アーティスト来日情報:祝!Bob Dylan来日万歳!!
祝 ボブ・ディラン来日!
憧れのボブ・ディランがやってくる!! ディランが生きている時代に自分も生きている幸せを確認するためにも、ディランのライブには絶対に行かねばならない。
私にとってのディランは、水と同じような生きるために不可欠なライフラインであり、ディランの歌さえあれば何とか生きていけるような気がする。
でこぼこの禍福はあざなえる縄のごとしの人生を、ずっと歌い続け、しかも懐メロではなく、時代のフロントで活躍し続けるというミュージシャンが他にいるだろうか。
音源もさることながら、私にとってディランは人生のメンターであり、人間としてそういうところがとてつもなく凄いと思うからだ。それは、マラソン中継でランナーの後ろを全速力で追いかけて、一瞬にして小さくテレビの画面から消えてゆく沿道の観客のように、一瞬でもいいから「時代の伴走者」としてディランの後ろを、追いかけていきたいという気分なのである。
もはやディランだけでいい
ディランの作品は20歳のデビュー作『Bob Dylan』から、68歳作『Together Through Life』にわたる20代から60代まで、ほぼ一人の人生タームで48作品(平均すると一年に一枚!)もあるため、ディランを聞き込めば聞き込むほど、それ以外の音楽を聴く余裕はなくなる。そして、ディランは今年69歳になるので、もうまもなく70代のディランも加わることになる。
さらにディランのライブは”Never Ending Tour “と呼ばれ、わりと小さな会場(今回もZeppクラスであるように)で少人数の編成のライブをずーっと旺盛に続けていて、同じ曲でも、時代々々、その時の気分の刹那々々で、全く違う歌い方、アレンジで演奏するため、数多くのブートが出回ることになる(当然コアなディランファンは、今回の来日ライブでも、全公演を観てナンボと思っていることだろう)。そちらに手を出し始めるともはや「蟻地獄状態」なわけで、金と時間の多くをさかれてゆくことになる。よって「聴く」ことに関してはディランさえあればもう充分なのである、というかおっつかない。
ロックの「家元」
1961年、ギターとハモニカひとつでミネソタのちっぽけな町から、ニューヨークにやってきた19歳のディランは、グリニッジビレッジのライブ・カフェ”Café Wha?”に直行する。それから驚くべきペースであれよ、あれよと一年たらずの間にコロンビアからメジャー・デビューを果たし、”Blowin’ The Wind”、”Times,There re Changing”など、ヒット曲を連発、フォーク界におけるスターダムに上り詰めていく。
ところが、プロテストソングの旗手として人気絶頂にあったにもかかわらず、24歳のディランは突如、世間の期待をあっさりと裏切り、”Like A Rolling Stone”で、フォークギターからエレキに持ち替える。それまで作り上げたものをあっさりと捨て去り、新しいことに面と向かうという、このあたりの姿勢もカッコよくて憧れるツボなわけだ。
その後の彼の存在と行動の軌跡は、いわゆる「ロック」という概念に昇華してゆき、ディラン以後のミュージシャンに多大な影響を与え続けているのは周知の事実であろう。ディランは、ロックンロールのリズムとフォークの言葉を融合させ新たな芸風とスタイルを確立することで、”ロックの家元”となった。
サングラスに皮ジャケもディランが初めてやったロック・ファッションだし、マッシュルームカットのアイドル時代のビートルズにマリワナとともに「ロック」を吹き込んだのもディランであり、キース・リチャーズのまるで”マタギ”のようなファッションセンスもディランがモトだし、”Sabtarinian Homesick Blues” で世界で初めてプロモーション・ビデオを作ったのもディランだし、ヒップ・ホップの歌唱スタイルもディランに通じている……などなど、ディランを起源とする様々なカルチャーはあげればきりがない。
もはやディランの人生そのものが、アメリカの大衆音楽の歴史そのものと言っても言い過ぎではないわけである。
人種と文化のるつぼであるアメリカの歴史の中でこれから先、伝統芸能的なものできるとするならば、それは約400年前に京都の四条河原で出雲の阿国が行った興行が、日本の代表的な伝統芸能である歌舞伎になっていったように、ボブ・ディランから始まったということを歴史家が証明することになるだろう……、という具合に彼を思えば、もう妄想は膨らむばかりである。うう、待ち遠しい。
Contributing author : Yoshinori Murakami
公演日程
3月12日(金) Zepp Osaka
3月13日(土) Zepp Osaka
3月15日(月) Zepp Osaka
3月16日(火) Zepp Osaka
[問]大阪ウドー音楽事務所 06-6341-4506
3月18日(木) Zepp Nagoya
3月19日(金) Zepp Nagoya
[問]CBCイベント事業部 052-241-8118
3月21日(日) Zepp Tokyo
3月23日(火) Zepp Tokyo
3月24日(水) Zepp Tokyo
3月25日(木) Zepp Tokyo
3月26日(金) Zepp Tokyo
3月29日(月) Zepp Tokyo
[問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999
ディスコグフィー
1)ボブ・ディラン - Bob Dylan (1962年)
2)フリーホイーリン・ボブ・ディラン - The Freewheelin' Bob Dylan (1963年)
3)時代は変る - The Times They Are A-Changin' (1964年)
4)アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン - Another Side of Bob Dylan (1964年)
5)ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム - Bringing It All Back Home (1965年)
6)追憶のハイウェイ 61 - Highway 61 Revisited (1965年)
7)ブロンド・オン・ブロンド - Blonde on Blonde (1966年)
8)ボブ・ディランのグレイテスト・ヒット - Bob Dylan's Greatest Hits (1967年)
9)ジョン・ウェズリー・ハーディング - John Wesley Harding (1967年)
10)ナッシュヴィル・スカイライン - Nashville Skyline (1969年)
11)セルフ・ポートレイト - Self Portrait (1970年)
12)新しい夜明け - New Morning (1970年)
13)グレイテスト・ヒッツ第2集 - Bob Dylan's Greatest Hits Vol.2 (1971年)
14)ビリー・ザ・キッド - Pat Garrett and Billy the Kid (1973年)
15)ディラン - Dylan (1973年)
16)セルフ・ポートレイトのアウトテイク集
17)プラネット・ウェイヴズ - Planet Waves (1974年)
18)偉大なる復活 - Before the Flood (1974年)
19)血の轍 - Blood on the Tracks (1975年)
20)地下室(ザ・ベースメント・テープス) - The Basement Tapes (1975年)
21)欲望 - Desire (1976年)
22)激しい雨 - Hard Rain (1976年)
23)武道館 - Bob Dylan At Budokan (1979年)
24)ストリート・リーガル - Street-Legal (1978年)
25)スロー・トレイン・カミング - Slow Train Coming (1979年)
26)セイヴド - Saved (1980年)
27)オー・マーシー
28)ショット・オブ・ラブ - Shot of Love (1981年)
29)バイオグラフ - Biograph (1985年)
30)インフィデル - Infidels (1983年)
31)リアル・ライヴ - Real Live (1984年)
32)エンパイア・バーレスク - Empire Burlesque (1985年)
33)ノックト・アウト・ローデッド - Knocked Out Loaded (1986年)
34)ディラン&ザ・デッド - Dylan & The Dead (1989年)
35)ダウン・イン・ザ・グルーヴ - Down in the Groove (1988年)
36)オー・マーシー - Oh Mercy (1989年)
37)アンダー・ザ・レッド・スカイ - Under The Red Sky (1990年)
38)グッド・アズ・アイ・ビーン・トゥ・ユー - Good As I Been To You (1992年)
39)トリビュート・コンサート - The Bob Dylan 30th Anniversary Concert (1993年)
40)奇妙な世界に - World Gone Wrong (1993年)
41)グレイテスト・ヒッツ第3集 - Bob Dylan's Greatest Hits Vol.3 (1994年)
42)MTVアンプラグド - MTV Unplugged (1995年)
43)タイム・アウト・オブ・マインド - Time Out of Mind (1997年)
44)エッセンシャル・ボブ・ディラン - The Essential Bob Dylan (2000年)
45)ラヴ・アンド・セフト - Love and Theft (2001年)
46)モダン・タイムズ - Modern Times (2006年)
47)ディラン - Dylan (2007年)
48)トゥギャザー・スルー・ライフ-Together Through Life(2009年)
49)クリスマス・イン・ザ・ハート - Christmas in the Heart(2009年)
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1月 13日, 2010 SOUND FINDER talks | Permalink | コメント (0) | トラックバック (0)



