れてはならないと思う。
制作するとき、僕は自分が感じる音楽を作ることを心がけるようにしている。例えばK-POPが日本で流行っているみたいだけど、僕はすべて同じように聴こえるし、自分がやるべき音楽ではないと思っている。
ま、大金を稼ぐためにはいいのかもしれないけど、他にも、レディガガとかさ、そういうのはやらないよ。

アーティストは自分が考える芸術とはなにか?という問いについて、それぞれの答えを形にしていくものだ。僕の音楽に対するアプローチは何が商売になって、何が売れるのかとか、そういうことを考えることなく、自分が今その時点で感じているものを音楽にすること。これがすべてだ。すべての人がどうありたいか、どうなりたいのか、そういう想いに向けて進んでいくことが今は大切だと思うよ。

多くのレコード会社は利益を得て、金を稼ぐことがミッションだけど、僕のレーベルはそれを大きな目標としていない。僕が目標としているのは、アーティストが良い音楽を制作し、それを理解してくれるリスナーに届けることで、それができた時に対価として大きな喜びを僕は得られる。僕は生れた時から家には音楽があふれていたし、音楽を大切にする想いはこのころに培われたものだと思うよ。音楽はとてもパワフルなエネルギーを持っている。だからすべての人に音楽をもっと楽しんで、大切にしてほしいと思っているよ。そのためには音楽を聴き続けることが大切なんだ。

PCで音楽を作ることができるようになったけど、僕はPCで音楽を作ることは反対だ。素晴らしいミュージシャンがいるからね。最近リリースしたHerve Samb & Daniel MorenoのKharitというアルバムだけど、Herve SambはPharoah SandersやHerbie Hancock、AMadou & Mariamのツアー・ギタリストとしても活動してきたセネガル出身のミュージシャン。Daniel Morenoは昔から僕の作品でパーカッションをプレイしてくれているミュージシャンなんだ。
こういうミュージシャンがいる限りドラムマシーンやサンプリングにとって代われることはないよ。素晴らしいミュージシャンが作った音楽はずっと残る。例えばMiles Davisの音楽は常に再発が繰り返されていて、どんな世代の人にも支持されているだろ?良い音楽は世代を超えて残っていくものだよ。

僕のような音楽の作り方はとてもお金がかかる。だからリスクが高いんだ。「これがかっこいいからこれと同じことをやってみよう」というような感じで音楽は作れるものではない。こんな作り方だったら、お金もかからないからリスクもない。簡単なんだよ。でも僕は素晴らしいミュージシャンと一緒に良い音楽を作りたい。

これはDJでも一緒。最近では配信サイトで音源を買うことができるようになったけど、みんな似たような曲をダウンロードして、PCの画面を見つめてDJをしている。DJは一つのアートフォームなんだよ。視覚的にもレコードがターンテーブルに乗っているほうがワクワクするだろ?PCDJは若い世代にとっては普通のことなのかもしれないけど簡単だよね。でもここではアーティストを必要としていない。
もちろんダウンロードにも良い面はあって、素早くいろいろな所に届けるられるというのは便利だよね。
でも、僕は音楽を愛すると言うことは視覚的にも楽しむことだと思っている。これは思い入れにもつながると思うんだけど、ダウンロードしたファイルはすぐに削除できるけど、レコードやCDはそういう風にはならないよね。
どっちを選ぶかは個人の自由だけど、僕はこれからもレコードやCDに恋し続けるだろう。


Herve Samb & Daniel Moreno/Kharit

JOE CLAUSSELLの関連作品

 

12月 29日, 2011 Interview | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/12/26

SOUND FINDER interview with 平戸祐介 from quasimode

Artistphoto_1平戸祐介は会うたびに力強くなっていく気がする。初めて会った時の遠慮しがちに話をする様子からは想像できないほど、自分のやっているジャズに自信がみなぎっている、そんな印象を受ける。ハードバップやワルツ、4ビートをジャズだ!と盲信するジャズマニアにはわからない境地。自身初となるソロアルバム「Speak own words」を来年早々リリース、その新作について話を聞きました。

今回アルバムについて教えてください。
平戸:レーベルからソロアルバムの打診があり、このアルバムのために曲作りをしました。年間約120本のライヴをやっているのですが、いろいろなミュージシャンと演奏することでインスピレーションを受けている部分もあり、NY時代、学生の頃にセッションをやっていた経験というのかな、そういうものがそのまま閉じ込められている感じです。

アルバム制作にあたってはオーディエンスを突き放したくない、これはquasimodeでも一緒なんですが、そういう意識がありました。ライヴに足を運んでくれるファンに楽しんでもらいたいということを意識しました。

いろいろなタイプの音楽が収録されていますが、ジャズは僕の中心です。でもそれは一般的に言われているハードバップなどのスタンダードなジャズではないでしょうね。ジャズは常に化学反応を起こし、分裂して、また融合してきたという歴史があります。ジャズだからといって、ハードバップをやる必要はない。あれは50年代のヒップなフォーマットだったけれど、オールドスクールすぎる。このアルバムは僕が考えるジャズそのものです。

カバー曲についても僕が考えるジャズというものにフィットするような楽曲を選んだつもりです。旧態依然な感じの音楽ではないものですね。伝統芸能音楽的なジャズは自分はやらなくていいかなと思います。もちろん演奏するのは好きですよ。例えば「A列車やろうよ」って感じで、ジャムセッション的な感じで演奏するのは楽しい。だけど、作品として残すことやおおっぴろげにジャズコンサートとかやることは興味がない。

でも、大金を積まれてスタンダードなジャズを演奏してくれと言われたらどうします?
平戸:大金!? それだったらやるかなー。生活は大事ですからねぇ(爆笑)
でも、そういうオーダーをする人は僕の演奏を気に入らないと思うな。演奏したとしても、納得してくれない気がします。

最近いろんな音楽を聴いているんですよね。中でもレゲエをよく聴いています。
Monty AlexanderとEarnest Ranglin、Sly & Robbieのジャマイカンジャズを先日観に行ったんですが、とても感動しました。でも、生粋のジャズファンからすると、ジャズではないと思うでしょうね。NHKで先日放送されたMiles Davisのライヴですが、あれもジャズとは言わないと思う。

アルバムタイトルについて教えてください。
平戸:ジャズは絶対に自分で伝えることが大切な音楽。自分自身のメッセージを届けたいと思って付けたタイトルです。NYで感じた、ジャズはどうあるべきものか?ということやバンドを通じて培ったものとかそういうものを表現したかったんです。ジャズは自分の技量を見せる音楽だけど、例えば、一緒にやっているミュージシャンが想像しているものと違う演奏を自分がした場合に、そのイメージの沿う形で演奏することも大事なんだけど、自分も忘れてはならいない、自分自身の気持ちを演奏に乗せることが大切なんです。

quasimodeのアルバム「Magic ensamble」に収録されているNo more sadnessが再録されています。
平戸:震災直後のライヴでソロで演奏していたのですが、ライヴに来た人がその時の事を思い出して欲しくて再録しました。絶対に忘れてはならないことだと思うんです。だから収録しました。
震災直後は音楽やっていること自体が罪悪感のように自分に重くのしかかっていたんです。自分は必要とされているのだろうか?と真剣に考えたこともありました。でもquasimodeのツアーで最後、東北に行った時に、みんなが音楽を求めてくれているんだなとわかったことがうれしかったし、被災された方に逆にパワーをもらった気がしました。

ところで、共演したいミュージシャンはいらっしゃいますか?
平戸:渡辺貞夫さんですね。ジャズを始めたころ好きになったアルバムがナベサダさんのアルバムだったんですよ。

最後にリスナーにメッセージを
平戸:今回のソロアルバムは一匹狼でやってきたソロピアニストとしての経験、quasimodeで培った経験が凝縮されているアルバムです。平戸祐介そのものを表現した作品なので、是非みなさんに聴いていただいて、ライヴに足を運んでもらいたいです。最近は若い人以外にも年配の方もいらっしゃってくださっているので、是非足を運んでください。1月29日はBLUE NOTE 東京でソロライヴがあります。ご期待ください!


アルバムのオープニングは静かな、いわゆるスタンダードなジャズナンバーで始まりますが、曲を追うごとにアブストラクトヒップホップ、ダンスクラシックカバー、NU DISCOとジャズとは全くかけ離れた音楽に突入していきます。彼の会う時に尋ねることで決めていたことは、「何がジャズなのか?」ということでした。
「旧態依然としたジャズは伝統芸能音楽」とばっさり切り捨てる、彼が考えるジャズ観が少しでも伝えられたのであればうれしいです。


Albumjkt_1平戸祐介/Speak Own Words
収録曲
01. Taxi Driver Theme
02. 生まれたてのメロディ feat. bird
03. I'm In Love
04. Against The Invisible Wall feat. Tomoki Seto(Cradle Orchestra)
05. And Far Away
06. A House Is Not A Home feat. 元晴(Soil&“Pimp”Sessions)
07. Down To The South
08. Love Will Bring Us Back Together Feat. mabanua
09. Spectrum
10. No More Sadness(Solo Piano Version)
11. Music feat. 畠山美由紀
12. Love Is A Losing Game

<参加ミュージシャン>
■バンド 
Drums:藤井伸昭(Sleep Walker)
Bass:工藤精
■トラックメイカー 
Tomoki Seto(Cradle Orchestra)
mabanua
■ゲストアーティスト 
畠山美由紀、bird、元晴(Soil&“Pimp”Sessions)

平戸祐介特設サイト


12月 26日, 2011 Interview | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/12/04

SOUND FINDER Interview with Kentaro Takizawa(滝澤賢太郎)

Tk_ashaBIG ROOM以来、2年ぶりとなる瀧澤賢太郎の 5thアルバムLove & Happinessが12月7日に発売になる。震災以降自分に何ができるかを問い続け、ようやく産み落とした作品は、これが最後のアルバムで、引退になっても構わないという覚悟で臨んだ自信作だ。
人を幸せにする音楽を作ることが自分の使命と言い切る瀧澤賢太郎に作品についての想いを聞きました。

最近はどんな音楽を聴いているんですか?

個人的に今の時代のハウスが面白くないと思うんですよね。ディープハウスは極端にディープだし、派手な音楽はとことん派手で、90年代にあったようなR&Bシンガーとハウスクリエイターが自由に音楽を作っていたような、程よい、おいしい感じのハウスが少なくなったように思う。今回のアルバムではそこを作りたかった。それで共同プロデューサーには、R&Bプロデューサーとしてトップを走っていらっしゃる今井了介さんとご一緒させていただいたんです。ハウスは4つ打ちの中にいろいろな表情があると思うんです。それが好きだったんだけど、最近のハウスはそこを感じなくなった。ドラムンベースに最近ハマってるんですが、ハウスを初めて聴いた時に感じた、いろいろな表情をドラムンベースは持っていると思うんですよね。年末には12/22@ageHaの、m-floさんのパーティで、ドラムンベースでDJをやる予定もあります。

BIG ROOMをリリースした2年前はハウスに影響を受けた初期衝動をうまく表現したいという欲求が強くて、かっこつけてたと思うんです。かっこいいものを作らなきゃ!って思っていて、そのころのDJもかっこつけていて、全然良くなかったと思うんです。ハウスはかっこいいものだ!それを伝えることこそが自分の存在意義だと思っていたんです。

ところが、この震災で余計な価値観がなくなったしまったんですよね。飾らなくなったような気がします。Love & Happinessというタイトルは昔からいろんな人に自分を形容する言葉として言われていたんですが、ありのままの自分を表現したいと思い、アルバムにもそのまま付けることにしました。


今回の作品について教えてください。

元々ジャンルの壁は要らないと思って音楽を作っているので、ハウスを知らないようなJ-POPを普段聴いている人にも聴いてほしいと思っています。いい音楽はジャンルに関係なく、いいものはいい。
今回、ゲストヴォーカリストにR&BシンガーMIHIRO(マイロ)さんやMONEY MAJIKのMaynardさんやTEEくんを始め、ポップフィールドからクラブフィールドまでいろいろなタイプのシンガーに参加してもらっていますが、形式的な人選ではなく、自分の作品として最終的に自分が判断し、納得できるものを作りたかったので、最後まで悩んだ部分もあります。

アルバムは震災前から制作に入っていましたが、震災の影響で、何もできなくなってしまったんです。音楽という仕事に対して、疑問を持ってしまって・・。
自分の仕事は人の命を助けられないって思ったら、何も手がつかなくなった。でも、看護師の友人から「これから、お前のやっていることが必要な時が来るから」と言われ、それ以降、世の中を元気にできる、人を幸せにできる音楽を作ろうと考えるようになり、震災前のデモトラックはすべて破棄しました。

今回のアルバムではARIGATOUという曲が精神的な部分での重要な曲です。またR&BビッグアーティストMIHIRO(マイロ)とハウスの瀧澤賢太郎の共演ということでThis world is beautifulは90年代ハウスへの憧れを形にした曲なので、特にみなさんには聴いてもらいたい曲です。

歌詞については全員に共通のディレクションを設けてるんですが、今回のテーマは「感謝することを忘れずに身近なこと、日常が喜びということを伝えたい」でした。特にARIGATOUは、曲の種は僕がつくり、その種に今井了介さんに手を入れていただき、有坂美香さんに歌詞を付けていただいたのですが、有坂さんがやっていらっしゃるThe Sunshowersというクワイヤに参加してもらっています。有坂さんはクワイヤのメンバーに歌詞を渡さず、メロディを口づさんで、一つ一つ口頭で伝えていくんです。その時言葉の意味も子供たちに理解してもらって。
ビデオも制作したので、聴いてみてください。


制作を振り返ってみていかがでしょうか?

ゼロから作るのはすごく難しくて大変ですが、その苦しさとゴールした時の喜びを知っているので、作り続けることができるのでしょうね。言葉じゃなくて、自分がこれをやらねばならぬという使命感がありました。
最近音楽を作ることが簡単になってきていると思う。若手クリエイターからデモをもらうのですが、みんなある程度のところまではできているんですよ。そうですね、ゼロから6くらいまではだれでもできる。でも感動は7から10を達成した時に感じるものだと思うんですよ。
そこは、ほとんどの人がたどり着けない、辛抱しながら、頑張った人だけが到達できるところですよね。制作中耳鳴りがしたり、左右の耳のバランスが狂ったり、体に不調が起こって、ホント死ぬ思いだったのですが、こんなことは今までになかったことです。そんな状況でもどうしても成し遂げたかった。
もう2度とこのようなアルバムを作ることはできないと思うし、今年だからこういうアルバムが作れたと思っています。これで引退でもかまわない、そのくらい覚悟で制作しました。


リスナーのみなさんにメッセージを

震災以来、本来あるべきはずの多幸感がいろんな人からなくなってしまったと思うんです。
今回のアルバムはそこを埋めるための作品、なくなってしまった部分をこのアルバムを聴くことによって取り戻してほしいと思っています。言葉でも意味でもなく伝わる何か、つまり元気を与えることだったり幸せになってもらうことだったり、ポジティブな部分を感じてほしいです。

今年はハウス以外のアーティストのリミックスやカバー曲をコラボレーションさせていただきました。自分の作品以外でいろいろな方々との交流を通して、世界が広がり、自分の作品についても今まで以上に幅が広がったと思っています。今自分が表現したい、極端に言うと無意識に作ったアルバムです。
発表後は全国各地にDJツアーで周りますが、自分で作った曲を自分がプレイするから説得力が増すと思っています。家でLove & Happinessを聴いて、そしてクラブにも遊びに来てほしいです。クラブで聴く音楽はまた違った聴こえ方をするものです。このアルバムを聴いていろんな人が幸せになってくれることを願っています。


Loveandhappiness_jktKentaro Takizawa/Love & Happiness
12月7日発売 Love & Happiness
01. Sun is Shining
02. Like a Cinderella feat.mico
03. This World is Beautiful feat.MIHIRO~マイロ~
04. 6 in the Morning feat.ELLIE
05. I Live feat.Stephanie Cooke
06. ARIGATOU feat.Mika Arisaka & The Sunshowers
07. TEQUILLA feat.TEE
08. Love Waits feat.Heather Johnson
09. within you feat.Tomomi Ukumori
10. somewhere feat.Maynard Plant (blanc./MONKEY MAJIK)
11. Pray for the Earth

Bonus Track
12. Like a Cinderella (Japanese Ver.) feat.mico

12月 4日, 2011 Interview | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/08/04

SOUND FINDER Interview with World Sketch

Tomoharumoriya_2ずっと札幌を拠点として活動してきたWORLD SKETCHが、初のフルアルバム「ワンダフル」をリリースする直前のことだった。サウンドファインダーblogでインタビューしたとき、そのアルバムからは、とっても幸せなヴァイブを感じ、誰もが欲しがるメロディを的確に表現したポップスとしてのダンスミュージックだと感じた。

あれから2年……。WORLD SKETCHがセカンドアルバム「Ready To Love」をリリースした。

前作では、老若男女を問わず、誰もが楽しめる音楽を目指していた。そのためにはヴォーカルがあるほうがいいと言っていたのだけれど、今作では、インスト曲も収録されている。そして、あのメロディアスさはそのままに、よりダンスフロアを意識した音に変化したのではないか、と感じた。クラブミュージックを中心に活躍するコンポーザー&マルチプレイヤーである守屋友晴にいったい、どんな心境の変化があったのか? そのワケを探ってみた。


--今作はインストが入ってます。3曲目のVolcanoを聴いたときに、心境の変化があったのかな? と思ったんですが、どうなんですか?

実はファーストアルバムを出してから、ダンスフロアによく出るようになったんですよ。すると、その空気感をどんどん取り入れていきたいな、と思うようになっていったんですね。特に僕はシンガーじゃないんで、自分が前に出ているアルバムなのに歌モノばっかりなのもどうかな、と。そこで、自分を主張出来る曲をもっと作りたいなぁ、と思うようになっていったというのがありますね。

--アルバム全体を通して、ダンスフロアの音を意識したフィーリングが入っているなぁ、と感じました。特にタイトル曲になっている1曲目のReady To Loveを聴いていて、かなりダンスフロアに行くようになったのかなぁ、と。

曲の構成なんかも、凄くダンスフロアの空気感を意識するようになったんで、常にその場にいる人たちの動きを頭の中で想像しながら構成を考えるようになりましたね。Aメロ、Bメロまでは我慢して落としておいて、サビの部分でグッと盛り上げていって、ドーン! みたいな(笑)。

--ダンスフロアの空気を感じることによって、自身の曲作りで一番、何が変わったんですか?

そうですねぇ……、〝踊れる音〟かな? それを今、一番意識しているかもしれないですね。ただグルーヴをキープさせるということだけじゃ満足できないというか、もっとその上を行きたいというか。フロアにいる人たちに、うねるような波を立たせたいという感覚ですかね。そこが、今回のアルバムでこだわったところだと思います。

--確か、配信のみでやっていたWe are the Worldのカヴァーが今回のアルバムに入っていて、最後にファーストアルバムのタイトル曲にもなったwonderfulの新しいミックスが入るという構成になっていますね。どんなイメージでこういう曲の並びになったんですか?

それはですね、もし、この楽曲を自分でプレイするなら、この曲順でっていうイメージですね。

--なんか、 凄くDJ的な感じが……。もしかして、DJも始めたとか?

そうです。始めたというか、今、やってます(笑)。DJプレイしながら、キーボードを弾くっていうスタイルでやっているんですね。それで、ダンスフロアで今、一番盛り上がるのがWe are the Worldなんですよ。それもあって、セカンドアルバムに向けて、当初はこの曲をメインにしようと考えていていたんです。だから、今作のアルバムのテーマは〝世界愛〟というか、世界を包み込むような愛、そういうイメージを抱いていました。でも、やっぱりメイン曲はカヴァーではなく、オリジナル曲がいいんじゃないかということで、世界愛をテーマにしたアルバムのタイトル曲になるオリジナルとして作ったのが、Ready To Loveなんです。

--手がけたリミックスだけ見ても、蒼々たる顔ぶれですよね。東方神起もあれば、FreeTEMPOにDOUBLE、浜崎あゆみ、幸田未來、中島美嘉、土屋アンナ……。何を求められて、多くの依頼がやってくると自分ではお考えですか?

歌を殺さずに、フロアライクにするアレンジですかね? けっこうフロア、フロアなアレンジにし過ぎちゃうと、メロディーが活きてこなくなる。それを殺さずにっていう、さじ加減が最も僕のこだわっている部分です。たぶん、そういうメロディアスっていうところで依頼が来るんじゃないのかな、と思いますね。

--音的には、ヨーロッパのハウスに近い感じもします。KaskadeやDeadmau5を聴いている人たちなら、 凄い喜びそうな音なんじゃないかなぁ、と思ったりしたんですけど、海外、特にヨーロッパ進出とか考えたりはしませんか?

海外ですかぁ……、まだちょっと早いかなぁ?(笑)。でも、チャンスがあるなら、ぜひ行きたいですけどね。ヨーロッパは、イギリスに行ったことがあるんですよね。その時、普通に住みたいなって思いました。街の雰囲気がすべてデザイン的というか、洗練された感じがもの 凄く好きですね。ヨーロッパ的な建物のデザインが僕は大好きで、実はそのへんの趣味がジャケットの中の写真とかに出ていますし、曲作りにも影響している部分もあると思いますね。

--曲作りで気を使っているところはどういうところで、書き始めはどうやって始まる感じなんですか?

やっぱり、最初はピアノ弾きながらの鼻歌ですね。鼻歌で歌ってて、適当英語でデモを作るんですよ(笑)。で、歌詞はすべて適当なんだけど、勝手に韻を踏んじゃうんですよね。その適当英語の歌詞のハマりが 凄くいい、というか、良すぎるらしくて、それを上回る歌詞をはめるのが難しいってよく文句を言われちゃいますね(笑)。意味はまったくなくて、ただ響きだけで歌ってるんですけど……、Loveだけは頻発します(笑)。やっぱり、基本的にはイメージとして〝愛〟が根本にあるんだと思いますね。曲作りでこだわる、という意味では、インストのほうがこだわりが強くなってきたかもしれないですね。最近は、とにかくダンスフロアで聴いてカッコイイ曲を作りたい、というのがありますね。

--今回のアルバムのなかで、個人的に一番好きなのが、実はインストのVolcanoなんですよ。イロイロなエッセンスが入っていて、最後にウワァーって盛り上がっていく感じがイイな、と。アナログレコードもお願いします(笑)。

僕の周りでもVolcanoが一番好きだっていう人が多いんですよ。結構メロディーもミニマルで、ひたすらそれの繰り返しなんですけど、どう飽きさせないで聴かせるかっていうところを最後までこだわったんです。ダンスフロアで聴いて盛り上がる曲っていうのは、音の広がりとか高揚感を感じられる曲なんです。Volcanoは、そこに最もこだわって作った曲のひとつなんですよ。作曲もそうなんですけど、トラックダウンもミックスダウン、マスタリングまで、すべて自分でやってるんですけど、そこまでこだわるっていうのは、やはり、自分のなかに、曲の広がりというか高揚感の確固たるイメージがあって、それを完璧に創り上げたいというのがあるんだと思います。

--しかし、作曲からトラックダウンまで一人でやると、頭のなかがゴチャゴチャになったりとかしないですか?

それが、僕の楽しみなんですよ(笑)。

--ドS、いや、ドMっぽいですね(笑)。

ドMのドSかもしれないですね(笑)。自分の頭の中には完成形のイメージがあるんです。でも、いざクラブでかけてみたら、ちょっと鳴りがイメージと違ったなぁ、と不満が出てきたりして、何回も変えちゃうんですよ。なんか、つきつめよう、つきつめようとしちゃって、けっこうみなさんにはご迷惑をおかけすることも多くて……(笑)。

だけど、ここまでこだわれるっていうのは、全部できちゃう僕にしかできないことなのかな、と思うし、やっぱり誰かにやってもらうとなると、気を使うじゃないですか。それで、今回はすべてを一人でつきつめてやってみました。

--そこまでつきつめるというのは、なかなかできないですよね。まるで武士のようです(笑)。

けっこう孤独でした(笑)。でも、好きでやっているので。完璧主義者的なところもあるかもしれないですけどね。

--現時点でWORLD SKETCHが描いている夢スケッチみたいなものってあるんですか?

名前が立っているクリエイターというか、プロデューサー的存在で、サウンドプロデュース業をメインとしてやっていきたいですね。その目標に向かっていくための活動が、WORLD SKETCHという感じですね。

--ファーストアルバムはいろんな人に聴いてもらいたいとおっしゃってましたが、今回のセカンドアルバムはどんな人にアピールしていきたいですか?

そうですね、やはりクラブ好きな人にアピールしていきたいですね。Ready To Loveをキッカケに、もっともっとクラブの楽しさを多くの人に知ってもらえれば嬉しいな、と思います。僕自身、今はクラブで遊ぶのが楽しくてしょうがないんですよ。やっぱり好きなんでしょうね、クラブが。

DJとしてプレイしていなかった守屋友晴が、実際にダンスミュージックをプレイするDJへと変貌していた。その活動のなかで、フロアで踊る人たちの〝空気〟を感じ、それを音作りに昇華させていった結果、自分の持ち味(メロディ、ポップさ)と、ダンスミュージックが持つ機能性が見事に融合した作品になったんじゃないか、と思った。今作を聴いていて、ダンスフロアを意識するとこういう感じの音になるんだろうなぁとは思っていたけど、まさにその通りだった。Deadmau5やKaskadeといったヨーロッパのハウスに興味がある人は、ぜひ、一度聴いてみて欲しい。

インタビュー サウンドファインダー新川宰久
構成・文 國尾一樹

Xnae10041_2WORLD SKETCH 2nd アルバム「Ready To Love」
2011.8.3 Release \2,625(tax in) XNAE-10041


"孤高のメロディストが奏でた旋律の欠片・・・"
2009年7月に発売した「Wonderful」でクラブヒットを生み出し、中島美嘉、May J.、BIGBANG等への楽曲提供が多くの話題となったのも記憶に新しいところ。最先端のクラブミュージックと独自のピアノを融合させた最新作を体感せよ!


【収録曲】 
01.Ready To Love
02.I’m So High(feat. Sky Hy)
03.Volcano
04.Turn Back The Time(feat. Alexandra Prince)
05.Shinning City
06.Never Letting Go(feat. Jonathan Mendelsohn)
07.I Feel So Good【Because of You】(feat.Terrance Downs)”Dub Mix”
08.I’ll Leave U
09.We are the World
10.Tell Them About Love(feat. Lisa Rudolph)
11.Wonderful 2011(feat.Jonathan Mendelsohn)”Extended Mix”

サウンドファインダーをご覧のみなさんへ

World Sketch プロフィール
CLUB MUSICを中心に活躍するコンポーザー / マルチプレイヤー守屋友晴のトラックユニット。 HOUSE、R&B、HIP HOPを軸とし、DANCE MUSICからメロディアスなバラード を中心に LOVE SONGをテーマとした楽曲を制作。 アーティストのサウンドプロデュースやハウスのコンピレーションCDのコンパイル、CLUBのプロデュースと、DANCE FLOORを核とした音楽制作のキャリアは約10年に及ぶ。 World Sketchの作品のリリースにあたり、親交の深いKING STREET SOUNDSの協力によりワールドワイドなシンガーとのコラボレートが実現。 近年は『ハウス・ディズニー』『ハウスネイション』への参加や様々なメジャー・アーティストへの楽曲提供が、話題を呼ぶ。


8月 4日, 2011 Interview | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/01/18

SOUND FINDER interview with quasimode

Quasimode_
quasimode(クオシモード)がBLUE NOTE移籍2作目、通算5枚目となるアルバム「Magic Ensemble(マジック・アンサンブル)」を1月26日に発売する。楽曲、演奏ともにますます熟成されたバンドサウンドに仕上がった最新作は、踊れるジャズを標榜する彼らの真骨頂だ。シングルカットされたボイスパーカッションプレイヤーAFRAを迎えたPVはすでに公開されており、ご覧になった方も多いことだろう。アルバムに収録されたMusic can change the worldは一聴すれば、誰もが口ずさめる軽やかなメロディが印象的な楽曲だが、その他の楽曲についても演奏、アレンジともに素晴らしい。特にドラムスの今泉総之輔のプレイは要注目。
インタビューではリーダー兼ピアニストの平戸祐介とパーカッションの松岡“matzz”高廣に話を聞いた。

・バンドとしての一体感が増して、楽曲も演奏も前作以上にパワーアップしています。制作にあたってのみなさんの心持はどういうものだったのでしょうか?

平戸:バンド結成当初から言っている踊れるジャズというもの、また今までジャズやクオシモードの音楽を聴いたことがない人にも楽しんでもらえるような作品を作りたいと思って制作に取り掛かりました。楽曲では、より分かりやすさというか、普段J-POPとかを聴いている人でも、すっと入っていけるようなメロディや曲の中のコード進行についても今まで以上に工夫しました。


・今回はゲストミュージシャンをすべて日本人にされていますが、これは何か意図があったのでしょうか?

平戸:今までだと海外の大物ジャズシンガーが作品にゲスト参加してもらう事が多かったのですが、気軽に呼んでライブをやったりすることができず、「あー、ここにいればなあ」と思うことがありましたので、今回の作品では再現性という切り口で日本人だけのゲストミュージシャンにしました。わかりやすさという点でも英語ではなく日本人が歌う日本語の歌詞にこだわりました。

松岡:前作を発表したあたりから、ライブ会場に来てくださるファン層が広がったんです。僕たちをきっかけにジャズを知ったという人たちも増えて来て、そのような人たちに対して直球勝負で響く音楽を作りたかったということもありますね。


・先日の新世界のライヴでもMCで平戸さんが「踊れるジャズ」ということをおっしゃっていましたが、クオシモードにとってジャズとはどういうものなのでしょうか?具体的にはどんなジャズに影響されたのでしょうか?古くからのジャズマニア、評論家が考えるジャズとは一線を画すると思うのですが。

松岡:ここ何年かで、メディアを発信されている方々が僕たちの音楽を評価してくれるようになったんですよね。今までは目にも掛けてくれない感じでしたが(笑)メディアの方たちも新しいファンに対しても情報を発信したいという気持ちを強く持たれているところが多くなってきたように思います。

ジャズが日本に紹介された初期のころというのは小難しい音楽としてとらえられていたし、実際そうしないと伝わらないもので、これが日本独特のジャズ文化を作ってきました。でも、ジャズの歴史を紐解いていくと、元々はダンス音楽でしたし、娼婦などがいるような盛り場の音楽として発展してきました。

日本で一般的に認知されているジャズというものと僕らの音楽は明らかに違うけれども、僕たちがやっている音楽は紛れもないジャズです。もちろん古くからのジャズも好きですが、90年代以降に生まれたAcid Jazz、例えばBrand new heaviesやIncognitoなどの影響は割と強いと思います。

僕たちの音楽を好きではないというジャズ評論家やジャズファンはいるでしょうし、実際そういう声も耳に入ってきます。でもそういうものを乗りこえたところに僕たちの音楽があると思っています。そういうネガティブな意見をバネにしてますね。最初のころは大変でしたが(笑)

平戸:僕もそういう評論家の人たちがいることも知っています。なので、元々ジャズクラブで演奏することはあまり念頭に置いて来なかった。

松岡:元々リーダーは(平戸)いわゆる4ビートも演奏したがらないくらいでした。僕たちが信じるジャズはわかる奴だけわかればいいというものではなく、みんなが楽しめる音楽だと思っています。最近ライブに親子連れで来てくれるお客さんが多くなってきたんですよ。


・アルバムタイトル「Magic Ensemble(マジック・アンサンブル)」に込めた想いなど含めてお伺いしたいと思います。

松岡:先ほどの話と関連するのですが、みなさんがイメージするジャズは一人リーダーがいて、あとはセッションミュージシャンが脇を固めて、個人の技量が試されるような即興演奏を楽しむというようなスタイルのものだと思われていますが、僕たちクオシモードは4人のバンドで、この4人がひとつの作品を作る音楽というものを深めていきたいと思っていて、そのような気持が反映されています。


・今回のアルバムではドラムの演奏に惹かれました。前作発表の際、ドラムの今泉さんが「ドラムとパーカッションのおいしい関係を追及したい」という話をされていましたが、それが具現化したような作品ですが。

松岡:彼(ドラムス:今泉)は探究心が強く、自分がいいな思ったことは突き詰めていくし、音圧とか音質とかという部分も含めて、今回彼はいろいろと工夫をしてくれました。普通ジャズだとファンクっぽいリズムで2拍目と4拍目のスネアの音を強くしたりとか、そんなドラムはあまり演奏しないと思うのですが、そういうこと含めて、演奏の中で随所にいろんな工夫をしてくれています。

前作まではパーカッションが曲の屋台骨を支えるような、前に出ていく感じでしたが、今回はドラムが大きなレールを引いてくれて、パーカッションは華を添えるような位置づけになっていますね。


・曲作りについて教えてください。

松岡:前まではリーダーと僕で作曲をしていたのですが、今回はメンバー全員で作曲をしています。今までのクオシモードは僕とリーダーですべての事をやってきましたが、他の二人がそうすると受け身になってしまうんですよね。それは良くないな、ということで、今回からは他のメンバーにも積極的にやってもらうように働きかけましたが、やってもらうだけでなく、ディスカッションやコミュニケーションをとることは絶えずやるようにしました。
こういう作業がよりバンドっぽいサウンドに聴こえるようになったと思っています。


・個々の活動も積極的にやっていらっしゃいますが、そのような活動がバンドにどのような影響を及ぼしているでしょうか?

平戸:僕の場合はジャズミュージシャンとのセッションが多いので、良い意味でも、悪い意味でもジャズミュージシャンから影響を受けています。こういうのはクオシモードでもやってみる価値があるなとか、今までとは違うジャズを志向するミュージシャンがいたら、クオシモードに引っ張ってきてみようということは常に考えています。
今までの作品では、バンドアンサンブルというより、自分の演奏はどうか?ということばかりを僕は気にしていましたが、このような活動を通して、今回のアルバムではバンド演奏全体のバランスはどうなんだろう?ということを一番に考えていましたね。少し視野が広がったような気がします。

松岡:ステージングは勉強になりますね。


・これからquasimodeのような存在は多くのフォロワーを作ると思うのですが、みなさんのような存在になるのは並々ならぬ努力をされてきたと思います。その厳しくて辛いことを乗りこえてまでも、音楽と向き合えたのはどうしてなんでしょうか?

松岡:最近特に考えていることなんですが、僕の中には反骨心みたいなものがあって、その反骨心を表現する場として音楽があると思うんです。その音楽を通じて、聴いてくださっている人々が幸せを感じてくれるということがこの上ない喜びです。
自分がやっているパーカッションセミナーにしても、パーカッションをやりたいと思っている方々にそういう場ができればと思ってやっています。

平戸:反骨心はありますね。先輩からはずっと、ちゃんとジャズをやりなさい。と言われ続けてきましたが、自分は今のスタイルが一番だと思っていて、信じて演奏しています。


・リリース後の予定を教えてください。

平戸:ライブは3月11日から全国ツアーを予定していますので、是非僕たちの生演奏を楽しんで下さい!
※ツアースケジュールはこちら


quasimodeからのメッセージはこちら


購入はこちらから今すぐどうぞ!!!初回限定盤です。


ニューアルバム「マジック・アンサンブル」についてはこちら
EMIミュージックジャパン

quasimode関連の作品はこちら


1月 18日, 2011 Interview | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/12/16

SOUND FINDER Interview with Max Essa

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いよいよ発売となったMax Essaの2ndアルバム「WHITE SHOES BLUE DREAMS」は非常に完成度の高い作品となっている。ブラックミュージックに触発されたダンスミュージックというより、デヴィッドシルヴィアンなどの80年代ブリティッシュインベンションに触発された感じで、ダンスフロアだけでなく、ホームリスニングとしても楽しめる作品だ。あのミュージックマガジンで9点がついているということを本人に伝えると「うれしいね」って素直に喜んでいたのが印象的だ。


今までのキャリアについて教えてもらえませんか?
もともとギターをやっていて、子供のころからバンドをやってたよ。
そのころはノイジーなパンクロックだったんだ。(笑)
友達の影響でパンク以外の音楽を聴くようになってからはイギリスの音楽だけでなくいろいろな音楽を聴いていた。スカとかも聴いていたよ。住んでいるところが都会ではなかったから、レコ屋も近所になくて辛かったけど。

本格的に音楽活動を始めたのは1993年にWarp Recordingsからのデビューがきっかけ。以後Paper recordings、D-Vision、Love from San Franciscoなどでリリースしてきた。
最近ではIs it Balearic?、Bear funkや自分のレーベル、JANSEN JARDINから作品をリリースしてるよ。


日本に来たのはどういう理由なの?
奥さんが日本人ということもあって、2年前に日本に来た。
前からどこか別の国に行きたいと思ったんだけど、奥さんのことをもっと理解したいし、日本人の文化的な背景を知りたかったんだよね。もし、奥さんが別の国の人でもその国に行ったと思うよ。


日本に住んでいることはあなたの音楽にとっていい影響を及ぼしているのかな?
うん、それはそうだと思うよ。この2年間、沢山音楽を作ったし、いろいろな知り合いもできた。もし、ロンドンにずっといたら、ちょっと違ったんじゃないかな?
ロンドンはとても厳しい状況で音楽活動が難しい。ロンドンの友達もみんな口をそろえて、戻ってこないほうがいいって言っている(笑)君は日本にいるほうが絶対幸せだよって言うんだ。

日本ならではの挨拶っていうのかな、日本人はどんなシチュエーションでも名刺交換するでしょ?でも、そんなことをロンドンでしてる人はいないんだよ。名刺交換するのは銀行員だけ(笑)
日本ではアンダーグラウンドなクラブでも名刺交換するし、これが人間関係を構築することにとっても役に立ってるんだよね。

ロンドンだったら、その時友達になっても、そこでバイバイしたら、連絡なんてとれっこないんだけど、日本では次の月曜日にはメールで「この間はどうもありがとう」ってコミュニケーションをしているんだよね。この結びつきが音楽を活動にいい影響を与えていると思う。

この2年間はいろいろなことを経験をしたし、いい時間を過ごすことができたと思っているけど、振り返ってみると、音楽活動という部分では、この夏まではあまり満足な活動ができていなかったような気もする。夏過ぎてからは沢山のレコードをリリースすることができたし、DJをする機会も増えた。


ロンドンにいるときと比べて制作するスピードとか変わらない?
ロンドンにいるときには、音楽活動の他に生活費を稼ぐということもしなければならなかったので、音楽にすべての時間を費やすということができなかった。日本に来てから、音楽活動にすべての時間を費やすことができるので、スピードという点では前に比べて早くなったんじゃないかな?
元々作業は早いんだけどね。

すべての時間を音楽に費やしているので、時々飽きてしまったり、作っているものが分からなくなってしまったりすることがあるんだけど、そういう時は音楽から離れるようにしている。


どんな機材で制作しているんですか?
ロジックとソフトシンセをいくつか使っているけど、ドラムはライヴドラムを使っている。これはロンドンにいるときに、ドラマーにBPMごとに演奏してもらったものを取り込んでいるんだけど、15パターン位のトラックがあるんだ。
ただ、ずっと同じドラムでは飽きられてしまうので、バリエーションをつけてうまく表現したいと思うよ。

ずっとギターを弾いているけど、決してギターをうまいとは思っていなくて、ベースなんてもっとヒドい(笑)
ミュージシャンを使えばいいってことでもなくて、例えば僕がこうしたいと思うことでも、うまくミュージシャンに伝えることができなければ、制作するスピードも遅くなってしまうし、僕が作りたい音楽のフィーリングにフィットするミュージシャンがいないんだよね。音質的には自分の楽器の鳴りが好きなんだ。


ニューアルバムについてお伺いします。
WHITE SHOES BLUE DREAMSというのはどういう意味があるのですか?
また、どのくらいの製作期間だったのですか?

単純に語呂がいいからっていうだけなんだけど、WHITE SHOESというのはイギリス人がバカンスを楽しむときに大抵の人は白い靴を履いているんだよね。BLUE DREAMSというはちょとエッチな夢、ポルノ映画をブルーフィルムって言うでしょ?
BLUEはエロティックな意味の象徴なんだ。
アルバム自体は2009年くらいから作りか始めたんだけど、収録された12トラックすべてを日本に来てから作ったよ。


日本人や日本に詳しい人しかわからないようなタイトルもあるね。
Enoshima Mon amorだね。これは去年の夏に江の島に行った時にインスパイアされて制作したんだ。曲のタイトルをつけなきゃって思ったんだけど、なかなかよいタイトルが思い浮かばなくて。
そんなときに、昔John Foxという人がHiroshima mon amorという曲を歌っていたなって思い出したんだよ。広島と江の島、言葉の響きに似てるなって思って、そんなタイトルにした。


アルバム発表後、周りの環境とかに変化はあった?
このアルバムをリリースしたことによっていろんな人が僕に注目してくれるので、うれしいね。いろんな人からメッセージをFACEBOOK経由でもらったりする中で、DJの依頼なんかも貰うんだけど、僕が日本に住んでいるので、海外へ行くとなると交通費がバカ高くて、みんなびっくりするよ(笑)
でも、来年はSteve Kotey(BEAR FUNK)と一緒にヨーロッパツアーを予定しているよ。


音楽産業はとっても厳しい状況に直面しているけど、アルバムをリリースすることは難しくなかった?
アルバムを製作することほど難しいことはないよ!
実際のところ、音楽をレコードやCDのようなフィジカルなものとして売ることはとても難しくなった。15年前僕がPaper recodingsでプレスしたレコードは5000枚から6000枚の間だったんだけど、今ではそれが400枚から500枚位になってしまっている。CDなんてもっとひどい状況だ。こんな状況だから、かけられる予算も自ずと小さくなってきてしまって、プロデューサーはDJとして金を稼がなきゃならなくなった。昔のDJはチャンスがあれば自分のレコードを作ったり、リミックスしたりする仕事が舞い込んでくるってことはあったけど、今では自分の作品やリミックスしたいと思ったら、まずはリスナーがその作品を気にってくれるようにならなきゃだめだし。もし、そうなったら、DJとしてブッキングされる機会が多くなって、たいてい場合、音楽制作にかける時間以上にDJをしなければならないんだ。これから先、どんなことが起こるか分からないけど、音楽制作にお金がかかり過ぎるんだよね。アーティストもプロデューサーもなんとかしてやりくりしなきゃならない。だから、すべての人にとって、フリーダウンロードってのはできないと思うんだ。


あなたの音楽はNu Discoだったりバレアリックという音楽で語られるけど、それについてはどう思う?
バレアリックはジャンルじゃなくて、精神だと思う。ガラージと同じだね。Cafe Del Marのようなチルアウトだけじゃなくて、Amnesiaでプレイされているようなハウスだってニュービートだって、全部バレアリックだと思うんだよ。
スタジオに行って、「よし!今日はバレアリックな曲を作ろうと考えて、出来るもんじゃない。結局のところ、音楽が流れている場所や時間によって、醸し出されるものだと思うな。僕は自分の音楽をNu discoだとは考えていないんだ。例えば、僕のBack To The Beachや2 B The One U Wantという曲はハウスミュージックだと思うよ。Nu discoという言葉はレコードショップやマーケットにとっては必要なんだとは思うんだけどね。

Max Essaからサウンドファインダーのみなさんへメッセージ

JacketWhite Shoes, Blue Dreams Now on sale !
Track listing
1) Moonlight & A New Direction
2) White Shoes, Blue Dreams
3) El Pilota
4) Glass Bottomed Boats
5) One Night Out Of Seven
6) Saturation (Dub)
7) We Can Run
8) Naked Horse Back Rider
9) Wrong Villa
10) Enoshima Mon Amor
11) Mirage
12) Love On The Water

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12月 16日, 2010 Interview | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/12/15

SOUND FINDER Interview with なかの綾

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ヴィヴィドサウンドからデビューしたなかの綾。発売中のアルバム「ずるいひと」は歌謡曲のラテン、サルサ、ジャズアレンジでカバーした企画ものだが、よくある企画ものと一線を画するのはプロデューサーはせはじむによるところが大きい。参加するアーティストや制作者のクレジット見る限り、このプロジェクトは非常によく練られているということがうかがえる。

「環境も才能のひとつ」という人がいるが、彼女と話していると、まさにそのことを実感する。音楽活動をするうえで、どのように立ち振る舞い、どのようにしのいでいくか?ということを彼女は自然とわかっているようだ。新人のアーティストとしては異例の待遇で好スタートを切った彼女に、アルバムを聴いて感じたことを尋ねてみた。


いつ頃上京したんですか?
2年前に音楽をやるために上京しました。何はともあれ、生活することを考えなければならなかったので、JAZZ系で有名な某ライブハウスでバイトを始めたのですが、始めて1カ月ほどで、下積みにもほどがある(笑)
15分に1回トイレ掃除をしながら、あのステージに立ちたいと思ってましたね。


以前はどんなアーティストが好きなんですか?
椎名林檎さんが好きでした。小室ファミリー全盛の時代でしたねー(笑)。SPEEDも聴いてました(笑)。今は青江三奈さん、和田アキ子さん、東京スカパラダイスオーケストラ、エラ・フィッツジェラルド、エリカ・バドゥなどが好きです。


今回のプロジェクトについて教えてください。昭和歌謡とか好きだったんですか?
プロデューサーのはせはじむさんが昔から温めていたプロジェクトだったのですが、機会があって皆でカラオケに行った時に私の歌声をはせさんが気に入ってくれたことがきっかけで具体的にプロジェクトが始まりました。
このアルバムは古い曲ばかりですが、自分の音楽的志向性とかけ離れている感じは全くありません。というのも、父が40歳、母が38歳の時に私は生まれたので、子供のころから私の周りには大人ばかりで、自然と昭和歌謡に触れる機会が多く親しみがあったので。

当然、両親は昭和歌謡が大好きなので、二人にも楽しんでもらえるアルバムをリリースできたことは親孝行になったかなと思っています。

歌う上で自分の持っている情感のようなものはどのように表現しようと思ったのでしょうか?収録された曲の中で、特に印象に残っているレコーディングなど教えていただけませんか?
今回収録した曲はディレクターとはせさんと私で選びました。基本的にはねっとりした不倫の歌ばかりです(笑)。
私の年齢で、こんなドロドロの不倫を経験している子はほとんどいないと思います。正直、どのように表現するかというのが非常に難しかったですね。
お金を貸して逃げられたりとか、家のドアに靴の跡がついてたとか、そういうことはありますけどね。たまに思い返して、家まで行って火をつけようかとか思ったり(爆笑)。

収録された曲の中で一番気に入っているのは和田アキ子さんのラストメトロ(先行シングル盤)ですね。いつかは和田さんにお会いして、気に入ってくださったか尋ねてみたいですね。怒られなければ嬉しいのですが(笑)。

レコーディングしているときは、プレッシャーとかなかったのですが、作品が出来上がって、ネットにいろいろな情報が出始めてから、徐々に自分の置かれている立場に気がついたというか。なんかすごいことになってきちゃっていると思いました。


今回参加されているミュージシャンについて教えてください。
ピアノの安部潤さんはジャニーズ系アーティストやBoAさん、MISIAさん、そして前川清さんの作品等に参加されています。ベースの山敷亮司さんはバークリー出身だそうです。安部さんのご紹介で参加してくださいました。ドラムの柿澤龍介さんはトルネード竜巻のメンバーです。ギターは塩川俊彦さんで、the fascinationsというジャズバンドで活躍されていらっしゃいます。ホーンセクションはTrumpetが茅野嘉亮さん、Tenor Saxが辻野 進輔さん、Tromboneが榎本裕介さんです。茅野さんはJudy & MaryのYukiさんのバックで演奏していますね。パーカッションは西岡ヒデローさんで、CENTRALというサルサ・バンドをやっています。ストリングスは佐藤清喜さんで、ご自身でmicrostarというユニットをやっています。


「恋に落ちて」のPV見ましたが、レトロな雰囲気が良く演出されていて、楽しそうだなと。
歌詞本来のイメージとのギャップが面白いですね。

この曲は昔から大好きでカラオケでもよく歌っていたので入り込みやすかったです。でも、
レコーディングは大変でした。20テイク以上録りましたね。
「ダイアル回して手を止めた」の語尾をどれだけ伸ばすか?というところにこだわって、何度も録り直して、最後はスタジオで土下座したりしてました(笑)

はせさんからは、この曲に限らず、アルバム全体を通して、「もっとネットリ、情感を込めて!」みたいなことを言われたんですけど、このドロドロした歌に気持ちを込めすぎると、私を含めて若い世代のリスナーから離れてしまうと感じたんですよね。だから私なりにバランスを取って歌わせて頂きました。



現役ホステスというキャッチがついてますが、どう感じていますか?
早く辞めたいなって思ってます(爆笑)

最初は「えっ!?なんで書くの??」と思いましたが、ま、ほんとのことですからねー。
今の時代、バイトをしながら音楽活動をしている人はたくさんいますし、私の場合は、若いころ流しの歌手に憧れていたこともあって、そのような盛り場で歌を歌いつつ、ホステスをするということは嫌いじゃないんですよ。今の時代タフに生きなきゃだめですからね。
早く音楽活動だけに専念したいとは考えていますが、夜の街が好きなんですよね~。
ホステスをやめたとしても、夜な夜な飲み歩くでしょうね(笑)


ライヴについて予定はあるんですか?
今回のメンバーでのライヴは未定です。非常に練られたプロジェクトなので、ライヴについてもきっちりと固めてから臨みたいと思っています。


歌手としてはどのようなこと表現したいと思っていますか?
例えば、子供が買ってきたCDを親が聴いて、「なんだお前、いいの聴いてるじゃないか」という家もあれば、親が聴いているのを子供が聴いて、「オヤジ、なんかカッコイイの聴いてるじゃん」という感じで、親子の会話の架け橋になってくれればいいなと思っています。

ジャンルとか世代とかそういう垣根を越えて、楽しんでる姿を見ることが私にとっては幸せなことなので、そういう垣根がなくなればいいなと思っています。親世代の人が「今の若い子の音楽わからない」とよく言いますが、メッセージ性があっていい曲って沢山あると思うんです。反対に若い世代の人は「歌謡曲?わかんないよ。ダサイ」ではなく、これはかっこいい!という曲を見つけてほしいなと思っています。
自分はR&B好きだからそれしか聴きたくないではなく、本当によい音楽というものが何か?ということを感じてくれるようになればいいなと思っています。



なかの綾/ずるいひと
Vscd9705_nakanoaya_web_1曲目
01.氷雨 (作詞作曲:とまりれん)
02.恋におちて (作詞:湯川れい子/作曲:小林明子)
03.黄昏のビギン (作詞:永六輔/作曲:中村八大)
04.経験 (作詞:安井かずみ/作曲:村井邦彦)
05.愛人 (作詞:荒木とよひさ/作曲:三木たかし)
06.ラスト・メトロ (作詞:村田さち子/作曲:小六禮次郎
07.ズルい女 (作詞/作曲:つんく)
08.ウナ・セラ・ディ東京 (作詞:岩谷時子/作曲:宮川泰)
09.舟唄 (作詞:阿久悠/作曲:浜圭介)
10.女とお酒のぶるーす (作詞:仁井谷俊也/作曲:宮下健治)
11.逢いたくて逢いたくて (作詞:岩谷時子/作曲:宮川泰)

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PV 恋におちて Fall in Love【高画質ver.】

12月 15日, 2010 Interview | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/09/13

SOUND FINDER Interview with Manami Morita

Manami_morita

今回東京JAZZに出演するために単独で来日をしたManami Morita。昨年会った時よりもずいぶんと力強くなったなぁという印象を持った。10月8日(9月8日タワーレコード先行発売)に発売となる2ndアルバム「For you」は前作に続き、ジャケットデザインも本人が手がける意欲作だ。

アルバムについてお聞かせください。

今回は前回の路線を踏襲するような作品になっています。レコーディングしたのは6月です。前回は時間がない中でつくったのですが、今回は時間がある中で作ったので、演奏自体は落ち着いていると思います。

どんなレコーディングだったのですか?

いいピアノで演奏したいなと思って、いろんな人に聞いたら、今回のスタジオがいいということになって。
コネチカットにあるスタジオなのですが、山の中にあって、Dave BrubeckやChick Coreaなんかもそこでレコーディングしているそうです。
スタジオってものすごく大きなミキシングコンソールがあるじゃないですか?それがないんですよ。セコイヤというソフトが入っているPCがあるだけなんです。

ベースとかはコンプレッサーをかけていないんです。出音のままなんです。エンジニアの方はそのスタジオのオーナーなんですが、HiFiにこだわっている人で、このアルバムは一切コンプをかけないで制作しています。なので、他のアルバムに比べるとずいぶんと音が小さい印象を受けるかもしれませんが、これが楽器のナチュラルな音なんですよ。

マイクもそれぞれの楽器に1本ずつセッティングしています。ドラムもバスドラム以外は1本のマイクで拾っています。

ただ、そのマイクはものすごいいいものを使っている。あと、リヴァーヴも昔の大きなリヴァーヴマシーンを使っているんですよ。今回のレコーディングは昔ながらの手法と最新の録音技術で作られた作品になっています。

マスタリングもこのエンジニアの紹介でマスタリングしてもらっているのですが、共通しているのはアコースティックな音楽しか録らない人たちなんです。

今回のアルバムはそんなところも意識して皆さんに聴いてもらいたいと思います。

昨年Colorsをリリースしてからどんな活動をしていましたか?

昨年の10月にNYに引っ越したんですが、競争が激しいですね。ただマイペースにできるので、それがいいです。日本にいると、結果をすぐに求められるような気がするし、NYには一線で活躍するミュージシャンが沢山いるので、そういうのも刺激になります。それまではボストンに住んでいたのですが、学生が多かったので、そのような環境にいることは良くないのかなと思って、NYに引っ越したんですよね。

おそらくこれからもずっとNYを中心に活動することになります。

収録曲の紹介をしていただけますか?まず1曲目に収録されているM☆GICはなんと読むんですか?

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今回のアルバムはFor youというタイトルをつけたのですが、誰かのために書いた曲を集めました。

このM☆GICは、私はエムギックって呼んでいるんでけど、MAGICで構わないです。この曲名の由来はMAGICって書いてある石をあるおばあちゃんからもらいまして、その石の真ん中に☆マークが書いてあったんです。それが由来です。そのおばあちゃんが奇想天外な人で、その人のことを考えながら、作ったんで、面白い展開の曲になっています。

アルバムは誰もが1曲目から聴くじゃないですか、だからすごくキャッチーなものを1曲目にしています。

Catch the Panduってどういう意味ですか?

曲自体は前に書いたものなんですが、とある日、コントロールルームにあったメンバーリストの紙に、Randyというギタリストの名前があって、それがすごい殴り書きでPanduに見えた、という面白いエピソードが元ネタです。深い意味はありません(笑)。

Shimaという曲は家で飼っている鳥の名前で、今回のスタジオでも鳴き声をレコーディングしています。最初はスタジオで緊張してなかなか鳴いてくれなかったんだけど、慣れてきたら普段通りピヨピヨ鳴いてくれて、その声が曲の最後に入っています。

ASAPはパーカッションのために作った曲なんですが、同時進行でいろいろと手がけていて、なかなかこの曲ができなくて、急がなきゃ!ってことでASAP(As soon as possible)となりました。

Moanin'やYesterday once moreといったカバーも収録されていますが、独自の解釈ですよね。

そうですか?めちゃくちゃメロディを弾いてますよ(笑)

Moanin'ですが、早い感じの曲はやればやるほど、同じような感じになってしまうので、何度も取り直すことができないんですよね。2テイクくらいしかとらなかったんです。

Sing nightlyは昔好きだった人のことを想って作りました。その頃私には付き合っている人がいて、相手にも彼女がいたんですが、そのことを想って作曲しています。夜にピアノを弾きながら作っていたので、Sing nightlyにしました。ロマンティックですよね。

                                                                                                                         
僕は7曲目のFall forwardが好きです。

私も一押しです。Fall forwardは私はこのアルバムの中で一番好きです。
秋になっていくという意味と前に倒れるという意味で、ベースのザックが名づけてくれて、レコーディングもメンバー全員楽しんだ曲でしたね。

Whereever I goは2日目にレコーディングしたんですが全然うまくできなくて、3日目にやったらすぐにできた曲です。この曲はメトリックモジュレーションというテクニックを使って複雑なリズムでテンポを変えていく曲なんですが、作曲当時Ari Hoenig(アリ・ホニッグ)というドラマーにはまっていて、その人のことを考えて作った曲です。

ラストはカーペンダーズですが。

Yesterday once moreは母が好きでよく聴いていた曲で、私も好きになった曲です。
アルバムもライブも派手な終わり方は好きじゃなくて、あー良かったねえ。いいまとまりだなって思ってもらえたらと思っているので、ラストにこの曲にしました。

今後の活動について教えてください。

12月には日本で全国ツアーを予定していて、12/2(thu) at Mt.Rainer Hall Shibuya Pleasure Pleasureが決まっています。それ以外のスケジュールもそろそろフィックスするので、是非お越しください!今年の3月のツアーでは大阪や岡山でのライヴが印象に残っていますね。今回も良いライヴにしたいです。

長期的な部分では、CDを毎年リリースをするということではなく、長いスパンで作品と向き合うようなものを残していきたいと思っています。

Message from Manami Morita

9月 13日, 2010 Interview | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/09/03

SOUND FINDER Interview With Joi

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Joiのニューアルバムがリリースされた。前作を踏襲するオーガニックなグルーブとトロピカルなムードの作品だか、リードトラック、Purifiedには人気若手トランペッター、島裕介をフィーチャーし、今までにない違った一面を披露している。またマスタリングにはKUNIYUKI氏を起用し、一段と深みをましたサウンドは必聴だ。

・前作に続き、トロピカルな感じの楽曲ですが、前作の延長線上にあると思ってよいのでしょうか?

そうですね。そういったフレイヴァーは僕の中から自然に出てくるもので、それが自然とこのアルバムのムードにもなっていってるっていう感じですね。
環境的に前回と違ったのは、制作期間が短かったことですね。年末〜春先にかけてひたすら曲作りをして、その後レコーディングに入ったんですけど、まぁ当然スムーズなときもあれば煮詰まるときもあって。いつもならちょっと制作から離れてみることで自分をリフレッシュさせたりするんですけど、そうする時間がなかった感じで(笑)

・今回の制作進行について教えてください。

いつも同じなんですけど、曲を制作するときはメロディを大切にしてるので、弾き語りというかギターやピアノを弾きながら口ずさみながら書いていく形がわりと多いです。曲のタイプによってビートから構築していくこともありますけど。
僕はかなり綿密なDemoを最初に作るタイプなので、参加してもらったミュージシャンにはそれを聴いてもらいながらイメージとかムードの共有ができるように丁寧にコミュニケーションします。その上で一旦彼らのイマジネーションに委ねます。数テイク録音してもらって、それを僕がエディットして、各パートの流れを作っていく感じです。イメージの解釈にズレを感じたらリテイクしてもらったりしますけど、気心の知れたメンバーなのでたいがいはスムーズに進みますね。

・制作環境やその過程で苦労した点などを教えていただけませんか?

一人で曲に向き合わなければならない時間がとても長いので、やはり曲を客観視するのがなかなか難しいです。例えばヴォーカル録りにしても自分でPro Toolsを走らせて1テイク歌い終わったら自分でPro Tools止めて、みたいなことを延々と繰り返すので。まぁ慣れましたけど(笑) やっぱりいかに集中力をキープするかということと同時に気持ちの抜きどころをうまく作ることも大切で、そのバランスが重要な気がします。
制作中はこの曲は本当に良い曲なのか、美しいものになっていってるのか、ちゃんと自分らしさが表現できてるかとか色々自問自答を繰り返してしまいますからね。
「綺麗」というのと「美しい」というのは僕の中ではちょっと別物で、聴いてくれた人の中に染み込むようなイメージが「美しい」という言葉にはあって、自分の作品は美しいものであってほしいと思います。

・今回のアルバムコンセプトとアルバムタイトルについて教えてください。

アルバムタイトルはいつもすべての曲が出揃ってから考えます。今回もジャケットの入稿ギリギリまで悩んでました(笑)タイトルってリスナーにとってのイマジネーションの入り口だと思うので。「FEATHER」というタイトルは数年前にとっても感動した、Ashes And Snow(by Gregory Colbert)という展覧会での映像作品からインスピレーションを得ています。あと同時に僕の歌声のもつ浮遊感みたいなものがこの言葉とリンクするようなイメージもあったので「FEATHER」というタイトルに決めました。

楽園のイメージとか癒しの感覚とかそれらはもちろん僕の作品の色ですけど、コンセプトというよりはあくまで僕の中から自然に溢れ出てくるといった感覚で、それよりも聴いてくれた人に「あーこの雰囲気ってJoiならではだよね」とかって言ってもらえるような個性のある作品にすることがもっとも重要かなと。あるSNSの書き込みで「Joiさんの曲はいつも甘い香りがする」って言ってくれた人がいたんですけど、そういうのが僕がいつも目指してるものですね。

・収録曲は10曲と今の時代においてそれほど多くありませんが。

長いアルバム嫌いなんです(笑)
聴き終わって、もう1回聴きたいっていう、イマジネーションの余韻を楽しむような長さっていうのがあると思う。CDの容量一杯に収録されているのは、ちょっと僕には多すぎるかな。 そういう意味で、今回のFEATHERはコンパクトだけど濃い作品になっていて、繰り返し聴きたくなるような感覚になってもらえたら嬉しいですね。

・音のメリハリがあって、DJにとっては前作以上にフロア映えする仕様になっている感じです。

それはたぶんここ1、2年での僕の経験値によるところが大きいような気がします。Body&SoulをはじめとしたLIVEでの経験も大きいし、あと自分の曲がフロアでかかっている場に居合わせたりすると、やはり新鮮に聴こえたり発見することも多いので、そういうちょっとした一つ一つの体感的なものが作品に反映してるんじゃないかなと思います。

・KUNIYUKIさんはどのようないきさつでマスタリング・エンジニアとして参加されることになったのですか?

MySpaceで僕からコンタクトしたのがきっかけです。もともと彼の作品は僕の愛聴盤のひとつだったので。KUNIYUKIさんの音楽が持っている音の深みや、繊細でいて透明感を感じさせるニュアンス、そこに内包されたエネルギーみたいなところにとってもシンパシーを感じていたんです。そこで直接お願いしてみたところ、実に快く引き受けてくれました。

・KUNIYUKIさんのアルバムへの参加がもたらしたものは何だったのでしょうか?

マスタリングというのはある意味その作品の「手触り」を決定するもので、KUNIYUKIさんがもたらしてくれたものは大きかったと思います。ヴォーカルの透明感とか、アンサンブルのもつダイナミクスをとても大切にしながら、とにかくとても丁寧なアプローチで曲に接してくれました。

・今の音楽を取り囲む状況をどのような思っていらっしゃいますか?

今の音楽マーケットの変化について色々感じるところはたしかに多いけど、唯一つ変わらないのは、状況がどう変化しようともアーティストは変わらず作品を作り続けるし表現し続けるってことです。アーティストとして生きるっていうのはそういうことだと思うし。
作品をリリースすること、ライブで伝えていくことはすなわち両輪だし、自分なりの良いバランスで表現していきたいと思ってます。
CD、レコード、配信などリスナーがいろんな方法で音楽を聴く手段があるということは基本的には良いことなんじゃないかなと思う。作品性という意味ではパッケージを楽しんでくれるのがもちろん嬉しいです。ただそれも含めてユーザーにとって選択肢がいろいろあるのはそれだけ音楽に触れて感動するチャンスが多いということでもあるでしょうしね。

Message from Joi

リリースインフォメーション 絶賛発売中!

Jacket_2アーティスト/タイトル FEATHER / Joi
TRACK LIST
 01 Feather Intro
 02 Purified
 03 The Way You Love Me
 04 Full Moon -chillout ocean mix
 05 Unbreakable
 06 You're The One -caribbean mix
 07 Coco's Dance
 08 Amber Stone -interlude
 09 Continuously
 10 Plumeria

試聴はこちらから

Purified

How beautiful-original extended vocal mix

9月 3日, 2010 Interview | | コメント (0) | トラックバック (1)

2010/09/02

SOUND FINDER Interview with DJ KAWASAKI

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僕が初めてDJ KAWASAKIを知ったのは、King streetからKarinをフィーチャーし、リリースされたBlazin'だった。これは彼が海外のレーベルからリリースした唯一のヴァイナルで、今では中古市場でも高値を付けるレアアイテムとなっている。
この中で聴かれる、美しいメロディを伴う浮遊感のあるトラックは2006年に満を持してリリースされた1stアルバム”Beautiful”でも踏襲され、以来DJ KAWASAKIのトレードマークとなった。(僕はここに収録されたShooting starが一番好きだ)
このDJ KAWASAKIらしさは、彼が手がけたリミックス作品の中でも存分に発揮され、DJ KAWASAKIというブランドはクラバーに浸透していったように思われるが、今回届けられたアルバムは今までとは趣がことなるものだ。

デビューアルバムから4年経過し、彼が新たに求めたものは何か?
オリジナル、彼が手がけたリミックスの総販売枚数は30万枚を超え、今やビッグアーティストの仲間入りを果たした、DJ KAWASAKIの新たな挑戦がいまここに。

・2006年にBeautifulのアルバム発売以来、コンスタントに作品をリリースしています。
アルバムそれぞれにテーマがあると思いますが、今回のアルバムのコンセプトとどんなところに特に力を入れたか教えてください。

今回のアルバムのテーマは”ロマンテック”です。”ロマンテック”とは造語で、”ロマンティック”と"テクノ”のこと。
僕がイメージするロマンティックって、往年のディープハウスのメロディアスでソウルフルな部分。テクノというとデトロイトテクノ、それはMoodymanだったりTheo Parrishだったり、Grenn Undergroundだったりの音楽を連想するのですが、これらの音楽の影響が融合したサウンドを作るというコンセプトでした。1stや2ndにもそういう要素は入っていたんですが、アルバム1枚通して作るのは今回初めてでした。

力を入れた部分はアレンジの部分ですね。
今まではピアノやストリングスを使ってサビを華やかに演出するというスタイルだったんですが、3枚目ともなると飽きられてしまうと思い、違うやり方でアプローチしました。制作当初、プロデューサーの沖野修也さんに「ピアノとストリングスを使わずに制作すること」という禁止事項を言われていたこともあったんですが(笑)、結果的にピアノやストリングスを使ってはいるものの、それをメインで制作しているわけではないんです。キーボーディストにもパーツとして演奏してもらったものを編集をしている感じで使っています。

・ギャラクティック・ハウスというものついて説明していただけませんか?

”ロマンテック・ハウス”だと”ロマンティック・ハウス”と間違われるのではないかって思って(笑)。今のジャンル分けって、難しいじゃないですか?このアーティストはジャズで、この作品はソウルで、というような感じでカテゴライズされることが多いと思うのですが、どうせなら自分のジャンルが作ることができればと思って、ギャラクティック・ハウスという言葉を使いました。DJ KAWASAKI=ギャラクティック・ハウスというブランドにしたかったんです。

・1stアルバムにも”Galaxy”という曲が収録されていますが。

昔から銀河というものに対しては意識しているんです。今回のアルバムにはParadiseという曲にCOMA-CHIがボーカルと作詞で参加してくれていますが、歌詞のテーマは、まだ見ぬパラダイスを求めて銀河をさまようというようなストーリーだったんです。COMA-CHIは「パラダイス銀河だ!」って言ってましたけど(笑)

クラブでDJしているとき、ダンスフロアーでみんなで盛り上がって、このダンスフロアーを突き抜けて、銀河に届け!というようなイメージがあって、なんか、一体感から生まれるフィーリングというか、こう、遠くに行ってしまうような感じを常に意識しています。
あと、銀河ってキラキラしたイメージがあって、それがテクノとリンクしているというのもあるかもしれませんね。

・昔みたテレビや映画から影響されているということはないですか?

それはあると思います。Blade runnerとか、近未来感覚って好きなんですよね。作品を作る上では、常にそのようなイメージがあって、それを音楽的なバックボーンにして音楽に反映させていく感じですね。

・ディープ・ハウス、デトロイト・テクノが好きだということですが、どんなアーティストに影響されたのでしょうか?

Theo Parrishには編集のテクニックにはすごく影響されています。古いディスコをループさせることでテクノ感を出すということは参考にしています。あと、Piranhahead。彼のキーボードワーク、アレンジには影響されています。

メジャーシーンのエレクトロはロックな感じで、僕はちょっとかけられないんですが、もっとルーツ的なエレクトロは好きで、Herbie HancockやSylvesterとかPatrick Cowleyなどのエレクトロ感は好きで、これにブギーがプラスされた感じの楽曲、ディスコっていうのかな、ディスコって言っても、ブラックーフィーリングのあるディスコが好きです。

・DJ KAWASAKIというと美メロなピアノを多用した、いなたい曲が多いイメージですが、今回は見事にそれを裏切る出来栄えです(笑)曲作りで苦労された点を教えていただけませんか?

それほど悩んでいないんですよ。テーマを元に制作に入っているので、当初のコンセプトにぶれないように制作しています。実はデモの段階で50曲くらい作っているんです。すごくよい曲もあったのですが、今回のテーマにそぐわないものはあえて収録していないんですよ。

今回収録できなかった曲は自作以降のアルバムで披露していきたいですね。
今のトレンドの音ももちろん意識はしましたが、それだけでなく、自分のルーツとなっているようなディスコ、ブギーを現代的に表現しようと思っているんですよ。

・今回の作品については前2作とは違ったアプローチでリスナーで戸惑う人もいると思いますか?

リリース前にいろんな人に聴いてもらったんですが、違うことをやっていてもKAWASAKIさんの音は分かると言ってくれる人が多くて、うれしかったし、自分も意図したことだったので、狙い通りでしたね。自分らしさをキープしつつ、進化していかないと意味がない。クリエーターとしていつも同じことをやっていては進歩がないので、今回は日本語の曲を入れたり、4つ打ちではない曲を入れたりしています。もちろん昔からのファンももちろん喜んでくれる作品に仕上がったと思っています。これからも新たなどんどんチャレンジをしていきたいと思っています。

・DJ KAWASAKIというと、美メロなウワモノの他、特徴的なトラックがあげられますが、この辺りは何か意識していることはありますか?

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元々MPC3000を使って、曲作りを始めたんですよね。HIP HOP的なアプローチかも知れないです。ただ今回はMPCで作った音もLogicに取り込んで組み上げていますが。やり方は昔から変わらないので、そこが影響しているのかもしれませんね。

・リミックスも数多く手掛けていらっしゃいますが、リミックス作品を制作するうえで、一番気を使うところはどのようなところですか?

どれだけ自分の色にできるか?ということを意識しています。
リミックスだからと言って、機材を変えているわけではないですし。自分が好きなコード感があって、それを使って自分らしい作品に仕上げていくことをいつも考えています。

・リリース後の予定を教えてください。

9/12から全国ツアーが始まります。これからずっと毎週末ツアーに出ることになりますが、現場でインスピレーションを受けることが多いので、自分にとっては大切なことだと思っています。

例えば、「フロアがいっぱいで盛り上がっている曲の後に自分の曲をかけるとしたら何がいいかとか、この曲に打ち勝てる自分の曲を作りたい」ということをよく考えるんですよね。Galactic loveは制作当初からずっとプレイしていましたし、その中で自信をもって送り出した1曲でもあるので、ツアーで全国に行くので、皆さんに楽しんでもらいたいと思います。

・海外での活動を考えたことがありますか?

今までは全然考えていなかったんですが、そろそろ海外に出てもいいかなと考えています。ヨーロッパの国々はツアーしてみたいし、日本に来るミュージシャンやDJにも勧められるので、いつかはチャレンジしてみたい。アジアは頻繁に行ってるのですが、アメリカ、ヨーロッパではまだプレイしたことがないので。

・音楽はノンパッケージ化が進んでいます。アーティストとしてどのように感じていらっしゃいますか?
時代の流れとしては自然な気がします。
自分自身もダウンロードして買いますし、実際ダウンロードじゃなきゃ買えない音源もありますしね。でも、僕自身は地方に行ったときに必ずレコード・ショップを訪れ、ヴァイナルを買います。ほんとに好きなものはダウンロードしたものでも、ヴァイナルを買ったりします。

僕がアルバムをリリースして、認知されたとことはジャケットにインパクトがあったということもあげられると思います。

僕が作っているアンダーグラウンドな音楽とみんなが知っているようなモデルを使うことで、そのモデルを支持するようなファンにも聴いてもらいたかったんです。
HIP HOPの場合はメインストームがJ-POPと垣根がないくらい成熟していると思うのですが、ファッションも音楽とリンクしている。ファッションからも入れるし、音楽からもファッションに入れる。ハウスについてはまだまだそういう感じではないんですよね。
音楽とヴィジュアルがリンクすることによって、ハウスの持つアンダーグラウンドなイメージを払拭したかたった。僕はJAZZも好きなんですが、実はジャケットのコンセプトはBLUE NOTEのアート・ワークをモチーフにしています。ジャズ・ミュージシャンとモデルがコラボレートしているというものの現代版です。
これからもこのコンセプトを変えることなく、音楽とジャケットを楽しんでもらえるような作品を作っていきたいと思います。

Message from DJ KAWASAKI

<INFORMATION>
9/10(金)入場無料!DJ KAWASAKI出演、お月見パーティ開催決定@丸ノ内ハウス
MOON DANCE〜One night luxury party with Soulful & Galactic house music
大都会の夜空を眺めながら、極上のダンス・ミュージックを満喫する特別な夜。一足早い"お月見"を丸の内ハウスにて開催します。ゲストDJは、ニュー・アルバム、『PARADISE』をリリースしたばかりのDJ KAWASAKI。そして、トップ・ブランドのパーティーには欠かせないDJ HICO。2人がプレイするソウルフルでギャラクティックなハウスを心ゆくまでお楽しみ下さい。
東京のナイト・シーンを彩る新しい風物詩が誕生します。

日時:9月10日(金) 20:00-24:00
場所:(marunouchi) HOUSE (新丸ビル7F) http://www.marunouchi-house.com/
出演:DJ KAWASAKI、DJ HICO、MASAKO TSUJII
入場無料
ドレスコード:Silver
英語圏では"SILVER MOON"という表現があるように、月の輝きを銀色に喩えます。月のイメージと丸の内ハウスの巨大ミラー・ボールを重ね合わせるという意味で、今回、このドレス・コードに決定しました。夜の街で光り輝く、銀色アイテムを身に付けてお越し下さい。
お問い合わせ:丸の内ハウス (新丸の内ビルディング7F) 東京都千代田区丸の内1-5-1
03-5218-5100(丸の内コールセンター 受付時間: 11:00〜21:00/日曜・祝日・連休最終日~20:00)

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DJ KAWASAKI 3rd Album "PARADISE" Japan Tour他
イベント出演スケジュール
9/10(金) 東京 MOON DANCE@(marunouchi) HOUSE*
9/18(土) 長崎 Relation 2010@Bg Cafe*
9/19(日・祝前) 京都 Metro
9/22(水・祝前) 神戸 Troop Cafe
9/25(土) 盛岡 players cafe
10/2(土) 金沢 MANIER
10/9(土) 沖縄 Club Be Green
10/15(金) 名古屋 CLUB MAGO
10/16(土) 東京 Tokyo Jazz Meeting@The Room*
10/23(土) 札幌 ACID ROOM
10/30(土) 大阪 NOON
11/6(土) 福岡 O/D
11/13(土) 宮崎 Labo_underground
11/20(土) 宇都宮SPACE LAB π
11/22(火・祝前) 岡山 MARS
12/4(土) 仙台 CLUB SHAFT
12/10(金) 東京 eleven
12/11(土) 長野 FAME
and more
*はゲスト出演
More info

「Paradise feat. COMA-CHI」のMusic Videoが公開中

9月 2日, 2010 Interview | | コメント (0) | トラックバック (1)

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